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ひっそり2017年モデル

そろそろアクシス Z のパーツカタログがヤマハの部品情報検索に掲載されるころなので、今か今かとチェックしていたりする。そんな部品情報検索を見ていて、ひっそり2017年モデルが出ているモデルがいくつもあったので、まとめてここに。

XT250 2017 B1H1 [SEROW]
XT250 2017 B1H1

このひっそり2017年モデルが出ているモデルは発売終了が決まっていたり、発売終了が噂されているものばかり。


まずは、CP250 MAXAM から。CP250 は販売中だったの2014年と2015年のカラーを引き継いで、2017年モデルとして発売された。2014年モデルからの一覧を。

code name year colour remarks
1B7E CP250 2014 DARK GRAY METALLIC N
VERY DARK ORANGE METALLIC 1
MAXAM
1B7F CP250 2015 SILKY WHITE MAXAM
1B7G CP250 2017 DARK GRAY METALLIC N
VERY DARK ORANGE METALLIC 1
MAXAM
1B7H CP250 2017 SILKY WHITE MAXAM

続けて XT250 SEROW の2017年モデル。2016年と同じカラーリングで発売されている。

code name year colour remarks
1YBN XT250 2016 PURPLISH WHITE SOLID 1 / DCM2
BEIGE
PURPLISH WHITE SOLID 1 / DYRC4
SEROW
B1H1 XT250 2017 PURPLISH WHITE SOLID 1 / DCM2
BEIGE
PURPLISH WHITE SOLID 1 / DYRC4
SEROW

2017年のモデルコードが新しく B1H になっているので、1YB のモデルコードは使い切ったのだっけと思い、2016年からの 1YB のモデルコードを調べてみた。

code name year country remarks
1YBH XT250G 2016 USA
1YBJ XT250GC 2016 カリフォルニア
1YBK XT250G 2016 カナダ
1YBM XT250G 2016 オーストラリア
1YBN XT250 2016 日本 SEROW
1YBP XT250 2016 フィリピン SEROW
1YBR XT250H 2017 USA
1YBS XT250HC 2017 カリフォルニア
1YBT XT250H 2017 カナダ
1YBU XT250H 2017 オーストラリア

あと4つ空いてそうなのに、モデルコードを新しく振り直したようである。

XT250 とは兄弟モデルの XT250X の2017年モデル。前のモデルは2008年だったので、10年近く新しくモデルコードが振られていない状態だった。2008年モデルと、2017年モデルの表を。

code name year colour remarks
5C13 XT250X 2008 PURPLISH WHITE SOLID 1
5C14 XT250X 2017 PURPLISH WHITE SOLID 1

XT250 とは同じエンジンを搭載した XG250 トリッカーの2017年モデル。トリッカーも前のモデルは2014年なので3年ぶり。

code name year colour remarks
5XTB XG250 2014 MAT BLACK 2
DEEP ORANGE METALLIC 7
TRICKER
5XTC XG250 2017 MAT BLACK 2
DEEP ORANGE METALLIC 7
TRICKER

XVS250 ドラッグスターの2017年モデル。販売中だった2013年と2015年と2016年のカラーを2017年モデルとして発売。

code name year colour remarks
19D6 XVS250 2013 DEEP RED METALLIC K DragStar
19D7 XVS250 2015 MAT GRAY METALLIC 3 DragStar
19D8 XVS250 2016 BLUISH WHITE PEARL 1 DragStar
19D9 XVS250 2017 BLUISH WHITE PEARL 1 DragStar
19DA XVS250 2017 MAT GRAY METALLIC 3 DragStar
19DB XVS250 2017 DEEP RED METALLIC K DragStar

排気量があがって、400cc クラスに。まずは、ドラッグスター XVS400/XVS400C の2017年モデル。継続販売中だった濃い赤がなくなったが、それ以外は2017年モデルとして発売。

code name year colour remarks
35C7 XVS400C 2014 BLACK METALLIC X
VERY DARK RED METALLIC 2
DragStar
35C9 XVS400C 2016 BLUISH WHITE PEARL 1 DragStar
35CA XVS400 2016 MAT GRAY METALLIC 3
BLUISH WHITE PEARL 1
DragStar
35CB XVS400C 2017 BLACK METALLIC X DragStar
35CC XVS400 2017 MAT GRAY METALLIC 3
BLUISH WHITE PEARL 1
DragStar
35CD XVS400C 2017 BLUISH WHITE PEARL 1 DragStar

そして最後に SR400 の2017年モデル。去年2016年に発売していた60周年記念モデルが無くなって、2016年の通常モデルを引き継いだ。

code name year colour remarks
3HTX SR400 2016 DARK GRAYISH LEAF GREEN METALLIC 1
YAMAHA BLACK
3HTY SR400 2016 LIGHT REDDISH YELLOW SOLID 1 60th Anniv.
B0H1 SR400 2017 DARK GRAYISH LEAF GREEN METALLIC 1
YAMAHA BLACK

SR400 も新しいモデルコード B0H が振られている。これは 3HT を使い切ってしまったため。この感じだと、モデルコードが B0H の最初で最後のモデルになりそう。

他のモデルについては、2017年モデルが出たということでニュースリリースが出ている。上記に挙げられたモデルについては色も装備も変更がなかったためニュースリリースはなかった。色も装備も変更がないのになぜ2017年モデルとしてモデルコードが付けられたのか。それは平成28年排出ガス規制の影響のようである。

平成28年排出ガス規制は、継続生産車について2017年8月いっぱいまで対象とならない。前にモデルコードを振っているのであえて振り直す必要はないとは思うのだけど、排出ガス規制前ということで新たに振り直して8月いっぱいまで生産をするためなのでしょう。平成28年排出ガス規制ではさらに OBD システムやキャニスターの装着が必要となってきたりして、価格の上昇は避けられない。排出ガス規制もあるので馬力にも影響するだろうし、新車を購入するなら今年が良い機会になっている。

そんなことを考えながら、アクシス Z のパーツカタログを待つ日々。

CP250 MAXAM / MORPHOUS

少し昨日の続きで、今日はマグザム CP250 MAXAM について。Tricker と同じく、この CP250 も輸出されていた時期があった。日本で発売された2005年に USA でも発売され、名前は MAXAM ではなく MORPHOUS だった。その USA 向け MORPHOUS は売れていなかったのか、3年ほどで発売終了となってしまった。

CP250_1B7F_A_00

morphous と言う言葉は「形を成す」と言った意味の接尾辞で、「アモルファス合金」のモルファスの部分のように使われる。ギリシャ神話に出てきたり、マトリックスにも登場するモーフィアスと同じ綴りかと思ったけど、そちらは Morpheus で異なる。でも、どちらも元はギリシャ語の morphe からきているらしく。


そんな話はおいて、CP250 のモデルコードは日本でも USA でも共通で 1B7 が使われている。いつものように一覧なのだけど、写真を後側にしてみた。

1B71
2005
日本
CP250_1B71_ACP250_1B71_B
CP250_1B71_CCP250_1B71_D
CP250_1B71_E
1B72
2006
USA
CP250_1B72_ACP250_1B72_B
1B74
2006
日本
CP250_1B74_ACP250_1B74_B
CP250_1B74_CCP250_1B74_D
CP250_1B74_E
1B75
2007
日本
CP250_1B75_ACP250_1B75_B
CP250_1B75_CCP250_1B75_D
1B76
2007
USA
CP250_1B76_ACP250_1B76_B
1B77
2007
日本
CP250_1B77_ACP250_1B77_B
CP250_1B77_CCP250_1B77_D
CP250_1B77_E
1B78
2008
USA
CP250_1B78_A
1B7B
2010
日本
CP250_1B7B_ACP250_1B7B_B
CP250_1B7B_CCP250_1B7B_D
1B7C
2012
日本
CP250_1B7C_ACP250_1B7C_B
1B7D
2012
日本
CP250_1B7D_A
1B7E
2014
日本
CP250_1B7E_ACP250_1B7E_B
1B7F
2015
日本
CP250_1B7F_A

日本向けとUSA向けの違いがわかりやすいように写真を並べてみる。USA 向けはロゴの違い以外に
・スクリーンの色が透明
・先端部の色が車体色ではなく黒
・フロントフォークにリフレクタがある
・ナンバープレート横にリフレクタがある
といった違いが確認できる。見えないところでは、USA 向けはチャコールキャニスタがあったり、リアのサスペンションが異なっていたり。

CP250_1B71_E_00
日本向け 1B71 MAXAM
CP250_1B76_B_00
USA 向け 1B76 MORPHOUS

と書いたけど、上のモデル一覧表の 1B72 の写真に違和感を感じたかもしれない。もし、MAXAM 検定があったら、こんな感じになる。

級外 違和感を感じない
3級 言われて気が付いた
2級 言われる前から気が付いた
1級 気が付いたけど、元の USA での画像もそうなってるのを知っている

画像を大きくしてみる。ちょっと見辛いのだけど、ロゴは MORPHOUS とあって先端部は黒であるのに、スクリーンが黒いしリフレクタも無い。一応部品も確認してみたけど、写真の方が間違いで、本来ならスクリーンは透明で、リフレクタも付いている。

CP250_1B72_B_00

写真撮影時に間に合わなかったのか、CG で作って変更するのを忘れたのか、良くわからないけど YAMAHA のうっかりなのかな。

この透明のスクリーンの部品番号は 1B7-Y2881-11 で、日本のヤマハの部品検索で入力してみると、14256円と値段が付いて在庫もありになっている。入手できる可能性が大いにある。

そんな MAXAM は現在日本向けのみ作っているので、売り上げによってすぐにも発売中止になる可能性がある。気になる人は早めに手に入れることをお勧めする。