判明したモデルコードや年式など(2017年7月)

バタバタと情報が入ってきたので、各ページの更新と共にまとめて書いておこうかと。

XV19FD 2018 2DF2 [Star Venture TC]
XV19FD 2DF2

まずは、突然登場した Star Venture について。モデル年は2018年になり、モデルコードは 2DF となる。モデル名は XV19F で、Star Venture TC は XV19FD となる。貰った情報によると、モデルコードの対応はこうなるとのこと。

code name year country remarks
2DF1 XV19FJ 2018 USA Star Venture
2DF2 XV19FDJ 2018 USA Star Venture TC
2DF3 XV19FJ 2018 カナダ Star Venture
2DF4 XV19FDJ 2018 カナダ Star Venture TC

モデルコードが B で始まらないことにまだ疑っていたりしたが、やっぱり 2DF で良いみたい。


続けて、ヨーロッパでモデルチェンジした X-MAX 400 について。モデル名は CZD400 になりそうと書いたが、変わらず YP400R となる。モデル年は2018年で、モデルコードは BL1 となった。

YP400RA 2018 BL11 [X-MAX 400]
YP400RA BL11

MBK モデルも出ていて、こちらも引き続き Evolis 名で発売される。モデルコード一覧はこうなる。

code name year country remarks
BL11 YP400RA 2018 欧州 X-MAX 400
BL12 YP400RA 2018 欧州 Evolis 400

続けて、7月20日に発表された CYGNUS X SR について。少しややこしくて、Movistar Yamaha MotoGP Edition については2018年モデルで、モデルコードは BF9 を引き続き使って BF94 となる。

XC125SR 2018 BF94 [CYGNUS X SR Movistar Yamaha MotoGP Edition]
XC125SR BF94

通常版の CYGNUS X SR は2017年モデルで、モデルコードは BF93 となる。この BF93 の CYGNUS X SR については4月に書いたのだけど、だいぶ早く書きすぎたことになる。7月20日に発表された CYGNUS X SR を表にすると、こんな感じに。

code name year country remarks
BF93 XC125R 2017 日本
BF94 XC125SR 2018 日本 MotoGP Edition

ほぼ同時期に台湾ヤマハでも SR は付かないが CYGNUS X Movistar Yamaha MotoGP Edition が発売された。こちらは2017年モデル。表にするまでもないが、お決まりなので。

code name year country remarks
2UB4 NXC125RA 2017 台湾 MotoGP Edition

発表はされていないが、日本で YW125 BW’S125 の2018年モデルも発売されるようで、モデルコードは引き続き BG1 が使われて BG12 となる。やっぱり、表にすると。

code name year country remarks
BG12 YW125MH 2018 日本 BW’S 125

7月25日に発表された JOG シリーズについて。このモデルも CYGNUS X SR と同様、2017年モデルと2018年モデルが混在している。まず、CYGNUS X SR と同様 Movistar Yamaha MotoGP Edition については2018年モデルで、モデルコードは 3P3 を引き続き使って 3P3Y となる。これで 3P3 は使い切ってしまった。

CE50ZR 2018 3P3Y [JOG ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition]
CE50ZR 3P3Y

通常版の JOG / JOG DELUXE / JOG ZR / JOG PETIT は2017年モデルで、モデルコードはそれぞれ 3P3P / 3P3R / 3P3S / 3P3T となる。これも、5月に「CE50最後のヤマハ製JOGか」として書いたモデルで、やはり早く書きすぎたことになった。7月25日に発表された JOG シリーズを表にする。

code name year country remarks
3P3P CE50J 2017 日本
3P3R CE50S 2017 日本 DELUXE
3P3S CE50ZR 2017 日本 ZR
3P3T CE50P 2017 日本 PETIT
3P3Y CE50ZR 2018 日本 MotoGP Edition

CYGNUS X SR も JOG も早く書きすぎたことになったが、逆に言うとヤマハが発売を伸ばしていたとも言える。在庫の状況に加えて、排出ガス規制で売れ行きの予測が難しかったのでしょう。これからの JOG シリーズを含めて、動向を予測するのは大変である。

JOG と VINO が28年度規制を通して発売に

JOG と VINO が28年度排出ガス規制を通して発売すると発表された。
その前に、ヤマハファクトリーレーシング鈴鹿8時間耐久ロードレース3連覇おめでとう!

鈴鹿8時間耐久ロードレースV3

去年と同様、R1 の圧倒的な速さで、安定感の走りだった。カラーは違うけど、発表された JOG-ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition の売り上げも伸びることでしょう。

そんなヤマハは昨年に原動機付自転車についてホンダと協業を検討していると発表しており、28年度排出ガス規制対応モデルはホンダ製になるのではとも予想していたが、ヤマハ製で発売されるということで。

XC50D VINO 限定版
XC50D VINO 限定版

先日書いた「CE50最後のヤマハ製JOGか」という予想は、幸いにも間違っていたことになる。この調子だと、VOX なども排出ガス規制に対応して発売されそうである。


今回発表されたモデルが2017年モデルになるのか、2018年モデルになるのか今のところ不明で、モデルコードも不明である。

2017年8月1日追記
JOG の通常モデルについては2017年モデルで、以前書いた「CE50最後のヤマハ製JOGか」のモデルが発売された感じとなった。
Movistar Yamaha MotoGP Edition については2018年モデルで、モデルコードは 3P3Y となる。7月25日に発表された JOG シリーズを表にすると。

code name year country remarks
3P3P CE50J 2017 日本
3P3R CE50S 2017 日本 DELUXE
3P3S CE50ZR 2017 日本 ZR
3P3T CE50P 2017 日本 PETIT
3P3Y CE50ZR 2018 日本 MotoGP Edition

VINO / VINO Molfe については2017年モデルの扱いで、モデルコードは以前からの 2WP / 37B を継続して使っている。こちらも一覧にすると。

code name year country remarks
2WPD XC50X 2017 日本
37B9 XC50H 2017 日本 Molfe

この排出ガス規制に対応して、スペックと値段はどう変わったのか比較してみようかと思う。ここはベーシックなところで CE50 の JOG で比較してみる。

model CE50J CE50
year
code
2017年
BF61
2017年7月発表
価格(税込) 160,920円 171,720円
排気量 49 cc 49 cc
ボア×ストローク 52.4 × 57.9 52.4 × 57.9
圧縮比 12.0:1 12.0:1
馬力 3.1 kW 3.2 kW
トルク 3.9 Nm 4.1 Nm
全長 1685 mm 1685 mm
全幅 650 mm 650 mm
全高 1035 mm 1035 mm
装備重量 84 kg 84 kg
届出燃費 66.0 km/L 69.7 km/L
燃料容量 4.4 L 4.4 L

驚くことに、価格は高くなったものの重量は変わらず、エンジンのスペックは燃費を含めて上がっている。マフラーなど外観に違いがあるのか写真を比べて見たが、同じだった、と言うより規制前モデルと同じ写真を使っていた。

排出ガス規制に対応することで値段が高くなり、単純に考えてそのままでは販売数が落ちてしまう。それをスペックを上げてくることで販売数を落とさないようにとしているのでしょう。大変だったと想像は付くが、来年製造をやめてしまうかもしれないモデルに対して施すには、もったいない気がしてくる。