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2020年モデル その1 (~120cc)

毎年恒例にして3年目の、年モデル一覧。書いていて、ブルキナファソ向けモデルなんて書いて誰が参考にするのかと単純に思ったりするが、そこは正確性のための要素として目を瞑ることにして。今回はその2020年モデルのうち電動車と、排気量が 120cc までの一覧を。

T115 2020 B0X2
T115 B0X2

毎年のように、どこの排気量で区切って、何ページに収めるかと悩むところである。さらに、ある資料では確認ができているものの、発売されているか怪しいモデルもあったりして、そこの判断も難しいところ。現地の web ページも含めて、2つ以上の資料で確認してから掲載するようにはしている。


まずは、50cc クラスの一覧をモデルコード順になのだけど、去年に引き続き電動の自動二輪車が発売されているので、電動のモデルから。

name code country remarks
EHG050-A BEN2 台湾 EC-05
EHG050 BEN3 台湾 EC-05

Gogoro 製造の EC-05 に ABS モデルが発売された。また、ABS 無しのモデルも昨年の初期モデルからいくつか改良が施されている。来年も2021年モデルの E-Vino が発売されているために電動の自動二輪車からとなる予定である。
排気量別に戻って、50cc クラスのモデル一覧を。

name code country remarks
PW50L2 2SAK USA、カナダ
PW50 2SAL 欧州、日本
PW50L 2SAM 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
TT-R50EL BEG1 USA
TT-R50EL BEG2 カナダ
TT-R50E BEG3 欧州、南アフリカ
TT-R50EL BEG4 豪州、ニュージーランド

YW50 が製造終了となり、日本で発売されているホンダ製の JOG や Vino も継続販売され、BX50 [GEAR] も継続販売のため、とうとう公道モデルとして2020年モデルの 50cc クラスの発売がない事態になった。30年前からすると考えられない状況である。
続けて、64cc の YZ65 の一覧を。

name code country remarks
YZ65L BR85 USA、カナダ
YZ65 BR86 欧州
YZ65 BR87 日本
YZ65L BR88 豪州

YZ65 も YZ85 も数が少ないし競技向けなため、まとめても良かったかもと書いてから思って。
続けて 84cc の YZ85 の一覧を。

name code country remarks
YZ85LW B0G4 欧州
YZ85LWL B0G5 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
YZ85LW B0G6 日本
YZ85L B4B4 USA、カナダ
YZ85L B4B5 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
YZ85 B4B6 日本

YZ85 については、特に大きな変更もなく昨年と同様の表となっている。
昨年ではここで一度ページを切っていたが、100cc 以下のモデルがあまりにも少なくなってしまったため、110~120cc 帯の 110cc クラス一覧を。

name code country remarks
T110C 1DUE ブルキナファソ FUZZY
T110C 1DUF ブルキナファソ FUZZY
T115FL-5 1FCR ベトナム SIRIUS
T115FL-1 1FCS ベトナム SIRIUS
T115FL-2 1FCT ベトナム SIRIUS
T115FL-5 1FDR フィリピン SIGHT
T115FL-2 1FDS フィリピン SIGHT
T115FSEC 2SU6 インドネシア JUPITER Z1
T115FS-5 2VPC ベトナム JUPITER
T115FS-5 2VPD ベトナム JUPITER
T115FSEC 2WB6 マレーシア LAGENDA
T110C 40BV メキシコ CRYPTON
T110C 40BW メキシコ CRYPTON
T110C 40BX ペルー CRYPTON
T115FL-4 B0X1 中国 T115
T115FL-5 B0X2 中国 T115
XC115M B2B6 台湾 CUXI
T115FSEC B3S3 フィリピン FORCE i
XC115B B4N3 アルゼンチン RAY ZR
T115FL-2 B4Y5 ラオス FINN
T115FL-2P B4Y6 ラオス FINN
T115FL-5 B4Y7 ラオス FINN
TT-R110EL B51M USA
TT-R110EL B51N カナダ
TT-R110E B51P 欧州
TT-R110EL B51R 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
XC115BD-C B62D インド RAY ZR
XC115BD B62E ホンジュラス、バミューダ RAY ZR
T115FL-2 B6F5 タイ FINN
T115FL-2P B6F6 タイ FINN
T115FL-5 B6F7 タイ FINN
T115FL-5C B6F8 タイ FINN
T110C BGR1 ウルグアイ CRYPTON
T110C BGR6 メキシコ CRYPTON
T110CL-2 BGY4 ベトナム SIRIUS
T110CL-1 BGY5 ベトナム SIRIUS
T110CL-5 BGY6 ベトナム SIRIUS
XC115B BH56 メキシコ RAY ZR
YD110D-4 BHA1 ナイジェリア CRUX
XC115F BL76 メキシコ ALPHA
YC110D-4 BX65 コートジボワール、
グアテマラ、タンザニア
YC-Z
YD110-1 BY15 アフリカ CRUX
YD110-1 BY23 ケニア CRUX
YD110-1 BY15 アフリカ CRUX
YD110-4 BY49 アフリカ CRUX
YD110-1 BY4A アフリカ、モンゴル CRUX
YD110-4 BY4B アフリカ、モンゴル、
ホンジュラス
CRUX
YD110D-4 BY54 ケニア CRUX

アジアでは 110cc クラスが 125cc クラスへと移行したために、かなり数を減らしている。逆に増えているのはアフリカ諸国での YD110 ぐらいである。実質的な新モデルも無く、来年以降も電動車以外の新モデルは望めそうにない状況である。

次回は 125cc クラスの予定。125cc クラスだけだと見た目上寂しいため、その上のクラスも含めたいところだけど、2020年モデルの T135 が発売されていない。そのため、その上となると 150cc クラスになる。150cc クラスを合わせると、とんでもなく数が多くなって長くなってしまうので、125cc クラスのみにする予定。

MTN850[MT-09]がモデルチェンジしてMTN890に

今日は、モデルチェンジして排気量が増えた MT-09 についてを。
先日ヨーロッパで MT-09 の発表があり、MT-09 がモデルチェンジされた。と呑気なことをしていたら昨日 MT-09 SP も発売されてしまった。

MTN890 2021 B7N1 [MT-09]
MTN890 B7N1 MT-09

まず大きな変更として、エンジンがストロークアップされ、排気量がこれまでの 847.2cc から 890.2cc へと増えた。それに伴い、馬力やトルクが増えているが、燃費は良くなっている。この辺りは今年より適用されるヨーロッパの排出ガス規制 Euro5 が影響している。


排気量増加に伴い、モデル名は MTN850 から MTN890 となり、モデルコードは B7N が割り当てられた。現在わかっているモデルコードは以下の通り。

code name year country remarks
B7N1 MTN890 2021 欧州 MT-09
B7N8 MTN890 2021 南アフリカ MT-09

モデルコードが6つ空いているため、ここにオーストラリア、北米の3つ、ロシア、日本が入ってくるのでしょう。
新旧を写真で比較してみる。

MTN850 2020 BS2T [MT-09]
MTN850 BS2T
MTN890 2021 B7N1 [MT-09]
MTN890 B7N1

見た目上の大きな違いは、ヘッドライトが2灯から1灯になったこと。それと、4年前のモデルチェンジでフェンダーがスイングアームへ片側マウントされて、そこにブレーキランプやナンバープレートが装着されていたが、リアフェンダーをフレーム後部から伸ばす形に戻している。

MTN850 2020 BS2T [MT-09]
MTN850 BS2T
MTN890 2021 B7N1 [MT-09]
MTN890 B7N1

あとは、ブレーキマスターシリンダーが別体式リザーバータンクになった。MT-09 で別体式にする必要があったのかなと考えてしまう。

MTN890 B7N1

気になるところとして、フレームの目立つところにレギュレーターレクチファイヤーが付いて、カバーもないため「ん?」と思ってしまった。

MTN890 B7N1

レギュレーターレクチファイヤーの反対側の左側は何も装着されていないが、SP モデルではリアサスペンションのリザーバータンクとアジャスタが付いている。

MTN890D

マフラーの排気口がどこだろうと探してみると、マフラー下部に左右にあった。この排気を大量に出すと、VTOL機のように…、はならないと思う。

MTN890 B7N1

排気量が増え、厳しくなった排出ガス規制を通したにも関わらず、4kg の軽量化となっている。フレーム形状を変更し、後部フレームはアルミニウムに、さらにホイールにまで手を入れて重量をそぎ落としている。コンピューター解析のおかげという言葉で済ますこともできるが、技術者の努力があって実現した結晶なのでしょう。この点は今回のモデルチェンジにおけるヤマハの本気を感じるところである。

次回から、毎年恒例の2020年モデル一覧にする予定。確認作業に時間がかかるため、気合を入れないと。