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日本でNMAX 155が発売など

10日以上前になってしまったが、ヤマハ発動機は3月7日に NMAX 155 の発売を発表した。

GPD150 2017 [NMAX 155]
NMAX 155 2017 日本

日本ではマジェスティ S (SMAX)が発売されているので、NMAX 155 の販売は予想外だった。NMAX 155 の発売でマジェスティ S は発売終了になるのかとも思ったが、マジェスティ S は9月までキャンペーンをやっている最中。発売終了になるかどうかは不明だけど、しばらくは併売になるようである。


モデル名は GPD150-A なるが、モデルコードは今のところ不明。モデルコードは BV41 になると思っていたが、ヨーロッパ向けが BV41 になってわからなくなってしまった。
日本向けを含めて GPD150 はインドネシア製造だけど、ブラジル向けだけはフレームに 9C6 が打ってあるのでブラジル製造のようである。今わかっている NMAX 155 のモデルコードは以下のような感じ。各国で呼び名が違うので、それも伏せて入れてみる。

code country pet name
2DP インドネシア NMAX
ベトナム NM-X
タイ NMAX
フィリピン NMAX
BC2 メキシコ NMAX(一部 N-MAX 表記)
コロンビア NMAX(一部 N-MAX 表記)
BC1 マレーシア NMAX
B55 ブラジル NMAX 160
BV4 ヨーロッパ NMAX 155

日本やヨーロッパだと NMAX は 125cc 版のことだけど、国によっては 155cc 版を指すことになる。さらにブラジルでは NMAX 160 だったり、ベトナムだと NM-X とばらばらである。

ベトナム NM-X
GPD150 2DP8 NM-X

そんなときのために GPD150 というモデル名があるのだけど、ブラジルではそれを使わずに NMAX160-A というモデル名になっている。数字だけでも 150, 155, 160 と好き勝手な感じだし、混乱の一途である。

話は少し変わって、ヨーロッパのヤマハでは昨年11月に NMAX 155 の発売を発表した。そして、いつの間にか発売されていた。

GPD150-A 2017 BV41 [NMAX 155]
GPD150 BV41

ヨーロッパ向けモデルを確認するときは、いつもフランスか UK のヤマハの Web ページを見ているため、全く気が付かなかった。
このヨーロッパ向け NMAX 155 については、イタリアギリシャなどの国の Web ページで確認できる。

そのヨーロッパで販売している国のヤマハでは、カスタマイズをインタラクティブで見ることができる Web ページがある。ヤマハイタリアの Web ページでも良いが、マケドニアなどの英語を使っている Web ページを見るほうがわかりやすいと思う。面白くてカスタマイズの参考になる。

NMAX 155 カスタマイズ
GPD150 BV41 Customize

今、日本のヤマハでは 125cc クラスのスクーターと 155cc クラスのスクーターのラインナップが多い。

125 クラス

BW’S125
NMAX
アクシス トリート
アクシスZ
シグナスX SR
トリシティ125

125cc クラス
155cc クラス

NMAX 155
マジェスティ S
トリシティ155

155cc クラス

かつてないぐらいの多さではないだろうか。いくつか今年中に消えるかもしれないが、選択肢が多いのはうれしい限り。

日本でTMAX530が発売に

10日も前の話になるが、海外では発売予告されていた XP530 が日本でも発売になるとヤマハ発動機から発表された。

XP530 2017 BC34 [TMAX 530]
XP530 BC34

ヨーロッパでは TMAX / TMAX SX / TMAX DX の3バリエーションの販売だが、日本では TMAX SX と TMAX DX の2バリエーションとなる。


モデル名は、ヨーロッパモデルと同じように DX が XP530D-A に、SX が XP530-A になる。モデルコードも同じように DX が BC34 に、SX が BX34 に。
いつものように、モデルコード一覧を。せっかくなので、わかっているヨーロッパ向けモデルも入れてみる。

code name year country remarks
BC31 XP530D-A 2017 欧州、南アフリカ DX
BC34 XP530D-A 2017 日本 DX
BV11 XP530E-A 2017 欧州、南アフリカ
BX31 XP530-A 2017 欧州、南アフリカ SX
BX34 XP530-A 2017 日本 SX

日本向け DX のモデルコードが BC34 で、ヨーロッパ・南アフリカ向けが BC31 なので、間が2つ開いている。同様に SX でも2つ開いている。開いているところは台湾向け、ロシア向け、カナダ向け、オーストラリア向け辺りが入ってきそう。

アルミニウムフレームでかなりの軽量化を施したが、値段の方は軽量化できなかったようで SX モデルでも現行よりだいぶ高くなる。装備を考えると仕方ないと思うところもあるが、個人的にはちょっと手が出し辛くなったなという感じ。キャッチコピーに「大人の週末は、さらに贅沢です。」とあって、これをどう解釈するべきか考えてしまった。

日本向けでは DX に搭載されているクルーズコントロールを外してくると予想していたが、そのまま搭載するようである。これはうれしい誤算。日本ではあまりクルーズコントロールを使う機会はないかもしれないけど、高速道路では腕の疲れ具合が違う。その他の装備も含めてヨーロッパ向けと比較してみた。

TMAX TMAX
SX
TMAX
DX
TMAX
SX
TMAX
DX
コード BV11 BX31 BC31 BX34 BC34
販売国 欧州 欧州 欧州 日本 日本
トラクションコントロール
TFT 表示パネル
キーレススマートキー
センタースタンドロック
バッテリー充電ソケット
Dainese セーフティシステム
D-MODE
MY TMAX コネクト
内側パネル高品質仕上げ
クルーズコントロール
グリップ&シートヒーター
電動スクリーン

MY TMAX コネクト (MY TMAX CONNECT) は、遠隔地からでもスマートフォンを使って自分の TMAX がどこにあるかの情報を受け取ったり、クラクションやウィンカーを動作させることができるもの。ヨーロッパ向けでは TMAX に GPS を搭載し、Vodafone の電波を使って情報のやり取りをして実現している。非常に素晴らしい機能なのだけど、日本向けでは法規的な問題か携帯電話キャリアとの連携が問題なのか、搭載が見送られている。ここは残念なところ。

MY TMAX CONNECT
MY TMAX CONNECT

MY TMAX コネクトは外されたが、TFT メーターパネルにクルーズコントロールと、これまでとは違う次世代のスクーターになっている。日本で見られる日が楽しみである。