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XMAX日本向けの特徴など

少し XMAX (250) の日本向けの情報が入ってきたので、インドネシア向けなどと比較しようかと。

CZD250 2018 BG63 [X-MAX 250]
CZD250 BG63

CZD250 の XMAX (X-MAX 250) が発売されているのは三カ国で、その三カ国はインドネシアと日本とトルコ。これ以外に 300cc クラスではなく 250cc クラスが発売される可能性があるのはマレーシアぐらいなのだけど、今のところマレーシア向けは確認されていない。


ということで、まずは現在発売が確認されているモデルコード一覧を。トルコは XMAX 300 と XMAX 250 の両方売られている珍しい国である。

code name year country remarks
BG61 CZD250-A 2017 インドネシア
BG62 CZD250-A 2018 日本
BG63 CZD250-A 2018 トルコ

メインハーネスを追っていくと、インドネシア向けには無くて、日本向けとトルコ向けには付いているコネクタがあった。これは何だろうと追っていって判明した。グリップヒーター用のコネクタで、確かにインドネシア向けには不要だなと納得。だけど、朝5時のクリムト山頂とかは寒かった記憶がある。

グリップヒーター
GRIP HEATER

インドネシア向けとトルコ向けには無いが、日本向けだけに付いているコネクタもあった。そのコネクタは何かと追っていくと、多分だけど盗難防止アラームのもの。

盗難防止アラーム
Antitheft Alarm

日本向けは他にも排出ガス規制に対応するために ECU なども変更になっており、さらに点火時期も早くなっているようである。パーツカタログがまだ出てないようだけど、試しに ECU の部品番号 BG6-H591A-10 を部品情報検索に入れてみたら「価格未定」の扱いだった。早すぎたようである。

XMAX 300 でもだが、スパークプラグが少し特殊で LMAR8A-9 を使っている。オイルフィルターは 1S7-E3440-00 で、元々 T135 Jupiter で使われて YZF-R15 などでも使われているもの。どちらも部品の入手は問題なさそうだけど、値段が安くはないので維持費に少し響いてきそうである。とは言っても、XMAX 300 も入れるとグローバルモデルで、台湾やタイでも発売されているため、少し経てばアフターパーツが色々と出てくるでしょう。

YZF-R25/YZF-R3の2018年モデル

日本で YZF-R25 と YZF-R3 の2018年モデルが発表になった。2018年1月20日に発売予定とのこと。

YZF-R3 2018
YZF-R3 2018

YZF-R25 も YZF-R3 も平成28年排ガス規制に対応して、エンジンスペックが変更となっているがその他装備の変更はなく、外観上での違いは見つけられない。


まず、YZF-R25 について。引き続き ABS 無しの YZF-R25 と ABS 装備の YZF-R25A の販売で、どちらもモデルコードが不明。排出ガス規制の変更がなかったインドネシアの2018年モデルは引き続き 1WD / 2WD を使って、1WDH / 2WD7 が振られているが、ヨーロッパ向け YZF-R3 の変更点を見る限りだいぶ多いので、日本向けの YZF-R25 もモデルコードが変更されそうである。

2018年1月17日追記
モデルコードについて判明したので、そちらも参考に。
YZF-R25 2018
YZF-R25 2018

YZF-R3 ABS もモデルコードが不明だけど、ヨーロッパ向けや北米向けの2018年モデルでモデルコードが変更になっているので、日本向けも変更になると思われる。多分、ヨーロッパやオセアニア向けと同じ BR5 が使われるのではないかと。

YZF-R3 2018
YZF-R3 2018

カラーなどは公式ページや色々な場所で紹介されているので省略して、写真の合成の話でも。例えば、YZF-R3 と YZF-R25 と YZF-R25A では同じ写真から CG 合成を使ってそれぞれのモデル写真にしている。なんとなく ABS 無しの YZF-R25 の写真から YZF-R25A や YZF-R3 の写真を作っているのかと思っていたが、どうも違うようである。さらに、合成のミスが残っていたりするので、ここでその話を。

YZF-R25 2018
YZF-R25 2018
YZF-R25A 2018
YZF-R25A 2018
YZF-R3A 2018
YZF-R3A 2018

上の写真を見ると、どれも元が同じ写真ということがわかると思う。せっかくなので、アニメーションにしてみる。

YZF-R25 YZF-R25A YZF-R3A 2018

どれがオリジナルなのか、写真をよく見ればわかるときがあるのだけど、今回は珍しく日本のヤマハがやらかしているので、すぐにわかったりする。おかしなことに気が付いたのは、YZF-R25 の「ホワイト」での写真をみたときで、何だろうと思ったのが始まり。

YZF-R25 2018

写真が小さいので問題の前輪を拡大してみる。

YZF-R25 2018 前輪

見てわかると思うが、消し残しがある。ピンとこない人のために消し残しの部分と、元となったと思われる YZF-R25A の写真を。

YZF-R25 2018 前輪
YZF-R25A 2018 前輪

YZF-R25A の写真から ABS 周りのものを消して YZF-R25 の写真にしたが、珍しく消し残したことがわかる。
さらに、YZF-R25A にはカウルに汚れがあるが、YZF-R3A や YZF-R25 にはその汚れが消されているので、元の写真は YZF-R25A ということがわかる。

YZF-R25 2018
YZF-R3A 2018

そんなところを見ている人は少ない気がするけど。
モデルコードなどが判明したら、また追記する予定。