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ブラジルでFazer 250 がモデルチェンジ

すっかり忘れていたが、10日ほど前にブラジルで Fazer 250 がモデルチェンジを行った。プレスリリースが出ていないので、すっかり抜けてしまった。

FZN250 2018 BC51 [Fazer 250]
FZN250 BC51 Fazer 250

基本はインド向け FZ25 と同じようなのだけど、いくつか違う部分もあり、まず ABS が装着される。さらに排出ガスの規制の関係で、排気系も変更が入れられている。その影響で少し重くなっている。
このモデルはブラジルでの ABS 装着規制に端を発していて、今までの YS250 の Fazer 250 に ABS を付けるのではなく、モデルチェンジをすることで対応したものである。


モデル名はインドと同じ FZN250 が付けられる。ブラジル向けはモデルが1つしかないので、インド向けも入れたモデル一覧を。

code name year country remarks
B971 FZN250 2017 インド FZ25
BC51 FZN250-A 2018 ブラジル Fazer 250

前のモデルの YS250 Fazer 250 は2006年に発売開始されたモデルで、2011年にモデルチェンジが行われている。そのサイクルだとそろそろモデルチェンジのタイミングで、さらに ABS の規制もあってのこのモデルの発売になった。

今年のモデルの YS250 Fazer 250 と、新しく発売された FZN250 Fazer 250 と、同じくインド向けの FZN250 FZ25 を比較してみる。

YS250 2017 44CG [Fazer 250]
YS250 44CG Fazer 250
FZN250 2018 BC51 [Fazer 250]
FZN250 BC51 Fazer 250
FZN250 2017 B971 [FZ25 インド向け]
FZN250 B971 A

さすがに泥よけ兼サリーガードは付けられていないし、センタースタンドはオプションのようだけど、そのまま FZ25 の姿なのがわかる。

インドで発売されて、ブラジルでも発売されたとなると、次は中国で発売されるのではと予想する。そうすると、日本に輸入される数が増えてくるのではと期待したりして。MT-25 の存在があるので、日本での正規発売は難しそうだけど。

インドネシアでの2018年モデル

各国で2018年モデルがどっと発売になっていて、追うのが大変な状況。今日はその中でインドネシア向けについてを。

NS125 2PHD [MIO Z]
LNS125 2PHD [MIO Z]

インドネシアでは工場もあるので、他のアジアの国とは違った独自の機種も出ていて、少し特殊な環境にある。ペットネームも違っていたりするので、聞きなれない名前を目にすることも多い。


インドネシアで発売している、もしくは予定の2018年モデルの一覧を。これからまだ出るとは思うけど。インドネシアヤマハに出ている写真を見て、まだ発売されてなさそうなモデルについては「予定」と入れたが、手元の資料が間違っている可能性もあるので、参考程度に。

code name year pet name remarks
BJ87 LNC125 2018 FINO SPORTY
BJ88 LNC125 2018 FINO PREMIUM
BT22 LNC125-I 2018 FINO GRANDE
2SX7 LNR125 2018 SOUL GT 予定
BU92 LNR125-I 2018 SOUL GT 予定
2PHB LNS125 2018 MIO M3
2PHC LNS125 2018 MIO M3
2PHD LNS125 2018 MIO Z
BN12 LNS125-I 2018 MIO M3 予定
BY81 LNX125-R 2018 X-RIDE
BY82 LNX125-R 2018 X-RIDE
B3B1 LNY125 2018 MIO S
2DPB GPD150-A 2018 NMAX ABS 予定
2DPC GPD150 2018 NMAX 予定
2DPG GPD150 2018 NMAX
2DPH GPD150-A 2018 NMAX ABS 予定
2DPJ GPD150 2018 NMAX 予定
BT31 VXN155 2018 VIXION R
B047 MTN250 2018 MT-25

モデル名が LN で始まるものが多く、さらにバリエーションモデルも多数出ているのでペットネームと合わせるのが大変。

まず、LNX125-R X-RIDE についてを。モデルコードが BY81 と BY82 の2つあるが、基本的に同じ。エンジンヘッドのカムスプロケットや、エアクリーナのゴム、セカンダリのフェイスなど、細かな変更はあるが見た目で区別は付けられないもの。小改良を加えてモデルコードを増やした感じ。

LNX125-R BY81 [X-RIDE]
LNX125-R BY81 [X-RIDE]

先日発売になった MIO S は、モデルコードが LNY125 となった。LN から始まるモデルコードがまた増えてしまった。もうモデルコードを聞いてどんなモデルなのか想像できなくなってきている。

LNY125 B3B1 [MIO S]
LNY125 B3B1 [MIO S]

NMAX については、さっぱりわからない。GPD150-A の 2DPB と 2DPH を比較したのだけど、色もパーツも全て同じ。同様に GPD150 の 2DPC と 2DPJ も同じ。なぜ2モデルづつあるのか、よくわからない状態。

GPD150 2DPG [NMAX]
GPD150 2DPG [NMAX]

AEROX 155 や XMAX 250 は2017年モデルを発売してそれほど経っていないため、2018年モデルが出るのはもう少し先でしょう。
インドネシアはモーターサイクルの売り上げの勢いがある国の1つ。これから新しいモデルも出てくるだろうから、楽しみである。