今日は、ヨーロッパで発売されていた XJR1300C 2PN の年式を。ヨーロッパではクラシックと言うかネオレトロブームの波が来ていたため、XJR1300 もそれに合わせて Sports Heritage と銘打ち、2015年に XJR1300C の登場となった。
XJR1300C 2015 2PN1 |
ベースはそれまでの XJR1300 と同じだが、シングルシート風にしてゼッケンプレートのようなサイドカバーを装着するなど、カフェレーサーのように仕上げている。
2015年に登場した XJR1300C だが、空冷では Euro4 の排気ガス規制を通すのが難しかったのか、翌年の2016年モデルが最終になってしまう。モデルコードは 2PN で、2015年モデル、2016年モデルと、2016年に発売されたヤマハ発動機60周年記念モデルの3モデルとなっている。
code | name | year | country | frame | remarks |
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2PN1 | XJR1300C | 2015 | ヨーロッパ、南アフリカ | RP194 | |
2PN3 | XJR1300 | 2016 | ヨーロッパ、南アフリカ | RP194 | 60th anniv. |
2PN4 | XJR1300G | 2016 | ヨーロッパ、南アフリカ | RP194 |
XJR1300C はヨーロッパ向けだが、プレストやレッドバロンが輸入しているため日本でも流通している。プレストが発表したリコール情報により、87台は出ていることが確認できる。
バリエーションモデルとして XJR1300 Racer も発売されている。こちらはモデルコードが存在しないオプション装着車の扱い。
XJR1300C Racer 2016 |
ライトカウルやシングルシートに見せるカバーが装着され、よりカフェスタイルとなっている。
XJR1300 の発売終了により、伝説は本当に伝説になってしまった。SR400 が伝説になるのも近いのだろうか。
復活してくれることを願うばかり。