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YZF-R6の年式毎の比較

今日は、YZF-R6 の年式とカラーが一旦書き終えたため、それぞれの年式の比較をしてみようかと。
日本にはヨーロッパ・南アフリカ向けや、北米向けなど色々と入ってきているが、馬力表示の関係もあるため今日はヨーロッパ・南アフリカ向けのみでの比較をしてみる。

YZF-R6 5SL3
YZF-R6 5SL3

YZF-R6 は1999年モデルが最初の年で、まさに21世紀に繋げるモデルだった。YZF シリーズでも共通だが、DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C が YZF-R6 を代表するカラーとなり、毎年のように採用されて今に引き継がれている。


まずは、その DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C のカラーを中心に各年式の写真を並べてみる。

year code photo
1999 5EB1 YZF-R6 5EB1
2000 5EB5 YZF-R6 5EB5
2001 5MT1 YZF-R6 5MT1
2002 5MTB YZF-R6 5MTB
2003 5SL1 YZF-R6 5SL1
2004 5SLB YZF-R6 5SLB
2005 5SLM YZF-R6 5SLM
2006 2C01 YZF-R6 2C01
2007 2C0B YZF-R6 2C0B
2008 13S1 YZF-R6 13S1
2009 13SB YZF-R6 13SB
2010 13SL YZF-R6 13SL
2011 13SV YZF-R6 13SV
2012 1JSG YZF-R6 1JSG
2013 1JSU YZF-R6 1JSU
2014 2CXB YZF-R6 2CXB
2015 2CXE YZF-R6 2CXE
2016 2CXM YZF-R6 2CXM
2017 BN64 YZF-R6 BN64
2018 BN6A YZF-R6 BN6A
2019 BN6H YZF-R6 BN6H
2020 BN6P YZF-R6 BN6P

22年分の流れを見ていると、ちょっと涙が出そうである。眺めているだけでも、速度への躍動感を掴めそうになるぐらい。そんな YZF-R6 である。

諸元の中から、装備重量と全長と馬力について取り出してみた。本当はグラフにしてみたのだけど、あまりにも変化が少ないため、数値での一覧にすることに。

year code wet weight length power
1999 5EB1 188 kg 2025 mm 88.2 kW
2000 5EB5 188 kg 2025 mm 88.2 kW
2001 5MT1 186 kg 2025 mm 88.2 kW
2002 5MTB 186 kg 2025 mm 88.2 kW
2003 5SL1 182 kg 2025 mm 86.0 kW
2004 5SLB 182 kg 2025 mm 86.0 kW
2005 5SLM 183 kg 2045 mm 88.2 kW
2006 2C01 182 kg 2040 mm 93.4 kW
2007 2C0B 182 kg 2040 mm 93.4 kW
2008 13S1 185 kg 2040 mm 94.9 kW
2009 13SB 185 kg 2040 mm 94.9 kW
2010 13SL 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2011 13SV 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2012 1JSG 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2013 1JSU 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2014 2CXB 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2015 2CXE 189 kg 2040 mm 91.0 kW
2016 2CXM 189 kg 2040 mm 87.1 kW
2017 BN64 190 kg 2040 mm 87.1 kW
2018 BN6A 190 kg 2040 mm 87.1 kW
2019 BN6H 190 kg 2040 mm 87.1 kW
2020 BN6P 190 kg 2040 mm 87.1 kW

YZF-R6 の馬力は、時期によって走行中の馬力、英語だと With direct air induction として 5% ほど高い馬力の表記があった。例えば、2006 年の馬力として、
Without direct air induction: 93.4kW
With direct air induction: 97.8kW
といった値である。上記の表では計測器での値 With direct air induction で統一した。

YZF-R6 もなくなって、SEROW もなくなって、SR400 もなくなって、ヤマハらしいモデルがどんどん減って寂しい感じになっている。もう自動二輪車の姿も消えていくのじゃないかと心配になってくるぐらいである。
次回は、YBR110 の年式でも書こうかと考え中。

YZF-R6のカラー6

今日は、前回の続きで YZF-R6 の2017年式以降のカラー一覧についてを。
それ以前モデルは5年前に書いたのだけど、改めて見ると今とは書き方が違うというか、まだ書き方のルールが確立してない感じで。ちょっと悩むところだけど、前の続きなので、少し前のモデルと書き方を合わせたいと思う。

YZF-R6 2017 BN61
YZF-R6 BN61

YZF-R6 の最終形態である2017年以降モデルでは、そのモデルチェンジで見た目が大きく変わった。ヘッドライト周りは YZF-R1 のような造形となっており、これを実現したのがヘッドライトの LED 化である。同様にウィンカーも LED 化され、フロントウィンカーはバックミラーに装備された。この辺りの変更が、見た目の印象にかなり影響している。


YZF-R6 では SR400 や SEROW のように FINAL EDITION のような最終モデルで特別カラーは発売されず、さらに2017年モデル以降という範囲でも、Moto GP カラーなどの特別カラーも発売されなかった。少々寂しい感じもするが、その2017年以降の YZF-R6 のカラー一覧を。

code country photo
BN61
2017
USA DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN61 A


MAT DARK GRAY METALLIC 6
YZF-R6 BN61 B


BLUISH WHITE PEARL 1
YZF-R6 BN61 C
BN62
2017
カリフォルニア
BN63
2017
カナダ
BN65
2017
豪州
BN64
2017
欧州
南アフリカ
DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN64 A


MAT DARK GRAY METALLIC 6
YZF-R6 BN64 B
BN66
2017
ロシア
BN67
2018
USA DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN67 A


MAT GRAY METALLIC 3
YZF-R6 BN67 B


BLUISH WHITE PEARL 1 (BN69以外)
YZF-R6 BN67 C
BN68
2018
カリフォルニア
BN69
2018
カナダ
BN6B
2018
豪州
BN6A
2018
欧州
南アフリカ
DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN6A A


MAT DARK GRAY METALLIC 6
YZF-R6 BN6A B
BN6C
2017
ロシア
BN6D
2018
日本 MAT DARK GRAY METALLIC 6
YZF-R6 BN6D B
BN6E
2019
USA DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN6E A


MAT GRAY METALLIC 3
YZF-R6 BN6E B


BLUISH WHITE PEARL 1 (BN6E, BN6F)
YZF-R6 BN6E C
BN6F
2019
カリフォルニア
BN6G
2019
カナダ
BN6J
2019
豪州
BN6H
2019
欧州
南アフリカ
DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN6H A


MAT DARK GRAY METALLIC 6
YZF-R6 BN6H B
BN6K
2019
ロシア
BN6L
2020
USA DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN6L A


BLACK METALLIC X (BN6R 以外)
YZF-R6 BN6L B


VIVID ORANGE METALLIC 2 (BN6N 以外)
YZF-R6 BN6L C
BN6M
2020
カリフォルニア
BN6N
2020
カナダ
BN6R
2020
豪州
BN6P
2020
欧州
南アフリカ
DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
YZF-R6 BN6P A


BLACK METALLIC X
YZF-R6 BN6P B
BN6S
2020
ロシア

カラーリングを見るとわかるように、北米での売り上げが多いようで、USA の映画やドラマでも何度か見かける機会があった。犯人が逃げるシーンでは、警察などが YAMAHA 600 と呼んでいて、他にも KAWASAKI 600 と呼んでいる ZX-6R も同じぐらい見かけた。それだけ 600cc クラスは人気があるのでしょう。
日本ではプレストが扱っていたのだけど、街で見る機会は多くは無かった。良いモデルなのだけど、色々と日本に合っていない感じである。

次回は歴代の YZF-R6 を並べて外観の比較をしてみようかと考え中。