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YSR50のカラー

今日は YSR50 のカラーについてを。海外向けの確認がちょっと大変だった。

YSR50 1986 2GJ
YSR50 2GJ

パーツカタログを見ていると、2RR からセミダブルクレードルへ変更になっていたり、見えないところで色々と進化しているのがわかる。見ているとだんだん欲しくなってしまうのが困るところ。


いつものように、カラー一覧を。1989年をどうまとめようか悩んだが、1つにまとめることにした。販売されていないモデルとして、LUCKY STRIKE カラーが存在したが、モデルコードが不明なのと写真がないので除外した。

code year photo
2AL 1986 WHITE
YSR50 2AL A


FARAWAY BLUE
YSR50 2AL B
2GJ 1986 WHITE
YSR50 2GJ A


ENDURANCE LIGHT BLUE
YSR50 2GJ B
2AL 1987 1986年の 2AL と同じ
2RR 1987 WHITE
YSR50 2RR A
2RR 1988 WHITE
YSR50 2RR A


FARAWAY BLUE (2RR のみ)
YSR50 2RR B
3FD1 1988
2UE 1988 WHITE
YSR50 2UE A
3NN1 1988 CHAPPY RED
YSR50 3NN1 A
3FD2 1989 FARAWAY BLUE (3FD2 のみ)
YSR50 2RR B


WHITE (3FD3, 3FD5 のみ)
YSR50 2RR A


SOLID ENDURANCE BLUE
YSR50 3FD2 A
3FD3 1989
3FD4 1989
3FD5 1989
3FD6 1990 WHITE
YSR50 3FD6 A


YAMAHA BLACK(3FD6 のみ)
YSR50 3FD6 B
3FD7 1990
3FD8 1991 YAMAHA BLACK
YSR50 3FD8 A
3FDA 1992

3FD2 の写真を見て違和感を感じたと思うが、何故かフロントフェンダーが装着されていないし、サイドリフレクタ―もない。横からの写真では装着されているし、パーツカタログでも確認できるので、撮影時のミスなのでしょう。

YSR50 3FD2
YSR50 3FD2

リフレクターの取り付け穴が確認できるので、やはり装着前である。

TECH21 カラーを見ると、なんだか得したような気分になってしまうぐらい、最近は見かけなくなってしまった。それにスポンサーカラーのモデルがあまり出なくなったので、少し寂しい感じもする。どこか大きな会社がスポンサーになって、MotoGP や8耐で優勝してくれないかなと願いながら。

YSR50の年式

今日は YSR50 の年式についてを。1980年代後半のため情報が少なくて苦労するけど、人気があるので助かると言えば助かる。

YSR50 1989 3FD2
YSR50 3FD2

YSR50 は1986年に発売され、日本、北米、欧州向けのモデルがある。欧米で大柄な人が YSR50 を乗っている姿をイメージして、海外では子供向けかなと思ってしまうのだけど、意外にも大柄な人が乗っている写真がいくつか見つかったりして、決して子供向けだけではないようである。


1980年代が含まれるので、年式や国を跨いだモデルコードがある。ちょっと混乱してしまうのだけど、いつものようにモデルコード一覧を。

code name year country remarks
2AL YSR50 1986 日本
2GJ YSR50 1986 日本
2AL YSR50 1987 イタリア、ポルトガル、
フランス
2RR YSR50 1987 USA、欧州
2RR YSR50U 1988 USA
2UE YSR50 1988 日本
3FD1 YSR50U 1988 カナダ
3NN1 YSR50 1988 日本 (UCC)
3FD2 YSR50W 1989 USA
3FD4 YSR50W 1989 USA
3FD5 YSR50W 1989 カナダ
3FD6 YSR50A 1990 USA
3FD7 YSR50A 1990 カナダ
3FD8 YSR50B 1991 USA
3FDA YSR50D 1992 USA

1991年、1992年にカナダ向けモデルが無いのは、YSR80 と併売しているためのようである。

2AL については、1986年に日本で発売され、同じモデルコードで1987年にイタリア、ポルトガル、フランスで発売された。違いを調べてみたが、ほとんど同じだった。大きな違いはリアハブの構造が違うのと、ステップ周りの部品の単位が違うぐらい。

日本向けと北米向けを写真で比較してみる。年式を合わせようと思ったが、カラーリングを合わせた方が比較しやすいので、1986年の 2AL と1987年の 2RR の比較を。

YSR50 1986 2AL (日本)
YSR50 2AL
YSR50 1987 2RR (USA)
YSR50 2RR

リフレクターやウィンカー、ブレーキランプの違いが目につくが、これは北米向けにしたときによくある変更点。それ以外では、シートの前部というかガソリンタンクのシート側にクッションが入っている。他のモデルも見てみたら、日本向け以外では 2AL を除いて全てこのクッションが付いていた。これはどんな理由があって装着されているのだろうか、調べてみたけどわからなかった。

リアのスプロケットの大きさがかなり違うので丁数を数えてみると、写真の USA 向けは37丁だった。パーツカタログを見ると USA 向けは日本向けと同じ44丁である。YSR80 は37丁のため、カナダ向けの YSR80 かと思ったが、北米向け YSR80 はこのカラーリングで発売されていないので、YSR80 の車体を使って北米向け YSR50 の撮影をしたのではと予想している。

次回は写真が揃っていれば YSR50 のカラー一覧の予定。