昨日に引き続き YJ50R Vino の年式で、今日は北米向けについてを。

YJ50R 2001 5LY1 [Vino]

YJ50R Vino は USA とカナダでも発売され、モデルコードはそれぞれ 5LY と 5PP が使われた。Vino としては、2006年に4ストロークの XC50 になり、現在も発売されている。

初年度の2001年のみカルフォルニア州以外での発売と資料にあったが、パーツカタログを見る限り翌年と燃料タンク周りに変更がなかったので、そのまま USA で統一することにした。モデル名は Vino が YJ50R で、Vino Classic が YJ50RA となっている。その北米向け YJ50R のモデルコード一覧を。

5PP1 がヨーロッパにも輸出されたとの資料があるが、確認できなかったために省略した。

日本向けと北米向けの外観の違いを見てみる。

YJ50R 2002 5AUJ 日本

YJ50R 2002 5LY3 USA

まず目に付くのがリアキャリア、ウィンカーの違い。せっかくのビルトインウィンカーだが、北米での法規的な問題によりウィンカーの位置が変更となっている。また、テールランプも大型化していて、ビーノの可愛らしさがだいぶ減っている感じとなっている。

日本向けスピードメーター

USA向けスピードメーター

ハンドルも体格に合わせてか上げられており、スピードメーターは日本向けより2回りほど大きなものが使われている。トリップメータが付いているので、走行距離を測るのには便利である。

次回は写真が揃っていれば日本向け YJ50R Vino のカラー一覧にしたいところだけど、カラーが多いので無理そうな気がしてきている。

今日は2ストローク時代の Vino（ビーノ）の年式について。

YJ50R 1997 5AU1 [Vino]

1997年の発売には PUFFY を起用し、大々的なプロモーションを行っていた。良い感じのレトロなデザインで、今に続く人気モデルとなった。

元々 YJ50 は JOG APRIO（ジョグ アプリオ）のモデル名で、Vino には APRIO のエンジンを流用して登載されている。燃料タンクも流用しているため、6リットルという大きめの容量でだった。2001年から北米にも輸出され、日本では排出ガス規制の影響で2003年モデルが YJ50R の最後となったが、北米では2005年モデルまで発売された。
そんな YJ50R の日本向けモデルコード一覧を。

手元のメモに 5AUG Vino CHUICHI と書いてあった。これは何かと考えてみるも思い出せないので調べてみたら、宇多田ヒカルがデザインしたキャラクター「CHUICHI」が描かれているモデルだった。そう言えば、そんなキャラクターがいたなと少し思い出してくる。

YJ50R 2001 5AUG [Vino CHUICHI]

一覧のモデルコードだけ見ても、人気の程が窺える。この後 Vino は台湾製の4ストロークになり、モデル名は XC50 となった。さらにアルミホイールやテレスコピックフォークの採用となり、今に続いている。来年のモデルが最後になるかもしれないけど。

XC50D 2017 2WPD [Vino Deluxe]

Vino は PUFFY が、JOG APRIO はジュビロ磐田の中山雅史が、JOG は T.M.Revolution が CM をしていて、今考えると豪華な時代だったと思えてくる。
明日は北米向け Vino のモデルコード一覧の予定。明後日になる可能性が高いが。