寝不足なので今日は早く寝ようと思っていた矢先に、いくつも発表などがあって、秋の夜長とはこのことなのかと勘違いしてしまうぐらいである。詳細に掘り下げたいモデルもあるが、他のモデルを置いて行ってしまうので、ざっとダイジェストを。
今月8日からミラノで開催される EICMA で展示される 3CT と、Tenere 700 と、NIKEN GT が発表された。同時に Tenere 700 はヨーロッパのヤマハで、NIKEN GT についてはヨーロッパと北米のヤマハでラインナップに追加されている。
EICMA 3CT |
コンセプト出展となっている 3CT は NIKEN のような形ではなく、Tricity のようなスクータースタイル。エンジンは 300cc ということで XMAX 300 の流用と考えられる。そのため、もし市販されるのだったら日本向けは XMAX 250 のエンジンをもってきて販売されることになるのでしょう。
とは言っても、この 3CT はまだコンセプトの段階なので、市販するにはかなり形を変える必要があるもの。すぐに来年発売という訳にはいかないでしょう。
EICMA 3CT |
1年以上前から存在を公表していた Tenere 700 も発表になった。こちらは市販間近のモデルで、ヨーロッパヤマハの web ページにも登場した。2019年後半の発売となっており、モデル名は XTZ700 となる。
XTZ700 2019 |
せっかくなので、2015年の XT660Z 2BD8 とざっと比較してみる。
モデル名 | XT660Z | XTZ700 |
---|---|---|
モデルコード | 2BD8 | – |
国 | ヨーロッパ | ヨーロッパ |
年式 | 2015 | 2019 |
全長 | 2246 mm | 2365mm |
全幅 | 896 mm | 915 mm |
全高 | 1477 mm | 1455 mm |
軸距 | 1500 mm | 1590 mm |
シート高 | 896 mm | 880 mm |
燃料容量 | 23.0 l | 16.0 l |
ボア×ストローク | 100.0 × 84.0 mm | 80.0 × 68.6 mm |
排気量 | 660 cc | 689 cc |
馬力 | 35.0 kW | 54.0 kW |
トルク | 58.0 Nm | 68.0 Nm |
圧縮比 | 10.0 : 1 | 11.5 : 1 |
ギア | 5速 | 6速 |
Fタイヤサイズ | 90/90-21 | 90/90-21 |
Rタイヤサイズ | 130/80-17 | 150/70-18 |
車重については未公表となっている。少し大型化しているが、2気筒になった影響もあって馬力がかなりあがっている。唯一残念な材料は燃料タンク容量が7リットルも減ったこと。燃費が飛躍的に伸びたならば、それを打ち消すことができるのだけど、7リットル分はさすがに無理でしょう。
続けて NIKEN GT について。こちらは NIKEN のバリエーションモデルで、外観にそれほど大きな変更はない。写真で比較してみる。
MXT850 2018 BD51 [NIKEN] |
NIKEN GT 2019 |
この NIKEN GT については北米でもラインナップに追加されている。バリエーションモデルが出るぐらいなので、販売数は伸びているのだろうか、気になるところである。
他にも XMAX に IRON MAX が追加されたりと発表もあった。色々書いていきたいが、長くなってしまうので今日はここまでにして。