「LTS125」タグアーカイブ

アクシスZのパーツカタログが出た

今日の午前中、ヤマハのページにアクシスZのパーツカタログが掲載された。昨日の続きとなるが、見てみたいと思う。

LTS125 クランク~ピストン
LTS125 ピストン

ハンドルについては昨日実測してしまったため、意味がなくなったかもしれないけど、パーツカタログから検証してみることにする。


そのハンドルを見てみる。ハンドルが掲載されているイラストは B7A1010-S220 となっている。B7A が付いているので台湾向けモデルとは違いがあるということである。じっくり観察してみると、クランプが2つ追加されただけのようである。

肝心の全幅に影響するパーツ番号を確認してみる。

LTS125 ハンドル [AXIS Z]
LTS125 ハンドル

1 ハンドル:2TS-XF611-00
6 グリップ:2TS-F6241-00
7 グリップアセンブリ:2TS-F6240-00
8 エンド、グリップ:2TS-F6246-00-7M

全てで 2TS が付いていてわかるように台湾向けモデルと同じ部品番号である。部品からも全幅が 685mm となりそうなところなのだけど。

ついでにパラパラとパーツカタログを眺めてみた。イラストで気になったところは、Fig.3 と Fig.4 でイラスト番号の末尾が1になっていてリビジョンがあがっている。

Fig.3 バルブ
2TS2414-R031 Fig.3 バルブ
Fig.4 エアシュラウド&ファン
2TS2414-R041 Fig.4 エアシュラウド&ファン

B7A1 の番号が付いていないということは、イラスト自体は台湾向けからのもの。リビジョンが上がっているということは台湾向けでの改善が入ったかイラストの間違いがあったと思われる。ここは何が変わったのか確認できなかった。

その他気になるところは、台湾向けモデルではサイドスタンドスイッチや燃料タンクのロールオーバーバルブがなかったが、日本向けでは装備されているところ。逆に台湾向けではメインキーで給油口を開けることができるが、日本向けについては鍵を給油口に刺して開けるようになっている。メインキーで給油口が開けられた方が楽そうなのに、採用しなかったのは何か理由があるのだろうか。

台湾向けメインキー
台湾向けメインキー
日本向けメインキー
日本向けメインキー

ヤマハはかつてないぐらい 125cc スクーターのラインナップをこの時期に揃えている。買うとしたらどれにしようか、悩むぐらいあるのも今だけかもしれない。

Special Thanks to Chan

アクシスZの発売日だけど

今日はアクシスZの発売日。しかし、どうも様子がおかしい。まずパーツカタログが未だに見られない。そして販売店に入ってきている量が少ないとの話で。

LTS125 2017 B7A1 [AXIS Z]
LTS125 B7A1

この2つから察するに、何かしらの改善を行っているのではないか。そんな話と、なぜパーツカタログを気にしているかを書こうかと。


アクシスZの発売日が4月25日となっている。実はこの日付も延期された結果での日付のようである。販売戦略として、このクラスのスクーターは新年度・新学期に合わせて3月初めぐらいまでに発売することが望まれる。アクシスZの本来の発売日もそう計画されていた。しかし何かしらの原因で4月の終わりになってしまった。

さらに、それも少し遅れてきている。噂レベルの話だと、遅れ気味になっている理由はカムチェーン周りを改善しているためだとか。

LTS125 エンジン
LTS125 2TS1 Engine

そんな事情もあってか、パーツカタログが未だ公開されていない。前にも少し書いたが、なぜパーツカタログが気になるのか。それはスペックの全幅がなぜ 730mm になったのか知りたいためである。

台湾向けのアクシスZは全幅が 685mm である。写真を見る限り、日本向けも台湾向けもハンドルに関しては同じように見える。

台湾向け AXIS Z ハンドル
LTS125 2TS1 ハンドル
日本向け AXIS Z ハンドル
LTS125 B7A1 ハンドル

事前に得た情報でも、日本向けでの全幅が 685mm であったため、発表前に書いた記事には 685mm と書いた。しかし、発表の資料には全幅 730mm となっているし、製品のスペックも 730mm となっている。

では、どこが違うのか、というところを検証したい。仕方がないので、発売状況の確認も含めて本日フィールドに出てみた。

●1軒目(15店舗以上あるチェーン店)
未だに1台も届いていない。入ってくるのは5月3日の予定。

●2軒目(レッドバロン)
未だに1台も入っていない。今から注文したら5月末に届く。

●3軒目(YSP)
未だに1台も届いていない。入ってくるのは4月27日の予定。

●4軒目(10店舗以上あるチェーン店)
1台入っていた。

という状況で、やはり発売日に車体が届けられていない店が多いようである。

在庫がある4軒目のお店でアクシス Z の話をしたら、開口一番に私が持っていたジェットタイプのヘルメットを指差して、「そのジェットヘルメットは入りませんよ」と言われた。一部の高さが低いものを除いて、ほとんどのジェットタイプヘルメットは入らないらしい。

アクシス Z のメットイン

お店としては、まずそのことを伝えないと後から困るかもしれないという親切心なんでしょう。
せっかくなので、自動二輪車はあまり詳しくない顔をしながらハンドルの幅を測らせてもらった。

アクシス Z ハンドル幅計測

やっぱり 685mm である。ちょっと離れて遠回しに見てみたけど、一番幅があるのはハンドルだった。

ミラーは可動するという理由で、自動二輪車の全幅に含まないことになっている。ヤマハ発動機は 685mm の幅しかないものを何故 730mm と記述しているのか、謎が深まるばかりである。