少し昨日の続きで、今日はマグザム CP250 MAXAM について。Tricker と同じく、この CP250 も輸出されていた時期があった。日本で発売された2005年に USA でも発売され、名前は MAXAM ではなく MORPHOUS だった。その USA 向け MORPHOUS は売れていなかったのか、3年ほどで発売終了となってしまった。
morphous と言う言葉は「形を成す」と言った意味の接尾辞で、「アモルファス合金」のモルファスの部分のように使われる。ギリシャ神話に出てきたり、マトリックスにも登場するモーフィアスと同じ綴りかと思ったけど、そちらは Morpheus で異なる。でも、どちらも元はギリシャ語の morphe からきているらしく。
そんな話はおいて、CP250 のモデルコードは日本でも USA でも共通で 1B7 が使われている。いつものように一覧なのだけど、写真を後側にしてみた。
1B71 2005 日本 |
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1B72 2006 USA |
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1B74 2006 日本 |
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1B75 2007 日本 |
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1B76 2007 USA |
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1B77 2007 日本 |
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1B78 2008 USA |
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1B7B 2010 日本 |
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1B7C 2012 日本 |
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1B7D 2012 日本 |
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1B7E 2014 日本 |
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1B7F 2015 日本 |
日本向けとUSA向けの違いがわかりやすいように写真を並べてみる。USA 向けはロゴの違い以外に
・スクリーンの色が透明
・先端部の色が車体色ではなく黒
・フロントフォークにリフレクタがある
・ナンバープレート横にリフレクタがある
といった違いが確認できる。見えないところでは、USA 向けはチャコールキャニスタがあったり、リアのサスペンションが異なっていたり。
日本向け 1B71 MAXAM |
USA 向け 1B76 MORPHOUS |
と書いたけど、上のモデル一覧表の 1B72 の写真に違和感を感じたかもしれない。もし、MAXAM 検定があったら、こんな感じになる。
級外 | 違和感を感じない |
---|---|
3級 | 言われて気が付いた |
2級 | 言われる前から気が付いた |
1級 | 気が付いたけど、元の USA での画像もそうなってるのを知っている |
画像を大きくしてみる。ちょっと見辛いのだけど、ロゴは MORPHOUS とあって先端部は黒であるのに、スクリーンが黒いしリフレクタも無い。一応部品も確認してみたけど、写真の方が間違いで、本来ならスクリーンは透明で、リフレクタも付いている。
写真撮影時に間に合わなかったのか、CG で作って変更するのを忘れたのか、良くわからないけど YAMAHA のうっかりなのかな。
この透明のスクリーンの部品番号は 1B7-Y2881-11 で、日本のヤマハの部品検索で入力してみると、14256円と値段が付いて在庫もありになっている。入手できる可能性が大いにある。
そんな MAXAM は現在日本向けのみ作っているので、売り上げによってすぐにも発売中止になる可能性がある。気になる人は早めに手に入れることをお勧めする。