「発売情報」カテゴリーアーカイブ

ホンダ製JOGを見てきた

ちょっと時間ができたので、ホンダ製の JOG を販売店で見てきた。お店が忙しそうだったので、これまでと違う感じなどの細かい話を聞くことができなかったが。

CEH50 2018 B3K2 [JOG]

まだ値札が付く前のものだったので販売値段はわからないが、定価だけ考えると、この JOG がヤマハ発動機の 50cc クラスの最安値の車体となる。つまり、ヤマハの自動二輪車で一番安いモデル。


外観は両サイドが詰まっていて綺麗に撮れなかったので省略して、まずはメットインの中にあるモデルコードラベル。ホンダ形式なのか、ヤマハ形式なのかどちらなのか気になるところだったが、開けてみて少し驚いた。上部がホンダ形式、下部がヤマハ形式だった。2枚貼られる訳ではなく、1枚に収まっているところが協業を感じられるところ。

CEH50 モデルコードラベル
CEH50 B3K1 モデルコードラベル

じゃ、管理ラベルはどうなっているのか。剥がされる前だったので確認してみると、こちらは完全なヤマハ形式。と言うか、ホンダ形式を見たことないので、ひょっとしたらホンダも同じ形式なのかもしれないが、少なくともヤマハの他のモデルと同じ形式だった。

CEH50 管理ラベル
CEH50 B3K1

ヤマハもホンダも車体番号が国際的に採用されている VIN を使用していないため、海外向けモデルより桁数がだいぶ少ない。桁数だけ見ると、ハイフンより前はヤマハだと5桁、ホンダだと4桁なのでルールは少し違っている。数日前の4月29日に web 版のパーツカタログがシステムメンテナンスのため停止していたが、この辺りの対応もあったのかもしれない。

エンジンナンバーを確認すると、AF74E-60002## であったので、6000000 番から始めたようである。ホンダのモデルと共用しているために、この番号から始めたのでしょう。この感じだと、今度発売されるホンダの Vino は 7000000 番から始まりそうである。

気になる見た目は、やっぱり太ったな、という印象だった。シャープさが減ってしまって、JOG らしさが削れたイメージ。それと、デザインもそうだけど、給油口の位置も好みが分かれそうである。
これまでの JOG は台湾製造であったが、ホンダ製とは言え国内製造になって値段が安くなっているので、それはそれで良かったのかもしれない。

ホンダ製JOGとVINOの発売で

連日のホンダ製 JOG と Vino の話で。未だ忙しくて実機を見に行けていないのが悔しいところで。

CEH50 2018 B3K1 [JOG]
CEH50 B3K1

昨日、ホンダ製 JOG のパーツカタログと取扱説明書が公開されたようなので、今日はそのことについてを書こうかと。公開されたということで、堂々と書けるようになったし。


まずは、パーツカタログから。先日も少し書いたが、イラストはホンダのものが使われていた。そして、気になる部品番号は、B3K で始まるものがほとんど。B3K が付いていないのは、スパークプラグとバッテリーのみ。

ネジぐらいは共通部品としても良いかなと思っていたが、責任問題を考えるとそうはいかない。ホンダ製の部品にヤマハ製のネジを取り付けて壊れてしまったとき、どちらの原因で問題が発生したのか、責任はどちらが取るのか、ということになってしまう。そのため、完全な市販品であるスパークプラグとバッテリー以外は、ホンダ製のもので揃えたことになる。

他にパーツカタログで変わったことは、「まえがき」がごっそり違う形式になって、パーツカタログ全体にページ番号が振られるようになった。特に「まえがき」ではインド向けのパーツカタログにあるような「部品番号の構造」などのページが増えていたりして、見慣れていないために変な感じがする。

続けて、取扱説明書について。まず、表紙に違和感があった。コンペティションモデルではない一般向けの取扱説明書では、ライダー君(私が勝手にそう呼んでいるだけの名前)が表紙になっているはずなのだけど。

ライダー君
ライダー君

CEH50 JOG の取扱説明書ではコンペティションモデルのようなあっさりとした表紙になっている。
そして中身は、ホンダの取扱説明書そのものだった。最初のページを、タクトの取扱説明書と比較してみると。

CEH50 JOG 取扱説明書
JOG 取扱説明書
ホンダ タクト 取扱説明書
TACT 取扱説明書

会社名と販売名以外は文言が一致している。最後のページには本田技研工業株式会社のコピーライトマークもある。裏表紙にはホンダでの文書番号とヤマハでの文書番号が併記されている。ホンダが説明書を作っているのも、何かあったときの責任問題に絡むからなのでしょう。

最近のホンダは、期間が過ぎるとあっさりと部品供給をやめてしまうことが多い印象なので、オーナーになったとしたら気になるところかな。次回は見に行くことができたら、実機の写真でも。