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2018年モデル その1

2019年モデルがいろいろ出てきていて、手に負えて無い状態になっている。ということは2018年モデルはもう発売が落ち着いたということで。今日はその2018年モデルの一覧を書こうかと。少し書いてから後悔するぐらい量があることに気が付いて、途中で放棄してしまいそうな気もしているけど。

XCH50 2018 B4K1 [VINO]
XCH50 B4K1

まず、今日は 50cc クラスの一覧を。と書いてみたが、かなり量が少なかったので、100cc までの一覧にすることに。


50cc クラスの一覧をモデルコード順に。時間がゆっくりできたら、ソートできるように変更するかもしれない。

name code country remarks
YW50F 1CDD USA ZUMA 50F
YW50F 1CDE カナダ ZUMA 50F
NS50F 1GB5 欧州 AEROX 4
NS50F 1GB6 欧州 MBK NITRO 4
XC50U 1TSB USA VINO CLASSIC
XC50U 1TSC カナダ VINO CLASSIC
YW50FX 2DT9 USA ZUMA 50FX
YW50FX 2DTA カナダ ZUMA 50FX
YN50F 2ACM 欧州 NEO’S 4
YN50FU 2ACN 欧州 NEO’S 4
YN50FU 2ACP 欧州 MBK OVETTO 4
TT-R50EJ 2CJM USA
TT-R50EJ 2CJN カナダ
TT-R50E 2CJP 欧州、南アフリカ
TT-R50EJ 2CJR 豪州、ニュージーランド
PW50J2 2SAD USA、カナダ
PW50 2SAE 欧州
PW50 2SAE 日本
PW50J 2SAF 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
XC50D 2WPF 日本 VINO
CE50ZR 3P3Y 日本 JOG ZR
CEH50 B3K1 日本 JOG
CEH50D B3K2 日本 JOG DELUXE
XCH50 B4K1 日本 VINO
XCH50 B4K2 日本 VINO

50cc クラスの2018年モデルでのトピックは、やはりホンダ製造に変わった JOG / VINO になる。そんな時代が来るとはという感じであるが、上記の一覧で販売している国を見ると、仕方ない流れだなとも思ってくる。
続けて、90cc まで一気にと思ったが、それぞれの排気量で刻むことにして、65cc の YZ65 の一覧を。

name code country remarks
YZ65J BR81 USA、カナダ
YZ65 BR82 欧州
YZ65 BR83 日本
YZ65J BR84 豪州

YZ65 は2018年モデルから発売になった。YZ85 はどうするのだろうと思っていたが、2019年モデルが出たので引き続き発売されるようである。
65cc の次は、その 85cc の一覧を。

name code country remarks
YZ85J 1SNK USA、カナダ
YZ85J 1SNL 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
YZ85 1SNM 日本
YZ85LW 1SPK 欧州
YZ85LWJ 1SPL 豪州、ニュージーランド、
南アフリカ
YZ85LW 1SPM 日本

ここで気が付いたのだけど、公道走行向けで2018年モデルは、50cc を超えて 100cc クラスまでぽっかり空いて、次の排気量は T110 の 110.31cc となる。販売としては中国で XA100 / XC100 が販売されているが、2017年モデル以前の継続販売となっている。
東南アジアでも排ガス規制で馬力不足となり、排気量アップが行われていてこんな状況となっている。日本でも JOG 90 や AXIS 90 のようなモデルが出ていないし、出る予定も無さそうな時代である。

次回は 110cc クラスから 125cc クラスまでの予定。125cc クラスがかなり多いので、気分的にはページを別けたいところだけど。

XQ125 XQ150 MAXSTERの年式

今日はフランスの MBK 工場で製造されていた XQ125 の年式についてを。と思ったが、あっさり終わってしまったので、追加で XQ150 の年式についても。

XQ125 2002 5HT3 [MAXSTER]
XQ125 5HT3

XQ125 / XQ150 は2001年にヨーロッパで発売されたモデル。ペットネームは MAXSTER で、MBK 版は THUNDER であった。ヨーロッパで YP125 MAJESTY / SKYLINER の売れ行きに気を良くして、同系統のエンジンを使って 2000年に XN125 / XN150 [TEO’S / DOODO] を発売し、2001年に XQ125 / XQ150 を発売したが、商業的には成功したとは言えず、どちらも2002年が最後のモデルとなった。同じタイミングの2001年に YP150 MAJESTY / SKYLINER も発売されたが、こちらも2002年が最終となっている。


まずは、XQ125 の年式一覧を。2年の4モデルしかないが。販売国についてはヨーロッパであるが、国が限定されているので国際識別記号で記述している。

code name year country remarks
5HT1 XQ125 2001 I, F, D, E, CH, GB MAXSTER
5HT2 XQ125 2001 I, F, D, E, CH, GB THUNDER
5HT3 XQ125 2002 I, F, D, S, GB MAXSTER
5HT4 XQ125 2002 I, F, D, CH THUNDER

同様に、XQ150 の年式一覧を。やっぱり2年の4モデルのみ。販売国は少なくなっている。

code name year country remarks
5LG1 XQ150 2001 I, D, E MAXSTER
5LG2 XQ150 2001 I, D, E THUNDER
5LG3 XQ150 2002 I, D MAXSTER
5LG4 XQ150 2002 I THUNDER

MBK 版 THUNDER の写真は手元にないので、YAMAHA MAXSTER のカラー一覧を。色も見た目も 125cc と 150cc で違いはないので、150cc も併記しておく。

code year photo
5HT1 2001 BLACK 2
XQ125 5HT1 A


DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
XQ125 5HT1 B
5LG1 2001
5HT3 2002 GRAY METALLIC 6
XQ125 5HT2 A


DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
XQ125 5HT2 B
5LG3 2002

スペックを比較すると、重量を含めて同じ値となっている。それもあって、エンブレム以外で XQ125 と XQ150 とを見分けるのが不可能に近いぐらいである。パーツ単位で比較すると、駆動系ではウェイトローラーの重さが異なっており、XQ150 ではクラッチが1周り大きなものとなっている。XQ150 での二次減速比も、XQ125 の 44/12 (3.666) から 42/14 (3.000) と高速寄りに振られている。キャブレターも共通だが、ジェット類でのセッティングが異なっており、例えば XQ125 のメインジェットは #116 だが XQ150 だと #114 となっている。

日本にも少数輸入販売されたようで、極稀に販売されていたりするが、年式も経っているのもあって今では希少な存在となっている。洗練されたデザインで目を惹くのだけど、トラブルが多いようであるし、部品の入手にも難が出てきているので、今となっては進んで乗ろうと思わないが。