「発売情報」カテゴリーアーカイブ

新色情報(2018年2月日本版)

XVZ13/XVZ1300 のことを書いていたら3週間近くかかってしまい、すっかりその間のことが抜けてしまった。
まず、日本向けにいくつか新色が出ているようなので、そのことについて。

GPD150 2018 [NMAX 155]
GPD150 2018

ここ1か月ほどで、スクーターなどを中心に新色の発表があった。4月から新しい生活を始める人向けの商戦が始まったのでしょう。他社は新製品を発表しているなか、ヤマハは新色追加が多くて少し寂しい感じもする。


まずは、1月26日にジョグ ZR の新色が発表された。2月10日に発売となっているので、既に発売済。このホイール色は珍しい。

CE50ZR 2018 [JOG ZR]
CE50ZR 2018

今のところモデルコードは不明で、これまで 3P3 を使っていたが、昨年発売した 2018年モデルの MotoGP Edition で 3P3Y が割り振られて 3P3 は使い切ってしまったため、新たに振り直されることになる。2月10日発売にも関わらず、ヤマハの部品情報検索ではまだ掲載されていない。

2018年3月27日追記
2017年モデルの 3P3S に、車体色の追加と言う形で掲載されていた。やはり、このモデルだけのためにモデルコードを使うのは躊躇したようである。

同じく1月26日にビーノ XC50D の新色が発表された。2月10発売で、色はパールシアン。正式は色名は「PALE CYAN PEARL 2(ペールシアンパール2)」となる。

XC50D 2018 2WPF [Vino Deluxe]
XC50D 2WPF

モデルコードは 2WPF で、このモデルコードでのカラーは

MAT DARK GRAYISH LEAF GREEN METALLIC 2
DARK REDDISH GRAY METALLIC 2
LIGHT YELLOWISH GRAY SOLID 4
DARK GRAYISH BLUE METALLIC A
PALE CYAN PEARL 2
WHITE METALLIC 1

となっている。MAT DARK GRAYISH LEAF GREEN METALLIC 2 は XC50X では発売されていたが XC50D では初めてなので新色と言えば新色なのだけど、プレスリリースでは特に書かれていない。前の XC50D である 2WPA からは、

PURPLISH RED METALLIC 5
MAT DARK GRAY METALLIC 1
BLACK METALLIC X
MAT DARK BLUISH GRAY METALLIC 2

の色がなくなっている。この4色は売り上げが悪かったのだろうか。さらに 2WP はちょくちょくモデルコードが飛んでいるので、その間の予定されていたモデルについても想像してしまう。

続けて 1月30日に BW’S 125 の新色が発表された。黄色とマットチタンの2色で、こちらも2月10日発売なので発売済。

YW125 2018 BG12 [BW’S 125]
YW125 BG12 A

モデルコードは BG12 で、このモデルは昨年7月の時点で発売予定になっていたので、かなり遅れていたことになる。当初の発売時期については、ヤマハの部品情報検索でも確認できる。

同じく1月30日に CYGNUS-X SR の新色が発表になった。こちらも2月10日発売なので、発売済。色はマットダークブルーとマットブラックの2色。マットダークブルーのホイールは色もデザインも2018年モデルのジョグ ZR と同じようである。

XV125SR 2018 [CYGNUS-X SR]
XV125SR 2018

ジョグ ZR と同様に、発売済にも関わらずヤマハの部品情報検索ではまだ掲載されていない。そのためモデルコードは不明だが、引き続き BF9 を使って BF95 になると思われる。

2018年4月20日追記
2017年モデルの BF92 に、車体色の追加されていた。1年も前に6色で発売されると書いていて、それが揃った形となった。昔書いた記事を読み返していて気が付いた。

同じく1月30日に NMAX の新色が発表になった。こちらも2月10日発売なので、既に発売済。色はブルーとマットグレーの2色。

GPD125 2018 BV3A [NMAX]
GPD125 BV3A

モデルコードは引き続き BV3 を使って BV3A となる。せっかくなので、BV3 のモデルコード一覧を。

code name year country remarks
BV31 GPD125-A 2014 欧州、南アフリカ
BV32 GPD125-A 2017 フランス、ベルギー MBK OCITO
BV33 GPD125-A 2017 UK
BV35 GPD125-A 2017 日本
BV36 GPD125-A 2017 韓国
BV37 GPD125-A 2018 欧州、南アフリカ
BV38 GPD125-A 2018 フランス、ベルギー MBK OCITO
BV39 GPD125-A 2018 UK
BV3A GPD125-A 2018 日本
BV3B GPD125-A 2018 韓国

BV34 が抜けているが、私の調査不足なのか発売取りやめになったモデルなのか、不明である。

NMAX とは排気量違いの兄弟モデル NMAX 155 も同様に発表されている。こちらは NMAX よりも10日ほど遅い2月8日の発表で、発売日も3月20日となっている。NAMX 155 はマットブラックと青の2色。

GPD155 2018 [NMAX 155]
GPD155 2018

この NMAX 155 は発売日前なのもありモデルコードが不明だが、BV4 が引き続き使われそうである。

2018年3月27日追記
モデルコードは BV4 が使われて BV48 となった。

最後に、NMAX 155 と同日に発表された FJR1300AS/A の新色について。マットブルーが発売となり、発売日は2月20日である。

FJR1300AS 2018 B958
FJR1300AS B958

モデルコードは FJR1300AS は B958 に、FJR1300A は B88H となる。

ということでここ1か月ぐらいに日本で発表になった新色についてでした。

YZF-R25等の日本向け2018年モデル

日本向け YZF-R25, YZF-R3, MT-25, MT-03 の2018年モデルが出るので、今日はその情報についてを。

YZF-R25 2018 B0E1
YZF-R25 2018 B0E1

YZF-R25 / YZF-R3 は1月20日発売予定、MT-25 / MT-03 は3月5日に発売予定となっている。


日本向け YZF-R25 / YZF-R3 / MTN250(MT-25) / MTN320(MT-03) の2018年モデルは、以下のモデルコートとなる。モデルコードの変更を確認するため、2017年モデルのモデルコードも入れている。

code name year country remarks
1WDD YZF-R25 2017 日本
1WDG YZF-R25 2017 日本 MotoGP Edition
B0E1 YZF-R25 2018 日本
2WD5 YZF-R25A 2017 日本
BS81 YZF-R25A 2018 日本
B02J YZF-R3A 2017 日本
B02N YZF-R3A 2017 日本 MotoGP Edition
BR55 YZF-R3A 2018 日本
B045 MTN250 2017 日本
B1E1 MTN250 2018 日本
B055 MTN320 2017 日本
B0B1 MTN320 2018 日本

2018年モデルは全てモデルコードが変更となっており、モデルコードから見る限りモデルチェンジと呼んでも良いぐらいのものになっている。

日本向け2018年モデルの YZF-R3 はモデルコードが BR55 となるが、BR5 のモデルコードは以下のようになっている。

YZF-R3 BR5
BR51 2018 欧州、南アフリカ、トルコ
BR52 2018 英国
BR53 2018 ロシア
BR54 2018 オセアニア
BR55 2018 日本
BR56 2018 台湾

MT-03 は欧州モデルなどで既に ABS を装着しているため、日本向けには欧州モデルなどで使われている B9A とは別のモデルコード B0B が使われて B0B1 となっている。せっかくなので、欧州などで使われている B9A のモデルコード一覧を見てみる。

MT-03 B9A
B9A1 2018 欧州、南アフリカ、トルコ
B9A2 2018 英国
B9A3 2018 ロシア
B9A4 2018 オセアニア
B9A5 2018 台湾

と振られており、日本以外の国のラインナップは YZF-R3 と同じようになっている。

YZF-R25 / YZF-R3 / MTN250 / MTN320 は世界各国で発売されており、モデルコードもかなりの数が存在していて全て追うのが大変である。2018年モデルの YZF-R3 だけでも上記の BR5 以外に。

code name year country remarks
2MS7 YZFR3J 2018 USA
2MS8 YZFR3J 2018 カナダ
2YPG YZF-R3 2018 メキシコ、コロンビア、
アルゼンチン
2YPM YZF-R3 2018 ベトナム
2YS3 YZF-R3A 2018 インド
B02P YZF-R3A 2018 タイ
B033 YZF-R3A 2018 ブラジル
BY93 YZFR3AJ 2018 USA
BY94 YZFR3AJ 2018 カナダ

とモデルコードがバラバラの状態になっている。

せっかくなので、日本向け2018年モデルの変更点についてを見てみた。YZF-R25 / MTN250(MT-25) では、まずカムプロフィールの変更があった。その影響もあってか、スパークプラグも CR9E から LMAR8A-9 に変更になり、インジェクターも変更された。YZF-R25 では ABS なしのモデルが発売になるが、2018年10月より ABS 装備の義務化がされるため、日本での YZF-R25 ABS 無しモデルの最後になりそうである。MTN250 でも同様で ABS を装備していないため、来年以降のモデルが発売される場合は ABS を装備して価格が高くなるでしょう。

YZF-R25 2018 B0E1
YZF-R25 2018 B0E1

YZF-R3 / MTN320(MT-03) でも YZF-R25 と同様の変更がされており、カムプロフィールの変更、スパークプラグの変更、インジェクターの変更などが行われている。日本向けのパーツカタログはまだ公開されていないが、この辺りの変更は欧州向けと共通と思われるので、欧州向けのパーツカタログが参考になる。

YZF-R3A 2018 BR55
YZF-R3A 2018 BR55

これだけ色々な国で発売されているので、世界を旅する自動二輪車として MT-03 を選択するのも悪くないと思ってきた。よく考えたら、南極大陸以外の全ての大陸で販売されているし。