今日は、日本で発売されるアクシス Z と、アクシストリートの2017年モデルについて。
XC125E [AXIS TREET] 2015 41D5 |
10日ほど前にアクシス Z の情報が入ったので、ここに書こうかと思っていたところ、ヤマハの部品情報検索にアクシストリートの2017年モデルが掲載された。これはアクシス Z の発売中止なのか、発売延期の前触れなのか、それとも併売するのか、判断がつかなかったので一旦保留にした。ところがここにきて、アクシス Z がスケジュール通り発売される情報が入ったので公開することにした。
まず、アクシストリートの2017年モデルについて。
ヤマハの部品情報検索に何の前触れもなくアクシストリート2017年モデルが入った。カラーバリエーションは2015年モデルと全く一緒。パーツカタログで2015年モデルからの変更を調べてみると、こんな感じになった。
・アッセンブリ設定のみだったいくつかの部品が個別でも設定された
・フロントホイールの速度メータ用ギアにオイルシールが入った
・メインのキーシンダー部分で部品番号の変更
・配線止めのクランプがプロテクタに変更
実質キーシリンダーの変更と速度メータ用ギアにオイルシールが入っただけで、どちらにしても性能に大きな影響を及ぼすものではない。2017年モデルが出たことで、もうしばらくアクシストリートの発売を継続をするのかと思ったが、色の変更も行わずに2017年モデルになっても広報から情報も出ていないため、排ガス規制前のモデルとして出しておいただけなのかもしれない。そう言えば2013年も同じようにひっそりと 41D4 のモデルコードになったこともあったな。
発売中止になるのかどうかはもう少し様子を見る必要がありそう。
ということで、気になる2017年モデルのアクシス Z の情報を。モデル名は以前伝えたように LTS125 となり、モデルコードは B7A1 になる。
表にするまでもないけど、恒例なので一覧を。
code | name | frame | year | country | remarks |
---|---|---|---|---|---|
B7A1 | LTS125 | SED7J | 2017 | 日本 | AXIS Z |
色は赤、白、濃い青、銀の4色で、見た目は台湾モデルとほとんど変わらない。レッグシールドのリフレクタも付けてきたぐらい変わらなくて驚いたけど。もらった情報によると、諸元は以下のようになる。せっかくなので、現行のアクシストリートと台湾の AXIS Z と比較する。
model | AXIS TREET | AXIS Z | AXIS Z |
---|---|---|---|
code | 41D5 | B7A1 | 2TS1 |
国 | 日本 | 日本 | 台湾 |
年式 | 2015年 | 2017年 | 2016年 |
全長 | 1795 mm | 1790 mm | 1790 mm |
全幅 | 675 mm | 685 mm | 685 mm |
全高 | 1070 mm | 1145 mm | 1145 mm |
軸間距離 | 1255 mm | 1275 mm | 1275 mm |
装備重量 | 110 kg | 100 kg | 100 kg |
燃料容量 | 5.6 l | 5.5 l | 5.5 l |
前輪 | 3.50-10 | 100/90-10 | 100/90-10 |
後輪 | 3.50-10 | 100/90-10 | 100/90-10 |
B×S | 51.5×60.0 | 52.4×57.9 | 52.4×57.9 |
圧縮比 | 9.5 : 1 | 11.0 : 1 | 11.0 : 1 |
前ライト | PH12 40/40 W | HS1 35/35 W | HS1 35/35 W |
やはり、台湾モデルと合わせてホイールを10インチにしてきた。ここはアクシストリートの後継という位置や、シグナス X の存在もあるので、ベトナム向け LTS125 のように12インチにはできなかったのでしょう。
アクシストリートには Dio 110 や アドレス 110 といったライバルが出てきて、排気量が大きいのに馬力は負けているし、燃費も追いつかないため苦しい戦いになっている。
アクシス Z の登場で巻き返しをしてもらいたい。