欧州でYZF-R1Mの2018年モデル注文開始

ヤマハヨーロッパは、一昨日の2017年11月27日に YZF-R1M 2018年モデルの予約を開始した。

YZF-R1M 2018
YZF-R1M 2018

UK での価格は 19,799ポンドで、2017モデルから400ポンドの値上げ、フランスでの価格は 23,999ユーロで、2017年モデルから200ユーロの値上げ。値上げは仕方ないかもしれないが、どんどん手が届かない値段になっていく気がして。


モデルコードは今のところ不明。2017年モデルで、排出ガス対策やそこそこ装備の変化があったのだけど、モデルコードは 2KS のままだったので、2018年も 2KS のままのではないかと予想する。
これまで通りカラーは1色で、2017年モデルのカウル下側とマフラーヒートガードが黒色になった。その他の外観については、シールド横のロゴの色が違うぐらいで全く同じ。

YZF-R1M 2018
YZF-R1M 2018

発表の説明を読むと、2018年モデルではクラッチなしでシフト操作ができるクイックシフトシステム(QSS)がシフトダウンでも動作するようになったのと、エレクトリックレーシングサスペンション(ERS)が更新されたとのこと。毎年のように進化し続けている。

折角なので、これまでの YZF-R1M のカラー一覧を。

YZF-R1M 2015 2KS1
YZF-R1M 2015
YZF-R1M 2016 2KSC
YZF-R1M 2016
YZF-R1M 2017 2KSF
YZF-R1M 2017
YZF-R1M 2018
YZF-R1M 2018

並べてみると、2018年モデルは黒が締まって見えて、精悍さが出た感じがある。

2015年と2016年モデルはプレストが発売したが、2017年モデルは発売がなかった。2018年モデルはどうするのだろうか。何百台も売れるモデルではないので難しいかもしれないが、ヤマハのフラッグシップなのでなんとか国内でも販売して欲しいところ。

大型と小型の教習車

普通自動二輪車の教習車・試験車を書いたついでに、大型自動二輪車の教習車・試験車を書き始めたが、あっさり終わってしまったので普通自動二輪車の小型限定も入れたものにしようかと。

FZX750L 1998 3XF4
FZX750L 3XF4

教習車・試験車に乗るのは基本的にその排気量帯に乗ったことがない人たちなので、良いモデルを作ったとしてもそれが本当に「良い」モデルなのか判断してもらえないところがある。例え良いモデルを作って教習車や試験車でアピールをしても訴求力に欠けてしまうので、難しいところなのだけど。


ヤマハは教習所を運営している関係で、どうしても教習車を自前で用意する必要があるというところがある。今の時代となっては頭の痛い問題なのかもしれない。
ということで、まずは普通自動二輪車の小型限定のモデルを。SR125L の前は YB125 が使われていたという話なのだけど、あまりにも昔の話で確認がとれなかった。

name code / year photo
SR125L 19W
1982
SR125L 19W
SR125L 3LB1
1988
(写真なし)
SR125L 4DD1
1991
SR125L 4DD1
SR125L 4WP2
1996
SR125L 4WP2

普通自動二輪車の小型限定のAT限定では、シグナス X の車体が使われた。今のところ、そのモデルのみだけど表にして。

name code / year photo
XC125L 5UA3
2004
XC125L 5UA3

続けて大型自動二輪車の教習車・試験車を。
やっぱり1980年代前は情報が少なく不明な点が多いのだけど、XJ750EII の試験車があったという話である。

name code / year photo
FZX750L 3XF3
1996
(写真なし)
FZX750L 3XF4
1998
FZX750L 3XF4
XJR1300L 1PK1
2011
XJR1300 1PK1

大型自動二輪車の AT 限定については、ヤマハは該当モデルを発売していない。排気量的に既存のモデルを流用できないし、免許取得希望者も少ないため必要性が少ないと思っているのでしょう。

SR125L の後継はいつのことになるのだろうか。YS125 あたりを正式販売して、ついでに教習車も発売すればという淡い期待をして。