CE50最後のヤマハ製JOGか

CE50 の新しいフレーム型式についての情報をもらった。CE50 JOG は既に2017年モデルを出しているので、え?と思ったが調べてみると確かに出そうな雰囲気である。

JOG
JOG

少しセンセーショナルなタイトルを付けたが、昨年10月にヤマハ発動機は 50cc の原付において2018年中にホンダより OEM 供給を受けると発表した。折しも継続販売中のモデルも新しい排出ガス規制の対象となる時期が夏と迫っている時期である。来年から OEM 供給を受けるのに、あえて規制後に発売するとも思えず、これがヤマハ発動機製の最後の JOG になるのではないかと。


昨年末にヤマハ発動機は JOG の2017年モデルを発表し、販売中である。この JOG のモデルコードは引き続き 3P3 を使っているのだけど、3P3U から振られており 3P3P ~ 3P3T が開いた状態になっていて不思議に思っていた。今回の2回目の2017年モデルで、その開いた4つが埋められた感じとなった。その 3P3 モデルを一覧にしてみる。

code name year frame remarks
3P31 CE50 2007 SA36J
3P32 CE50D 2008 SA39J
3P33 CE50ZR 2009 SA39J ZR
3P34 CE50 2009 SA36J
3P35 CE50D 2009 SA39J
3P36 CE50 2011 SA36J
3P37 CE50D 2011 SA39J
3P38 CE50ZR 2011 SA39J ZR
3P39 CE50 2013 SA36J
3P3B CE50ZR 2013 SA39J ZR
3P3C CE50 2013 SA36J
3P3D CE50D 2013 SA39J
3P3E CE50ZR 2013 SA39J ZR
3P3F CE50P 2015 SA36J PETIT
3P3G CE50 2015 SA36J
3P3H CE50D 2015 SA39J
3P3J CE50ZR 2015 SA39J ZR
3P3K CE50 2015 SA55J
3P3L CE50D 2015 SA56J
3P3M CE50ZR 2015 SA56J ZR
3P3N CE50P 2015 SA55J PETIT
3P3P CE50J 2017 SA57J
3P3R CE50S 2017 SA58J DELUXE
3P3S CE50ZR 2017 SA58J ZR
3P3T CE50P 2017 SA57J PETIT
3P3U CE50J 2017 SA55J
3P3V CE50S 2017 SA56J DELUXE
3P3W CE50ZR 2017 SA56J ZR
3P3X CE50P 2017 SA55J PETIT

新しいモデルは、フレーム型式がディスクブレーキモデルについては SA58J に、ドラムブレーキモデルについては SA57J となる。

このモデルでは何が違っているのか、こっそり聞いてみたところによると、チャコールキャニスターが付いているが 50km リミッターなどは付いていなく、マフラー・インジェクタ・駆動系・ECU の変更も無いそうで、排出ガス規制前としてのモデルのようである。来月には出るのではないかと言う話で。

流れを考えると、このモデルがヤマハ発動機製の最後の JOG になってしまいそうである。先日ある方と喋っていて、中山雅史の JOG アプリオの CM の話が出て、懐かしい思いをする機会があった。人それぞれの思い出の JOG があったりするのだろうなと思った瞬間でもあった。そんな少しノスタルジアを感じながら、世界は変わっていくのでしょう。

2017年8月1日追記
ここで書いたモデルが、28年度排出ガス規制対応モデルとして2017年7月25日に発表された。最後の JOG になるかはわからないが、2018年モデルとして Movistar Yamaha MotoGP Edition も発売されたこともあり、しばらくは継続販売されそうである。

XT660Zのカラー

今日は、XT660Z のカラーを。

XT660Z 2015 2BD7
XT660Z 2BD7

販売期間は2008年から2016年で意外と短く、10年もなかった。もっと長く売っていた印象もあるけど、それだけ存在感があったとも言える。大きなモデルチェンジもなく発売を終了してしまい、残念な限り。ひょっとしたら、この排気量帯で単気筒での Tenere は最後となるかもしれない。


2012年前後のモデルがいくつもあり、カラーを確認するのが大変だった。ABS モデルについても入れようかと思ったが、基本的に同じ年式の ABS 無しモデルと一緒なので、省略した。そんな XT660Z のカラー一覧を。

code year photo
11D1 2008 BLACK METALLIC X
XT660Z 11D1 A


BLUISH WHITE COCKTAIL 1
XT660Z 11D1 B


YELLOWISH GRAY SOLID 5
XT660Z 11D1 C
11D2 2009 BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A


BLACK METALLIC X
XT660Z 11D2 B


DULL RED METALLIC U
XT660Z 11D2 D
11D3 2009
11D4 2010 BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A


BLACK METALLIC X
XT660Z 11D2 B
11D6 2010
11D7 2010 BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A


BLACK METALLIC X
XT660Z 11D2 B


DULL RED METALLIC U
XT660Z 11D2 D
11D8 2011 BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A


BLACK METALLIC X
XT660Z 11D2 B
11D5 2011
11D9 2012 BLUISH WHITE COCKTAIL 1
XT660Z 11D9 A


MAT GRAY METALLIC 3
XT660Z 11D9 B
2BD1 2012
11DA 2012 BLUISH WHITE COCKTAIL 1
XT660Z 11D9 A


BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A
2BD2 2012
2BD3 2013 DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C
XT660Z 2BD3 A


MAT GRAY METALLIC 3
XT660Z 2BD3 B
2BD4 2013 BLUISH WHITE COCKTAIL 1
XT660Z 11D9 A


BLUE METALLIC C
XT660Z 11D2 A
2BD5 2014 MAT GRAY METALLIC 3
XT660Z 2BD3 B
2BD6 2015 MAT WHITE METALLIC 4(2BD7, 2BD8)
XT660Z 2BD7 A


MAT GRAY METALLIC 3(2BD6, 2BD8)
XT660Z 2BD6 A
2BD7 2015
2BD8 2015
2BD9 2016 MAT WHITE METALLIC 4
XT660Z 2BD7 A


MAT GRAY METALLIC 3
XT660Z 2BD6 A

珍しくヨーロッパ向けとオーストラリア向けでカラーが違うことが多く、思ったよりも長くなってしまった。ブラジル向けについては専用のカラーリングは無く、上記のカラーのどれかを使用している。上記の表に入れることも考えたが、かなり長くなるのでやめておいた。

長かった XT660 については今日で一区切りとする。