今日は YZF-R6 の各国モデルの比較と、謎のモデルについてを。
YZF-R6 の2016年モデル各国向けの写真を。フランス・ベルギーモデル、ロシアモデルはヨーロッパモデルと見た目は同じ、カナダモデルは USA モデルと見た目は同じ。
YZF-R6 2016 2CXM ヨーロッパ |
YZF-R6 2016 2CXP オーストラリア |
YZF-R6 2016 2CXS USA |
違いはリフレクターとウィンカーの大きさぐらい。ナンバー横のリフレクターのサイズが、北米向けとオーストラリア向けで違うのが面白い。
話は変わって、日本では YZF-R6 レースベース車を毎年のように発売している。ここ5年ほどのヤマハの発表を見てみると。
2011年モデル発売
2012年モデル継続設定
2013年モデル継続設定
2014年モデル発売
2015年モデル継続販売
2016年モデル継続販売
ヤマハの部品情報検索や、先日書いた「YZF-R6の年式5」を見るとわかるが、2011年の 1JS8 から2016年の 1JSY まで4年ほどモデルコードが存在しない。それはそれで、2011年モデルを継続発売しているのであれば不思議ではないが、上記発表の写真を見ると2011年モデルと2012年モデルに違いがあるのである。
YZF-R6 2011 JAPAN |
YZF-R6 2012 JAPAN |
間違い探しのように少し難しいので、該当部分を拡大してみる。
YZF-R6 2011 JAPAN |
YZF-R6 2012 JAPAN |
リアブレーキステー周りの色が違うのである。黒くなっているのは2012年~2014年モデルで、2015年モデルでまた元の色に戻っている。継続販売でも部品変更は考えられなくもないが、それをさらに戻すというのは聞いたことがない。
部品を変更したけどモデルコードを変更しなかったのか、良くわからない。
さて、気になる2017年モデルの日本での発売はどうなるのだろうか。上記の発表を見るとわかるように、レースベース車の発売予告は11月初めから12月初めに行われる。今年はまだ発表はなく、来月になっても発表がなければ日本での正式発売の可能性が出てきそうである。