欧州でMT-10SPの発表

昨日の予告通り、MT-10 SP の発表についてなのだけど、今日まさかのニュースが飛び込んで来た。


Hondaとヤマハ発動機が原付一種領域における協業の検討を開始 – ヤマハ発動機
Hondaとヤマハ発動機が原付一種領域における協業の検討を開始 – 本田技研工業

衝撃的なニュース。自動二輪車の中で、一番数が売れている 50cc クラスでこんなことが起こるとは、想像もしていなかった。一時期のスズキとカワサキの提携のような末路を辿るのではないかと、心配もしてしまう。

そんな話は置いて、昨日ヨーロッパで発表された MT-10 SP について。

MT-10 SP 2017 Silver Blu Carbon
MT-10 2017 Silver Blu Carbon

MT-10 SP モデルとしてはこの色のみ。SP 以外の2017年モデルでは3色のラインナップだけど、2016年モデルと同じカラーリング。SP モデルも無印のモデルも2017年の2月に発売予定。

MT-10 2017 Night Fluo
MT-10 2017 Night Fluo
MT-10 2017 Race Blu
MT-10 2017 Race Blu
MT-10 2017 Tech Black
MT-10 2017 Tech Black

各色のホイールの色もそれぞれ違うのは MT-09 と同じ。気になる装備は置いて、2016年モデルの MT-10 と、この2017年モデルの MT-10 モデルを比較してみる。

MT-10 2016 Europe
MT-10 2016 Europe
MT-10 2017 Europe
MT-10 2017 Europe

違いはないように見える。MT-10 の SP ではないモデルの装備の違いを確認する。

  • クイックシフトシステムの改善
  • エンジンマッピングの更新

大きな違いはなく、マイナーチェンジした感じのようである。この装備に加えて、SP モデルでは。

  • Ohlins 電子制御レースサスペンション
  • フルカラーの TFT メーターパネル

が追加になっている。実質的に Euro4 の排気ガス規制対応と、SP モデルの追加といった感じである。

MT-10 2016 メーター
MT-10 2016 メーター
MT-10 SP 2017 メーター
MT-10 SP 2017 メーター

明日は、2017年ヨーロッパ向け MT-09/MT-10 と同時に発表された SCR950 について書こうかどうか、悩み中。

MT-09欧州2017年モデル発表

ヨーロッパで MT-09 の2017年モデルが発表された。発売は2016年12月とのこと。


色は3色で、それぞれホイールの色が違う。

MT-09 2017 Night Fluo
MT-09 2017 BNS4
MT-09 2017 Race Blue
MT-09 2017 DPBMC
MT-09 2017 Tech Black
MT-09 2017 MDNM6

気になる変更点は。

  • 2灯 LED ヘッドライト
  • スイングアームマウントのリアフェンダー
  • スイングアームマウントのナンバープレートホルダー
  • スリッパークラッチ
  • クイックシフトシステム
  • フロントフォークの性能向上
  • シートの形状変更(5mm高くなる)
  • マフラーの形状変更
  • ラジエターサイドフィン追加

クイックシフトシステム(QSS)で、ギアを上げるのにクラッチ操作なしで出来るようなるみたい。

デザインの変更で大きなところは、ヘッドライトが LED の二灯になった。MT-10 ほどのインパクトはないが、評価が分かれるところ。

MT-09 2017 Europe
MT-09 2017 Europe

リア周りもだいぶすっきりした。ナンバー灯の配線は、チェーンカバー上側を通っている。

MT-09 2017 Europe
MT-09 2017 Europe

2016年モデルと比較してみる。やはり、ナンバープレートホルダーの位置と、ヘッドライトの形状変更が目に付く。

MT-09 2016 Europe
MT-09 B872
MT-09 2017 Europe
MT-09 2017 BNS4

デザインをうまく変えて、魅力的な機能も追加された。ヨーロッパでの売り上げはこれまで好調だったが、新しくなっても勢いが衰えそうにない。

明日は時間があれば、同時発表された MT-10 SP について書こうかと。