今日は TT250R のカラーをと思っていたが、オーストラリア向け2005年、2006年の写真が手元になかったりして中途半端なので、日本向けのみとする。

TT250R 1997 4RR2

改めて見てみると、鍵穴の位置やライトの暗さなど古い設計の部分もあるが、今でも充分に魅力あるモデル。

日本向けは1993年、1995年、1997年にそれぞれ2色なので、カラーリングは6種類となる。個人的には、写真を見るとあったあったと思い出す感じ。

code	year	photo
4GY1	1993	PURPLISH WHITE SOLID 1 (VIOLET) PURPLISH WHITE SOLID 1 (MAGENTA)
4RR1	1995	PURPLISH WHITE SOLID 1 (VIOLET) PURPLISH WHITE SOLID 1 (RED)
4RR2	1997	DEEP VIOLET METALLIC 1 BLUISH BLACK 2

街で見かける機会が結構あったのに、短い期間で販売終了となったのが疑問であった。車体番号から見る限り、TRX850 のように欲しい人が一気に買って、それ以降販売台数が伸び悩んだ感じのようである。 1998年に 4RR4 のモデルコードでアルゼンチン向けに輸出された。4RR2 とカラーリングは同じであることを考えると、売れ残りを輸出したのかなと考えてしまう。そして、4RR3 が抜けているので、日本か他の国向けに計画していたものが中止になったのでしょう。

日本向け TT250R のカラー一覧にしようと思っていたけど、せっかくなので Raid は分けることにした。

TT250R 1995 4GY5 [TT250R Raid]

TT250R Raid は1994年から1996年までのモデル。もっと長い間売っていると思っていたので、3年間だけだったことに驚いた。

日本で TT250R が発売された1993年、東京モーターショーで TT250R Rally Raid Special(ラリーレイドスペシャル) が出展された。オーストラリアでの Australian Safari レースを意識したモデルで、メインの16リットルの燃料タンクに加え、サイドカバー内にさらに10リットルづつを搭載して合計36リットルという量を入れることができる。

TT250R Rally Raid Special

そして翌年の1994年に TT250R Raid が発売となった。旅する人にとってはこの上ない装備で、北海道に行くと Raid はよく見かけるモデルの１つだった。
そんな TT250R Raid のカラー一覧を。

code	year	photo
4GY3	1994	PURPLISH WHITE SOLID 1 (PURPLE) PURPLISH WHITE SOLID 1 (MAGENTA)
4GY5	1995	PURPLISH WHITE SOLID 1 (PURPLE) DULL GREENISH BLUE METALLIC 1
4WA1	1996	PURPLISH WHITE SOLID 1 (PURPLE) DULL GREENISH BLUE METALLIC 1

ホンダの XLR250R Baja が大型ヘッドライトを採用し、ヤマハの TT250R Raid はそれに加えて大型燃料タンクを装備した。Baja もそれに追従して大型燃料タンクを装備するようになり、スズキも DJEBEL250XC を出す、そんな90年代の流れがあった。

アドベンチャーモデルがブームの今、ヤマハはどう出てくるのだろうか。ツーリングセローだけでは弱いので、TT250R Raid の復活までとはいかないだろうけど、何か考えているのは確かなようである。個人的には XTZ250Z Tenere を日本に導入してもらいたいところ。