今日は CE50 [JOG] のうち21世紀に入ってからのモデルの年式一覧について。大きく分けると、台湾向けの FANCY JOG と、日本向けの JOG シリーズに分けられる。

CE50ZR 2009 3P33 [JOG ZR]

台湾向けの FANCY JOG も日本向けの JOG シリーズも、21世紀の CE50 は台湾で製造されたモデル。日本向けの CE50 [JOG] の先代である2サイクルエンジンの CV50 [JOG] 2003年モデルから台湾製造となっている。

まずは、2005年からの台湾向け CE50 [FANCY JOG] の年式一覧を。モデル名については、資料によって異なるため、パーツカタログでの表記をベースとしている。
販売国は全て台湾なので、表にはフレーム型式を入れた。

1P4 ではキャブレターであったが、41P1 から FI となっている。

この台湾で発売された CE50 [FANCY JOG] をベースとして2007年に日本で CE50 の JOG シリーズが発売された。その日本での CE50 の年式一覧を。ここでも販売国は全て日本なので、フレーム型式を入れた。

奇数年にどっと出ている感じである。モデルコードでは I, O, Q, Z は使わないので、3P3A だけが使われずに 3P3 のモデルコードを使い切っている。この 3P3A がどんなものだったのか、よくわからない。特定の企業がかなりの量を注文したときなど、市販モデル以外でも個別にモデルコードを割り振ることがあるので、3P3A について見てみたがやはり発売されていない。予想だが、2013年に JOG PETIT の発売予定があったが、中止になってしまったのではないかと。

2017年では怒涛のごとく発売され、さらに2018年にも新色が追加されたが、モデルコードを使い切っているために 3P3S に追加する形となった。20年以上前は既に出ているモデルコードに新色を追加することが良くあったが、2018年にそんなことが行われるのは非常に珍しい。この2017年と2018年モデルについて、発売日とヤマハのニュースリリースと対比させてみる。

モデルコードが入り組んでいるが、モデルコードを見る限り平成28年度排出ガス規制モデルを先に用意していたが、その前に規制前のモデルを出した形となっている。

次回は1980年代の CE50 のカラーと言いたいところだけど、古すぎて写真が揃っていない。じゃ、台湾向けの CE50 [FANCY JOG] のカラーとしようと思ったが、やっぱり揃っていない。なので、写真が揃っていれば21世紀に日本で販売された CE50 の JOG シリーズのカラーに、揃ってなければ何事もなかったように別のモデルで。