「JOG」タグアーカイブ

ホンダ製JOGとVINOのモデルコード

今日は、明日発売のホンダ製 JOG と VINO のモデルコードなんかについて。

CEH50 2018 B3K1 [JOG]
CEH50 B3K1

とうとう、ホンダ製の JOG と VINO が明日発売になる。歴史的な日でもあり、ヤマハ発動機ファンからすると少し悲しいような複雑な心境の日でもある。


発売日前日なので、もう書いても良いでしょうということで、モデルコードとモデル名についてを。

まずは、JOG について。モデル名は CEH50 で、デラックス版が CEH50D となる。これまで JOG で使っていたモデル名の CE50 に、ホンダ製ということで H が付いた形となった。
モデルコードは B3K が割り振られて B3K1 に、デラックス版が B3K2 になっている。表にするまでもないが、いつものことなので表にすると。

code name year frame remarks
B3K1 CEH50 2018 AY01
B3K2 CEH50D 2018 AY01 Deluxe

続けて VINO について。モデル名は CEH50 と同じように XCH50 となり、デラックス版もやはり XCH50D となる。モデルコードは B4K が割り振られて B4K1 に、デラックス版は B4K2 となっている。表にすると。

code name year frame remarks
B4K1 XCH50 2018 AY02
B4K2 XCH50D 2018 AY02 Deluxe

まず、モデル名についてはもっと奇抜な名前かとも想像していたのだけど、H が入っただけのものとなった。この感じだと、今後発売される GEAR は BXH50 になりそうである。
そしてモデルコードも自動二輪車に割り振られている B から始まるものとなった。ホンダ製なので、H から始まる特殊なものになるのではと予想していたが、完全に外れた形になった。

エンジンオイルはどうするのか、ちょっと疑問であった。ホンダ製のエンジンにヤマルーブはどうなのかなと思っていたが、ヤマルーブにホンダ製エンジン向けの Red ver. というのが発売になっている。

ヤマルーブ Red ver. For Scooter
YAMALUBE Red ver. For Scooter

Red はホンダのコーポレートカラーからきているのだろうか。もう、ホンルーブと呼びたくなるような感じである。For Scooter が気になる表現だけど、考えると妄想してしまうので忘れることにして。他にも、専用のステアリングヘッドベアリング向けグリースを発売したり、整備工場も大変そうである。

あと気になることは、パーツカタログである。ホンダはパーツカタログを web などで一般に公開していない。しかし、ホンダ製の JOG や VINO のパーツカタログをヤマハが公開すると、エンジンや車体などの情報を TACT などのホンダユーザーも参照できてしまう。ホンダがこれを良しと思うかどうかである。そして、もし公開されたとしたら、どんな形式となっているのか。これは早ければ明日にはわかるので、公開されるかどうか注目していきたいところである。

ホンダ製のJOGが発売に

本日、新しい JOG が発表になった。かねてからの話であったホンダとの協業が実現し、ホンダ製の JOG となる。

JOG 2018 エンジン
JOG 2018 エンジン

2016年10月の協業発表から1年半、とうとう現実となった。本当にそんな時代がやってきたのかと、複雑な気分である。


ベースはホンダの DIO かと予想していたが、TACT がベースとなる。現行の JOG も入れて写真で比較をしてみる。

HONDA TACT
HONDA TACT
YAMAHA JOG 2018
JOG 2018
CE50 2017 3P3V [JOG]
CE50 3P3V

TACT のフロント周りを変えて JOG っぽくしたような感じで、バッジだけを付け替えた OEM ではなく、一応カスタマイズされたものである。ちょっとリアとのバランスが悪い感じもするけど、そこまでは無理を通せないのもあるのでしょう。

ホンダ製になったことで、ブレーキレバーにロックが付く。特許の関係で他社ではあまり採用されないため、ありがたい装備。

ブレーキレバー
JOG 2018 ブレーキレバー

他にも Deluxe ではアイドリングストップ機能も搭載し、ホンダ感が出ている。

今のところ、モデルコードは不明。それ以前にヤマハ製のモデルコードと共通で付けられるのか、ホンダのものが使われるのか。エンジン型式は AF74E なのでホンダのルールと言うか、ホンダが使っているまま。フレーム型式は AY01 で、これまでヤマハが付けていた SA57J のようなルールではなく、ホンダのルールでもない。同時発表の VINO は AY02 なので、これからこのルールが使われそうである。

部品の管理もどうするのかなど、まだ色々と不明なところが多い。一時期あったスズキとカワサキの協業のように長続きしない可能性もあるだろうし、しばらく様子を見るしかなさそうである。