RAY ZRがモデルチェンジしてLCG125に

今日は予告通り、インドで発売されていた RAY ZR がモデルチェンジしたことについてを。

LCG125 2020 B2U1 [RAY ZR]
LCG125 B2U1

先月の2019年12月19日に、インドで Fascino と RAY ZR のモデルチェンジの発表があり、Fascino 125 と Ray ZR 125 が発売となった。RAY ZR はこれまでのモデルでは一応、Cygnus RAY ZR と Cygnus の名前が入っていたが、今回の発表では Cygnus は取り払われ、RAY ZR となった。


モデルチェンジでモデル名が XC115B から LCG125 となり、モデルコードは B2U が割り当てられた。LCG125 になったことからもわかるように、排気量が 113.5cc から 124.9cc へとアップされ、さらにキャブレタから FI と進化している。これはインドでの排出ガス規制 BS6 が2020年4月から始まる影響で、同日に発表された Fascino も同様に排気量がアップされて FI 化されている。
まずは、恒例なのでモデルコードの一覧を。

name code year country remarks
LCG125 B2U1 2020 インド RAY ZR
LCG125 B2U2 2020 インド RAY ZR
LCG125D B2U3 2020 インド RAY ZR STREET RALLY

B2U2 は前輪がドラムブレーキとなる。また、B2U3 はブロックパターンのタイヤや、ハンドルガードが装備されている。
この LCG125 [RAY ZR] なのだが、何故かインドヤマハの商品ページにはまだ掲載されていない。発売はされてはいる様子なので、生産が追い付いていないのか、もしくは掲載が在庫を売り切ってからの切り替えなのかもしれない。

せっかくなので今回モデルチェンジされた LCG125 [RAY ZR] のカラー一覧を。

code year photo
B2U1 2020 MAT DARK PURPLISH BLUE METALLIC 1
LCG125 B2U1 A


BLACK METALLIC X
LCG125 B2U1 B


CYAN METALLIC 6
LCG125 B2U1 C


MAT DULL RED METALLIC 4
LCG125 B2U1 D


DEEP REDDISH YELLOC COCKTAIL 1
LCG125 B2U1 E
B2U2 2020 BLACK METALLIC X
LCG125 B2U2 A


CYAN METALLIC 6
LCG125 B2U2 B
B2U3 2020 DEEP PURPLISH BLUE METALLIC Y
LCG125 B2U3 A


NEW HIGH SPARKLE GREEN
LCG125 B2U3 B

バリエーションとカラーの多さからも、販売台数が多いことが伺える。インドの道路事情も良くなって、スクーターでの移動も苦ではない場所が増えたのでしょう。
2020年モデルの XC115B [RAY ZR] と LCG125 [RAY ZR] を写真で比較してみる。

XC115BD-C 2020 B62D [RAY ZR]
XC115BD B62D
LCG125 2020 B2U1 [RAY ZR]
LCG125 B2U1 A

かなり大胆に変更が加えられおり、別なモデルと言っても良いぐらいとなっている。一番最初の写真でも使ったが、この Y 型のポジションランプは必要だったのか?と思ってしまう。

XC115B [RAY ZR] は業者が輸入しているため、多くはないものの日本国内にも流通している。そのうちこの新しい LCG125 [RAY ZR] も国内で見られるかもしれない。
次回はインドでモデルチェンジした LCX125 [Fascino 125] のことを書く予定。

TFX150 のカラー

今日は TFX150 のカラーについてを。最近のモデルなのでだいぶ気が楽である。

TFX150 2017 BY62
TFX150 BY62

TFX150 はインドネシアとタイで製造されていたモデルで、両国以外にベトナムとフィリピンでも発売されていた。このベトナムとフィリピン向けは、インドネシアで製造されていたモデル。


製造国でカラーバリエーションが異なり、年式ごとにすると車体向きも年式違いも分かり辛くなるため、発売国毎に分けることにする。
まずは、タイ向けのカラー一覧を。

code year photo
B481 2016 SILVER METALLIC 1
TFX150 B481 A


VIVID RED COCKTAIL 1
TFX150 B481 B


MAT VIVID PURPLISH BLUE METALLIC 1
TFX150 B481 C


MAT BLACK 2
TFX150 B481 D
B482 2017 DARK GRAY METALLIC B
TFX150 B482 A


LIGHT REDDISH YELLOW SOLID 1
TFX150 B482 B


MAT VIVID PURPLISH BLUE METALLIC 1
TFX150 B482 C


MAT BLACK 2
TFX150 B482 D
B483 2017 MAT GRAY METALLIC 6
TFX150 B483 A
B484 2018 MAT BLUE METALLIC 3
TFX150 B484 A


BLACK METALLIC X
TFX150 B484 B


BLUISH GRAY PEARL 1
TFX150 B484 C


MAT WHITE METALLIC 1
TFX150 B484 D
B485 2018 MAT WHITE METALLIC 5
TFX150 B485 A

続けて、インドネシア向けのカラー一覧を。車体向きが揃っていないことには目を瞑ってもらうことにして。

code year photo
BG71 2016 SILVER METALLIC 1
TFX150 BG71 A


MAT YELLOWISH GRAY METALLIC 2
TFX150 BG71 B


MAT BLACK 2
TFX150 BG71 C
BG72 2017 MAT SILVER 1
TFX150 BG72 A


DARK GREENISH GRAY METALLIC 3
TFX150 BG72 B


MAT DEEP RED METALLIC 3
TFX150 BG72 C

ベトナム向けのカラー一覧を。未発売と思われる BY72 の写真は無くはないのだけど、まともな写真ではないため、省略する。

code year photo
BY71 2016 MAT YELLOWISH GRAY METALLIC 2
TFX150 BY71 A


MAT BLACK 2
TFX150 BY71 B

最後にフィリピン向けのカラー一覧を。

code year photo
BY61 2016 SILVER METALLIC 1
TFX150 BY61 A


MAT YELLOWISH GRAY METALLIC 2
TFX150 BY61 B
BY62 2017 MAT SILVER 1
TFX150 BY62 A


DARK GREENISH GRAY METALLIC 3
TFX150 BY62 B


MAT DEEP RED METALLIC 3
TFX150 BY62 C

TFX150 は ASEAN 向けのモデルであったが、MT-15 になりインドでも製造され、さらに中南米でも発売されるグローバルモデルとなった。グローバルモデルにするために名前を変えたとも言える。

次回はインドで発売された LCX125 [FASCIMO 125] か、LCG125 [RAY ZR] の話でも。