XF50の年式

そう言えば、50cc のモデルを1度も取り上げていないなと気が付いた。何か海外でも販売されているモデルで、モデル数が極端に多くないモデルはないかと考えて、XF50 を思いついた。

XF50 2007 15P1
XF50 GIGGLE 15P1

XF50 は台湾で製造されているモデルで、日本や北米、ヨーロッパ向けに輸出されている。


日本では VOX と言う名前、北米では C3 と言う名前、ヨーロッパでは Giggle と言う名前、その MBK 版は Booster X と言う名前で販売されている。C3 は「C- Cubed」と読むみたい。日産の Cube3 を思い出した。

XF50 emblem

それにしても、ヤマハは同時期に C3 なんて名前を付けて、楽器の方のヤマハと名前を調整したりしないのかな。

モデルコードは日本と北米向けが 3B3 で、ほぼ使い切ってしまったので BB1 に変わった。ヨーロッパ向けは 15P が使われている。いつものようにモデルコード一覧を、まずは 3B3 と BB1 を。

code name year country remarks
3B31 XF50 2006 Japan
3B32 XF50 2007 USA
3B33 XF50 2007 Canada, Oceania
3B34 XF50S 2007 Japan
3B35 XF50 2007 Japan
3B36 XF50X 2008 USA
3B37 XF50X 2008 Canada
3B3A XF50 2008 Japan *unknown
3B3B XF50 2009 USA
3B3C XF50 2009 Canada
3B3D XF50D 2009 Japan Delux
3B3E XF50 2009 Japan
3B3F XF50Z 2010 USA
3B3G XF50Z 2010 Canada
3B3H XF50 2010 Japan
3B3J XF50D 2010 Japan Deluxe
3B3K XF50A 2011 USA
3B3L XF50A 2011 Canada
3B3P XF50 2012 Japan
3B3R XF50D 2012 Japan Deluxe
3B3T XF50L 2013 Japan Limited
3B3U XF50 2013 Japan
3B3V XF50D 2013 Japan Deluxe
3B3W XF50 2014 Japan
3B3X XF50D 2014 Japan Deluxe
BB11 XF50D 2016 Japan Deluxe

続けて 15P を。

code name year country remarks
15P1 XF50E 2007 Europe
15P2 XF50 2007 Europe MBK Booster-X
15P3 XF50E 2007 UK
15P4 XF50E 2007 Ireland
15P5 XF50 2009 Europe
15P6 XF50 2009 UK
15P7 XF50 2009 Ireland
15P8 XF50 2009 France MBK Booster-X

既に北米やヨーロッパでは発売終了になっている。続けてカラー一覧を、と思ったけど長くなったので明日以降に。

YBRのDiversion

Diversion と言えばヨーロッパ向けの XJ シリーズに付けられた名前だけれど、それ以外にも存在する。それが2006年からフランスで発売されていた YBR125 Diversion である。

YBR125 Diversion
YBR125 Diversion

名前の通り、YBR125 にハーフカウルを付けて、XJ シリーズの Diversion 風に仕上げたもの。


YBR125 Diversion としてのモデルコードは確認できていない。Diversion にするカウルが別売されていたことからも、MT-07 で言うところの MOTO CAGE や、MT-09 の Sport Tracker / Street Rally のようにモデルとしての扱いではなかったと思われる。

Diversion kit

アクセサリーカタログでは不思議なことに赤のカウルの記載がない。
と言うことで、各色の写真を。

MATURE RED
YBR125 Diversion MRE
LIGHT GRAY METALLIC 3
YBR125 Diversion LGM3
BLACK METALLIC X
YBR125 Diversion SMX
DEEP PURPLISH BLUE METALLIC M
YBR125 Diversion DPBMC

気になるのがメーターがハンドルマウントなのか、カウルマウントなのか。拡大写真を見ると、ハンドルマウントのようである。

YBR125 Diversion metre

その影響でハンドルに対してカウルが少し低く設置されている。ミラーもカウルに付けるほど強度がないのでしょう。なので、ヘッドライトとウィンカー交換程度のお手軽な変更。

2年ほどで姿を消してしまったのは非常に惜しい。