「モデルの写真」カテゴリーアーカイブ

YZF-R25/YZF-R3の2018年モデル

日本で YZF-R25 と YZF-R3 の2018年モデルが発表になった。2018年1月20日に発売予定とのこと。

YZF-R3 2018
YZF-R3 2018

YZF-R25 も YZF-R3 も平成28年排ガス規制に対応して、エンジンスペックが変更となっているがその他装備の変更はなく、外観上での違いは見つけられない。


まず、YZF-R25 について。引き続き ABS 無しの YZF-R25 と ABS 装備の YZF-R25A の販売で、どちらもモデルコードが不明。排出ガス規制の変更がなかったインドネシアの2018年モデルは引き続き 1WD / 2WD を使って、1WDH / 2WD7 が振られているが、ヨーロッパ向け YZF-R3 の変更点を見る限りだいぶ多いので、日本向けの YZF-R25 もモデルコードが変更されそうである。

2018年1月17日追記
モデルコードについて判明したので、そちらも参考に。
YZF-R25 2018
YZF-R25 2018

YZF-R3 ABS もモデルコードが不明だけど、ヨーロッパ向けや北米向けの2018年モデルでモデルコードが変更になっているので、日本向けも変更になると思われる。多分、ヨーロッパやオセアニア向けと同じ BR5 が使われるのではないかと。

YZF-R3 2018
YZF-R3 2018

カラーなどは公式ページや色々な場所で紹介されているので省略して、写真の合成の話でも。例えば、YZF-R3 と YZF-R25 と YZF-R25A では同じ写真から CG 合成を使ってそれぞれのモデル写真にしている。なんとなく ABS 無しの YZF-R25 の写真から YZF-R25A や YZF-R3 の写真を作っているのかと思っていたが、どうも違うようである。さらに、合成のミスが残っていたりするので、ここでその話を。

YZF-R25 2018
YZF-R25 2018
YZF-R25A 2018
YZF-R25A 2018
YZF-R3A 2018
YZF-R3A 2018

上の写真を見ると、どれも元が同じ写真ということがわかると思う。せっかくなので、アニメーションにしてみる。

YZF-R25 YZF-R25A YZF-R3A 2018

どれがオリジナルなのか、写真をよく見ればわかるときがあるのだけど、今回は珍しく日本のヤマハがやらかしているので、すぐにわかったりする。おかしなことに気が付いたのは、YZF-R25 の「ホワイト」での写真をみたときで、何だろうと思ったのが始まり。

YZF-R25 2018

写真が小さいので問題の前輪を拡大してみる。

YZF-R25 2018 前輪

見てわかると思うが、消し残しがある。ピンとこない人のために消し残しの部分と、元となったと思われる YZF-R25A の写真を。

YZF-R25 2018 前輪
YZF-R25A 2018 前輪

YZF-R25A の写真から ABS 周りのものを消して YZF-R25 の写真にしたが、珍しく消し残したことがわかる。
さらに、YZF-R25A にはカウルに汚れがあるが、YZF-R3A や YZF-R25 にはその汚れが消されているので、元の写真は YZF-R25A ということがわかる。

YZF-R25 2018
YZF-R3A 2018

そんなところを見ている人は少ない気がするけど。
モデルコードなどが判明したら、また追記する予定。

機種の写真について2

今日は1年以上前に書いた「機種の写真について」の続きを。

前に書いたとき、昔は右向きの写真が多く、その理由はサイドスタンドに下駄を入れて車体を垂直に保っていた、なんてことを書いた。今日はまず、その下駄入りの写真から。

XT125X 2007 13D2
XT125X 13D2

こんな感じで下駄を入れて車体を垂直にして撮影している。これだけだと不安定な気がするけど、他の写真では床に固定しているように見えるものもある。

FZ6-N 2007 1B3D
FZ6-N 1B3D

少し話は変わって、上の写真を見ると奥の曲線の色の違いが気になると思うが、これは回転ステージに乗っているため。


この回転ステージは何のために必要かと言うと、色々な角度から撮影するために便利だから。本来は、右から撮ったり、左から撮ったり正面から撮ったりと、その度に車体を動かさないといけない。背景のスクリーンをうまくすれば45度ぐらいは何とかなりそうだけど、反対側を撮るにはやっぱり動かす必要がある。

FZ6-N 1B3D

最近では360度ビューができるように web ページを用意していたりするので、そんな時も非常に役立つ装置である。このおかげでカメラも動かさずに済む。
この回転台で写真を撮って、あとはサイドスタンドを消してしまえば良い。上の写真を元にヨーロッパのヤマハのページに掲載されていたのが下の写真。

FZ6-N 1B3D A

この写真は、回転台の形が出ているし、跳ね上がったサイドスタンドも付け忘れている。同じ年式の別な色の場合は、きちんと跳ね上げたサイドスタンドを付けているし、床の色も綺麗に消している。

FZ6-N 1B3D B

2つのモデルを比べると、光の当たり方が違うので別な場所で撮ったものと思われる。
せっかくなので、この写真でもう1つ。上の2枚の写真はヨーロッパのヤマハでの FZ6 「Galerie photo」にあった写真である。写真を見るとわかるように、2つのモデルではタンクの色の違いのみ。2000年代から、そんなときは CG で色を作成してしまうことが増えてくる。

上記の FZ6 の製品写真としては、以下が掲載されていた。

FZ6-N 1B3D B
FZ6-N 1B3D A

見てわかるように、同じ写真から2枚の写真を作っている。ちゃんと車体を2台用意して同じ位置から撮ったとしても、ミラーの角度やタイヤパターンなど、どうしても違いが出てくる筈なのだけど、この2枚は見事にタンク以外が一致する。せっかくなので、アニメーションを作ってみた。

FZ6-N 1B3D A-B

こんな感じで、最近の写真はかなりの確率で CG で作られたものを使っている。上の写真では、元の写真が「BLUISH SILVER 4」の方だと思われる。

2000年代のヨーロッパでの CG 処理はかなり酷いものがあったが、最近はどれが元なのかわからないぐらいになってきた。そのうちスタジオでの写真も不要になって、完全な CG になる日も近いのかもしれない。