「発売情報」カテゴリーアーカイブ

中国でFuture / 旭鷹 125発売

今日は昨年末に発表されて、先月末に発売になった Future 125 についてを。Future 125 と色々と少々ややこしい販売名が付いているが、旭鷹 125 という名称も付けられている。エンジンは LCB125 [JOG i125 / 巧格 i] からの流用で、フレームも同じく LCB125 [JOG i125 / 巧格 i] をベースにしていて、ほぼ同形状となっている。

JYM125T-3A [Future 125 / 旭鷹 125]
JYM125T-3A

タイトルを見てわかると思うが、未だモデル名が不明である。中国での登録名は JYM125T-3A なのはわかっているが、ヤマハでのモデル名がわかっていない。ちょっと事情があって未だ判明しておらず、その辺のことは時間があったら別途書こうかと思う。


この Future 125 にはモデルコードが BEC が割り当てられて、BEC1~BEC3 の3バリエーションが出たようである。そのモデル一覧を。

code name year country remarks
BEC1 不明 2021 中国 DISC BRAKE
BEC2 不明 2021 中国 DRUM BRAKE
BEC3 不明 2021 中国 DISC BRAKE

BEC1 と BEC3 はフロントブレーキがディスク、BEC2 はドラムとなっている。中国ヤマハの web ページにはドラムブレーキのモデルが掲載されていないが、販売店では既に発売されている。カラーは BEC1, BEC2, BEC3 で同じ6色の展開となっている。

WHITE METALLIC 6
JYM125T-3A BEC1 A
BLACK METALLIC X
JYM125T-3A BEC1 B
IMPERIAL BROWN
JYM125T-3A BEC1 C
MAT SILVER 1
JYM125T-3A BEC1 D
MAT RED METALLIC 3
JYM125T-3A BEC1 E
MAT DARK PURPLISH BLUE METALLIC 4
JYM125T-3A BEC1 F

じゃ BEC1 と BEC3 の違いは何かと言うと、BEC3 はリアブレーキ操作がフット式となっている。そのため、ハンドルの左にはブレーキレバーは装着されておらず、フレームも共通ではない。果たして、フット操作式のブレーキの需要があるのかと考えてしまう。カラーは6色あるため、警察や郵便と言った特殊向けではないし、どんな想定なのか不思議である。
一覧の前に「3バリエーションが出たようである」と書いたのは、未だこの BEC3 が中国の販売店で確認できていないため。そのうち販売されるかもしれないが、現時点では見つからない。

スタイリングは、台湾での BW’s 125 や EC-05 のように、ヘッドライトが張り出したような形状となっている。これは今時代の流行なのだろうか、それともヤマハのデザインの拘りなのか。

BEC1 [Future 125 / 旭鷹 125]
JYM125T-3A BEC1 C
GQX125 BBJ1 [BW’s 125]
GQX125 BBJ1
EHG050 BEN2 [EC-05]
EHG050 BEN2

価格は LCB125 [JOG i125 / 巧格 i] より少し高いか同程度、LCZ125 [AVENUE 125 / 巡鹰 125] より2割から3割ほど安い価格となっている。LCB125 は少し日本に入ってきているようなのだけど、この Future 125 / 旭鷹 125 が日本に輸入する業者がいるかは微妙なところ。特に大きな特徴があるモデルでもないため、難しいかなというのが正直なところ。

インドネシアでLNP125[GEAR 125]の発売

あけましておめでとうございます。今年も細々とやっていきますので、よろしくお願いします。

今日は年末の2020年モデル一覧で遅くなってしまったけど、11月末にインドネシアで発売された LNP125 [GEAR 125] についてを。

LNP125 2021 B3W1 [GEAR 125]
LNP125 B3W1

GEAR は日本でも 50cc 版が発売されているが、インドネシアで発売された GEAR 125 は全く別のモデルと言って良いスタイルとなっている。業務用向け専用ではなく、スクーターのエントリーモデルとしての位置付けである。別のモデルと考えた方が、違和感がない。


GEAR 125 のモデル名は LNP125 となり、モデルコードは B3W が割り当てられた。最近はスクーターに L で始まるモデルコードを割り当てているが、特に意味も無く完全に機械的に割り当てている。一覧にするほどでもないが、恒例なのでモデルコードの一覧を。

code name year country remarks
B3W1 LNP125 2021 インドネシア STANDARD VERSION
B3W2 LNP125-I 2021 インドネシア S VERSION

ヤマハインドネシアの web ページには大きく書かれていないが、車体横や説明書には MIO GEAR と書かれている。

LNP125 B3W2

形の上では MIO の派生モデルということになる。この辺りは、MIO の名前を態々付ける必要もないと思うのだけど、商標登録や海外展開があったときのことを考えてなのでしょう。
その他、LNP125 [GEAR 125] は特に目新しい機能もなく、フロントのウィンカーとハザード用の LED が目を惹くぐらいで。

LNP125 B3W2

その中でも1つ気になったことが。モデルとは直接関係がないが、パーツカタログの図が、CAD ベースのものになったこと。

LNP125 B3W1/B3W2 パーツカタログ
LNP125 B3W

これまでは線描きのイラスト風のものだったが、インドネシアモデルでもとうとう CAD ベースのものになった。見やすいかどうかは慣れもあるので難しいところだけど、これから海外製造モデルでも増えていくのだろうなと思わせる出来事である。

次回はまだ未定。正月休み中に、3つほど記事を書きかけたのだけど、確認が取れなくてボツにした。そんなこともあって、次回はまだ案もない状態。