「モデル研究」カテゴリーアーカイブ

YBA125とZY125-2の年式

今日は YBA125 の年式一覧を。YBA125 と同じ車体の NYM ZY125-2 についても含めて書くことに。

YBA125 2007 16C1 [Enticer]
YBA125 16C1

YBA125 / ZY125-2 は中国とインドで生産されていたモデルで、1999年に中国で ZY125-2 として発売されたのが始まり。中国製造のモデルは Vision という販売名、インド製造のモデルは Enticer という販売で発売されており、それぞれの名前で中南米などに輸出もされていた。


YBA125 は YBR125 系のエンジンを搭載しており、インドでも中国でも YBR125 発売前に YBA125 が発売されていたため、YBR125 のエンジンの元となったと呼んでも良いぐらいである。その YBA125 / ZY125-2 の年式一覧を。中国とインド製造なので、いつもよりも確度が落ちる。

code name year country remarks
5AP1 ZY125-2 1999 中国 Vision
5AP2 ZY125-2 2000 中国 Vision
5AP1 YBA125 2001 メキシコ Vision
5AP3 ZY125-2 2001 中国 Vision
5AP4 ZY125-2 2001 中国 Vision
5AP5 ZY125-2 2001 中国 Vision
5US1 YBA125 2002 インド Enticer
5US2 YBA125 2003 インド Enticer
5YD1 YBA125 2003 スリランカ Enticer
3P01 YBA125 2004 中近東 Enticer
3P41 YBA125 2004 メキシコ Enticer
16C1 YBA125 2007 メキシコ Enticer
3P42 YBA125 2011 メキシコ Enticer
3P43 YBA125 2012 メキシコ Enticer

5AP の ZY125-2 は完全なヤマハの製品ではなく、当時あった株洲南方ヤマハ、現在の株洲建設ヤマハ製である。5AP1 については、同じモデルコード 5AP1 で2001年にメキシコへ輸出されていた。5AP3, 5AP4, 5AP5 については充分な資料がなく、細かな装備の違いについてはわかっていない。

ZY125-2 [Vision] と YBA125 [Enticer] を写真で比較してみる。

ZY125-2 1999 5AP1 [Vision]
ZY125-2 5AP1
YBA125 2002 5US1 [Enticer]
YBA125 5US1

インド向けではサリーガードが装着されていたり、ワイヤースポークホイールであったりと違いはあるものの、基本は同じである。エンジン周りでは、中国製 5AP では5速であったが、インド製とその輸出モデルは4速となっている。

このページに取り上げたくないモデルの1つに、YBR125 がある。中国、ブラジル、インドで生産され、世界各国に輸出されていたため、モデルコードを追うだけでかなりの日数がかかる。モデル数が少ない YBA125 でさえ不明点が多いので、YBR125 となった場合は想像もつかない。とは言っても、このページも3年経過したため、取り上げるモデルがかなり減ってきた。そろそろ YBR125 のようなモデルにも手をつかないといけない時期になってきている。

YL50 BJ のカラー

ちょっと時間が空いてしまったが、今日は YL50 [BJ] のカラーについて。調べてみると、こんなにカラーバリエーションがあったのかと驚かされた。

YL50 2004 5XN1 [BJ]
YL50 5XN1

この YL50 [BJ] 発売の陰に HONDA TODAY の成功があり、価格帯が最安となる位置付けのモデルとしての発売であった。1990年代始めの SH50 MINT 対 HONDA PAL の再現のようにも見えた。


カラーバリエーションが多い=売り上げ台数が多い、という単純式があって、この式から考えるとかなりの売り上げがあったことになる。2004年の 5XN1 と 5XN2 ではリコールが出ているために販売台数がわかっており、合わせて5万6000台とやはり単純式の通りになっている。その YL50 [BJ] のカラー一覧を。

code year photo
5XN1 2004 BLACK 2
YL50 5XN1 A


FAIRY SILVER
YL50 5XN1 B


WHITE METALLIC 1
YL50 5XN1 C


DARK VIOLET METALLIC A
YL50 5XN1 D


LIGHT GRAY METALLIC K
YL50 5XN1 E


PALE MAGENTA METALLIC
YL50 5XN1 F


LIGHT GRAYISH BLUE METALLIC 8
YL50 5XN1 G


PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1
YL50 5XN1 H
5XN2 2004 BLACK METALLIC X
YL50 5XN1 A


FAIRY SILVER
YL50 5XN1 B


WHITE METALLIC 1
YL50 5XN1 C


DARK VIOLET METALLIC A
YL50 5XN1 D


LIGHT GRAY METALLIC K
YL50 5XN1 E


PALE MAGENTA METALLIC
YL50 5XN1 F


LIGHT GRAYISH BLUE METALLIC 8
YL50 5XN1 G


PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1
YL50 5XN1 H
5XN3 2005 FAIRY SILVER
YL50 5XN3 A


BLACK METALLIC X
YL50 5XN3 B


NEW PEARL WHITE
YL50 5XN3 C


LIGHT GRAY METALLIC K
YL50 5XN3 D


VIVID ORANGE SOLID 2
YL50 5XN3 E


PALE MAGENTA METALLIC
YL50 5XN3 F


PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1
YL50 5XN3 G


DARK PURPLISH BLUE METALLIC B
YL50 5XN3 H
5XN4 2006
5XN5 2006 FAIRY SILVER
YL50 5XN6 A


BLACK METALLIC X
YL50 5XN6 B


NEW PEARL WHITE
YL50 5XN6 C


DARK PURPLISH BLUE METALLIC B
YL50 5XN6 D


DULL RED METALLIC D
YL50 5XN6 E


LIGHT GRAY METALLIC K
YL50 5XN6 F


VIVID ORANGE SOLID 2
YL50 5XN6 G


PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1
YL50 5XN6 H
5XN6 2007

2004年に 5XN1 と 5XN2 のモデルが2つ発売されている。地味に BL2 から SMX へと色の変更があったが、それ以外に AI システムの搭載の変更が入っている。AI システム搭載の影響で、インテークマニホールド、キャブレター、ウェイトローラー、クラッチにも変更があり、CDI も更新が入った。
排出ガス規制ではないタイミングで AI システムが入ったのは珍しく、結果的に AI システムが無かったことで走行とのバランスがうまく取れなかったのかと想像してしまう。エンジン周りで変更されたところを中心に抜き出してみる。

code 5XN1 5XN2
年式 2004 2004
一次減速比 48/13 (3.692) 48/13 (3.692)
変速比 2.058-0.849 : 1 2.183-0.896 : 1
二次減速比 42/13 (3.231) 42/13 (3.231)
アイドリング回転数 1300~1800 rpm 1700~1900 rpm
クラッチイン回転数 3000~3400 rpm 3300~3700 rpm
メインジェット #68 #70
メインエアジェット 1.2 2.0
パイロットジェット #44 #43
スタータージェット #50 #43

スペックだけを見ると高回転型になり、燃費が悪くなったと予想できる。排出ガス規制により、他のモデルも含めて2サイクルエンジンを搭載したモデルは2007年が最終年となる。BJ は4サイクルモデルでの後継機種は発売されず、非常に短い期間のモデルとなった。