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先日、VP125 のことを書いた。VP300 は前に書いたので、VP シリーズの残りは VP250 になった。せっかくなので、この機会に書くことにする。
VP250 2007 5B21 [X-City] |
VP250 は MBK での製造であったが、VP125 と違って MBK 版での発売はされなかった。なので、ヤマハからの X-City のみ。
モデルコードは 5B2 で、年式としては2007年から2015年のモデルであった。存在が派手ではなくヨーロッパ向けなので日本人には馴染みが薄い。その影響か私も2015年まで売っていたことに書いていて気が付いたぐらい。
そんな VP250 の年式一覧を。
code | name | year | country | remarks |
---|---|---|---|---|
5B21 | VP250 | 2007 | 欧州 | X-City |
5B22 | VP250 | 2008 | 欧州 | X-City |
5B23 | VP250 | 2009 | 欧州 | X-City |
5B26 | VP250 | 2009 | 欧州 | X-City |
5B24 | VP250 | 2010 | 欧州 | X-City |
5B28 | VP250 | 2010 | 欧州 | X-City |
5B27 | VP250 | 2011 | 欧州 | X-City |
5B29 | VP250 | 2012 | 欧州 | X-City |
5B2B | VP250 | 2013 | 欧州 | X-City |
5B2C | VP250 | 2015 | 欧州 | X-City |
モデルコードの抜けがあったり、順番が変わっていたりする。噂では ABS 付きモデルが出る予定があったとかで、抜けはその影響ではないかと考えている。
この VP250 はよくわからない部分も多く、例えば2009年のモデルコード 5B23 と 5B26 には構造的に違いがないように見える。パーツカタログをじっと睨んでも、やはり同じ。なぜモデルコードが分けられているのか、間を2つ飛ばしたのかが見えてこない。
パーツカタログを見ると、ホイールは Veleg Jinfei 製と Zhongnan Aluminum 製の2種類あり、フロントフォークについては Paioli Meccanica 製と ENDURANCE 製と KAIFA Industry 製の3種類がある。ひょっとすると、この組み合わせでモデルコードが違ってくるのかもしれない。
年式毎のホイールの種類を表にしてみる。
5B21 | 5B22 | 5B23 | 5B26 | 5B24 | 5B28 | 5B27 | 5B29 | 5B2B | 5B2C | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Jinfei | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
ZNA | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フロントフォークの種類も表にしてみる。
5B21 | 5B22 | 5B23 | 5B26 | 5B24 | 5B28 | 5B27 | 5B29 | 5B2B | 5B2C | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Paioli | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ENDURANCE | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
KAIFA | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
実際のところどのぐらい性能が違うのか、乗り比べるのも面白そうである。