シグナスX各国モデル比較

今日は、シグナスXの台湾、日本、ヨーロッパ向けの比較をしてみようかと。


最新のモデルで比較しようと思ったが、ヨーロッパ向けの最終は2012年なので2012年モデルで比較してみようかと。日本向けモデルの2012年は WGP 50周年記念モデルのみなので、翌年の2013年モデルとした。

NXC125N 2012 1MS1 台湾
NXC125N 1MS1
XC125 2013 1YP1 日本
XC125 1YP1
NXC125EA 2012 4P9B ヨーロッパ
NXC125EA 4P9B

ヨーロッパ向けの写真を見て、この年で比較するのは間違いだったと気が付いた。台湾向けは2012年に、日本向けは2013年にモデルチェンジしていて、2012年のヨーロッパ向けと比較するのに適していなかった。

仕方なく日本向けと台湾向けだけを見てみると、外見上は大きな違いはないことがわかる。一旦、最新の台湾向けと日本向けの諸元の比較をする。

code 2UB2 BF91
台湾 日本
年式 2016年 2016年
全長 1895 mm 1895 mm
全幅 690 mm 690 mm
全高 1115 mm 1115 mm
最低地上高 115 mm 115 mm
軸距 1305 mm 1305 mm
装備重量 117 kg 118 kg
前タイヤ 110/70-12 110/70-12
後タイヤ 120/70-12 120/70-12
燃料容量 6.5 l 6.5 l
最大馬力 7.2 kW
最大トルク 9.9 Nm
圧縮比 10.0 : 1 10.0 : 1
燃料噴射器 TMBA 24 TMBA 24
WR 9 g × 6 9 g × 6
1次減速比 1.000 1.000
2次減速比 10.400 10.400

1kg の重さの違いはどこからくるものなのだろうか。

ヨーロッパ向けの2012年の外見に合わせて比較するため、台湾の2011年と日本の2010年のモデルで比較してみる。台湾モデルは左向きの写真しかなかったので、全て左向きにして。

XC125M 2011 1CJ3 台湾
XC125M 1CJ3
XC125 2010 28S4 日本
XC125 28S4
NXC125EA 2012 4P9B ヨーロッパ
NXC125EA 4P9B

それぞれのモデルを見て、台湾向けはカラーリングやバックミラーで判別しやすいが、全体的に大きな違いは無い感じである。

気になったのは、台湾向けはリアサスペンションのバネの取り付け向きが違っている。日本向けやヨーロッパ向けは密なのが上になっているが、台湾向けは密が下。少し調べてみたけど、理由がよくわからない。

スペックの比較もしてみようかと。外見合わせのため、台湾向けは2011年モデルの 1CJ3 と、日本向けは2012年モデルの 28S9 と、ヨーロッパ向け2012年モデルの 4P9B で比較する。

code 1CJ3 28S9 4P9B
台湾 日本 欧州
年式 2011年 2012年 2012年
全長 1855 mm 1855 mm 1855 mm
全幅 685 mm 685 mm 685 mm
全高 1135 mm 1130 mm 1130 mm
最低地上高 110 mm 110 mm 113 mm
軸距 1295 mm 1295 mm 1295 mm
装備重量 120 kg 122 kg 120 kg
前タイヤ 110/70-12 110/70-12 110/70-12
後タイヤ 120/70-12 120/70-12 120/70-12
燃料容量 7.4 l 7.1 l 7.4 l
最大馬力 7.8 kW 8.2 kW
最大トルク 9.1 Nm 9.3 Nm
圧縮比 10.0 : 1 9.5 : 1 10.0 : 0
燃料噴射器 TMBA 24 AC24 AC24
WR 9 g × 6 12 g × 6 9 g × 6
1次減速比 1.000 1.000 1.000
2次減速比 9.744 9.744 9.744

ヤマハ台湾では馬力とトルクの表記をしていないが、エンジンの圧縮比がヨーロッパ向け同様に高いため、ヨーロッパ向けの 8.2kW はあると思われる。また、台湾向けインジェクタ―は愛三工業の TMBA24 で、日本向けやヨーロッパ向けミクニの AC24 と違うので、何かしらの差が出ている筈である。
日本向けのガソリンタンク容量が少ないが、ガソリンタンク周りの部品は同じなので測り方の違いだと思われる。

明日は挫折してなければ台湾向けのカラーリング一覧を書いてみる予定。台湾向けは色が多いし、左向きの写真が多いし、大変そう。


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