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今日は YZF750SP のカラーについてを。その前に。ヤマハワークス、鈴鹿8時間耐久ロードレース4連覇おめでとう。
序盤の熱い走り、天候の変化での対応、ペースカーでの駆け引きなど、見所がいっぱいのレースだった。希望としては、1周でも良いので中須賀に走ってもらいたかったかな。GMT94 は残念だったので、次のシーズンに期待して。
話を YZF750SP に戻して、カラー自体は基本的に YZF750R で発売されていた BLUISH WHITE COCKTAIL 1 と同じで、各モデル1色での発売。
YZF750SP 1995 4HS5 |
YZF750SP は YZF750R より早く発売終了となってしまったので、単純に考えると発売台数は YZF750R の方が良かったということになる。1993年のヨーロッパ向け YZF750R 4HD1 と YZF750SP 4HS1 の売り上げ台数予想をフレーム番号から計算してみた。4HD1 は 4HD-000105~003765 の3660台、4HS1 は 4HS-000106~000557 の451台と、ヨーロッパでは8倍以上の開きがあった。YZF750R の方が圧倒的に売れていたようである。
YZF750R とだいぶ被ってしまうので、左前からの写真にして、各国のカラーをまとめて一覧に。
code | year | photo |
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4FN1 | 1993 | BLUISH WHITE COCKTAIL 1 |
4HB1 | ||
4HS1 | ||
4HS2 | ||
4HT1 | ||
4JA1 | ||
4JD1 | ||
4FN2 | 1994 | BLUISH WHITE COCKTAIL 1 |
4HB2 | ||
4HS3 | ||
4HS4 | ||
4HT2 | ||
4JA2 | ||
4HB3 | 1995 | BLUISH WHITE COCKTAIL 1 |
4HS5 | ||
4HS6 | ||
4HT3 | ||
4JA3 | ||
4JD2 | ||
4HB4 | 1996 | BLUISH WHITE COCKTAIL 1 |
4HS7 | ||
4HS8 | ||
4HT4 | ||
4JA4 | ||
4HB5 | 1997 |
YZF750R と同様、1995年にマイナーチェンジが行われており、リアフレームが分割できるようになったりと各所変更されている。変更部分を中心に、スペックの違いを UK 向け1993年 4HS1 と、1995年 4HS5 とを比較してみる。
code | 4HS1 | 4HS5 |
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国 | GBR | GBR |
年式 | 1993 | 1995 |
全長 | 2160mm | |
全幅 | 730 mm | |
全高 | 1145 mm | |
装備重量 | 215 kg | 218 kg |
ラジエター高 | 217.8 mm | 318.0 mm |
ラジエター幅 | 380.0 mm | |
ラジエター厚 | 32.0 mm | 24.0 mm |
フロントフォーク オイル量 | 464 cc | 471 cc |
リアサスペンション長 | 200 mm | 143 mm |
リアサスペンション ばね定数 K1 | 73.6 N/mm | 78.5 N/mm |
リアサスペンションのばね定数が変更されているが、取り付け位置の変更もあるため一概に感触が硬くなったわけではない。YZF750R ではキャブレターのニードルの変更が多くあったが、YZF750SP ではニードルの変更はなかった。
ホモロゲーションモデルということもあり、いつになくスペックの比較を入れた形になった。毎回このぐらい入れようと思えば入れられるのだけど、調べるのがちょっと面倒と言うか。そうこうしているうちに、YZF-R1 の20周年記念モデルの話や、セローの復活など、色々と話題があがってきている。