XZ550の年式

XZ400 に引き続き、今日は XZ550 の年式についてを。XZ550 は北米向けで Vision というペットネームが付けられていた。

XZ550 30R
XZ550 30R

XZ400 発売の前年1982年、XZ550 が発売された。この排気量帯では4気筒 XJ550 の 528cc と、シングル XT550 の 558cc があって、さらに V ツインの XZ550 の 553cc というラインナップ。この排気量帯でのラインナップとしては、かなり特異な感じである。


XZ550 はボア×ストロークが 80.0mm × 55.0 mm の 553cc で、XZ400 は 73.0mm × 47.6 mm の 398cc と、XZ400 はボアもストロークも流用せず、その辺りはヤマハの拘りが感じられる。ただ、開発者の思いというのはユーザに伝わるかは別の話で、海外でも XZ550 は販売数がそれほど伸びず、年式としては1982年と1983年のみの発売だった。
と言うことで、いつものようにモデルコード一覧を。

code name year country remarks
11H XZ550RJ 1982 USA
11J XZ550RJ 1982 カナダ
11U XZ550 1982 欧州
11V XZ550 1982 西ドイツ 37kW
16R XZ550 1982 オセアニア
11H XZ550RJ 1983 USA
11J XZ550RJ 1983 カナダ
30R XZ550D 1983 日本

ヨーロッパでは1982年以降に XZ550S というモデルが出ていたようなのだけど、モデルコードは 11U のままであった。調べる限りこれはオプション装着車のような扱いで、後付けのもの。1983年以降のヨーロッパ向け XZ550 のパーツカタログ自体存在していないようなので、それ以上の詳細は不明である。

日本向け 30R のフレーム形式や、メーター周りのパーツなどに 25R というモデルコードが確認できる。しかし、25R のモデルコードは割り振られていない。これはどういう理由なのかを知っていそうな人に聞いてみたところ、フルカウルの XZ550D 発売前に、カウル無しの XZ550 を発売しようとしていて、それが 25R なのだとか。しかし販売前に中止となってしまい、フレームやパーツなどは 30R に流用されることになったそうである。

日本では不人気で、300台も売れなかったという情報もある。機構的には悪くはなく、逆に魅力的にも映るのだけど、やはり時代が悪かったとしか言いようがない。
次回は XZ550 のカラーについてを書こうかどうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*