先日、XT125, XT200, XT400 の年式について書いた。XT400 のことを書いていたときに XT シリーズでは、かなり色々な排気量が出ていることに気が付いた。
XT600 2002 4PTB |
モデル名で細かなバージョン違いを除くと、XT125, XT200, XT225, XT250, XT350, XT400, XT500, XT550, XT600, XT660, XT1200 という具合。ヤマハのモデルで、排気量違いが一番多いのではないかと思ったが、XV シリーズの方が多かった。
それぞれの排気量のモデルが、どのような流れになっているのか簡単に年表にしてみた。年式ベースで発売年を青くしている。薄く青になっているのは発売国が1つのみなど、販売数が少なかった年式。
1980年代は迷っているというか、市場を計っている感じが見られる。元々 XT500 を販売していて、XT400 と XT550 に分かれたが結局 XT350, XT500, XT600 に落ち着いた、という流れで。その後は、XT600 → XT660 という流れになったりする。XT200 からの流れでは、XT200 → XT225 → XT250(再)となっている。
一番バリエーション数が多かった年の1986年で各排気量帯のモデルを比較してみる。
XT225 1KH |
XT250 48Y |
XT350 55V |
XT500 1LK |
XT600 43F |
この時代のカタチが見えてくるようなラインナップ。少し個性に欠ける感じもするが、50m 先から見ても「ヤマハだ」とわかるような存在である。
XT シリーズではなく XTZ シリーズになるであろう T7 コンセプトの市販バージョンがそろそろ発表になりそうな時期である。どんな姿になるのか、そして難しいと思うが XT にも派生バージョンが出るのか、期待をしながら。