今日は CH50 Active についてを。
CH50 1983 37T |
CH50 は日本とフランスで発売されていた。日本では Active という名前で、フランスでは Beluga という名前で発売されていた。
少しややこしいのでフランス向けは後回しにして、日本向けについての一覧を。1980年代なので、モデルコードが3桁になっている。
code | name | year | country | remarks |
---|---|---|---|---|
35R | CH50EM | 1983 | 日本 | Active |
37T | CH50EE | 1983 | 日本 | Active |
54U | CH50ET | 1984 | 日本 | Active |
1GJ | CH50E | 1986 | 日本 | Active |
35R / CH50EM ではアナログメーター仕様、37T / CH50EE ではデジタルメーター仕様となっていて、37T には 50cc 初のデジタル時計を装備していたとかで。さらに前後ガス封入式サスペンションを採用しており、54U / CH50ET ではサイドに大きく「GAS CUSHION」と描かれていた。奇しくも CH50 デビューの1983年には JOG も発売となっている。この2つの機種を分けたものが何だったのか、少し考えてしまった。
CH50 1984 54U [GAS CUSHION] |
日本にだけ目を向けると CH50 Active(アクティブ) ですっきりしているのだけど、フランスに目を向けると少々ややこしい。それも資料があまりないので確認できないところもあって。どうやらフランスではヤマハブランドと MBK ブランドで発売されていたようで、ヤマハブランドでは Beluga という名前で、MBK ブランドでは Active という名前だったようである。Beluga は CV50 や XC125 などでも使われている名前だし、Active がヤマハ扱いでないのもあって、混乱の元になっている。フランスでの CH50 の一覧を。
code | name | year | country | remarks |
---|---|---|---|---|
3EC1 | CH50 | 1988 | フランス | Beluga |
3EC2 | CH50 | 1988 | フランス | Beluga |
3EC3 | CH50 | 1989 | フランス | MBK Active |
3EC4 | CH50 | 1989 | フランス | Beluga |
3EC5 | CH50 | 1990 | フランス | MBK Active |
3EC6 | CH50 | 1990 | フランス | Beluga |
3EC8 | CH50 | 1992 | フランス | Beluga |
3EC7 | CH50 | 1993 | フランス | 不明 |
この発売期間を見てしまうと、フランスで人気があったのかと思ってしまう。
さらに確認が取れていないが、1987年辺りに台湾でも発売されていたという資料もあって。モデルコードは 2GF で、モデル名は CH50T だったようである。
この CH50 Active / Beluga には CJ80 Champ のエンジンを積んだ CH80 が発売されていた。せっかくなので、次回はこの CH80 についてを。