TW225Eの年式

TW200 の年式を書こうと思ったが、まだ販売中なのを思い出して TW225 と言うか TW225E の年式を書くことに。

TW225E 2006 5VC5
TW225E 5VC5

TW225E は2002年に発売された。日本向けのみのモデルで、その日本では TW200E の後継として発売される。


全てのモデルでフレーム打刻形式は DG09J、エンジン型式は G328E となっている。排出ガス規制のため、2007年に生産が終了し、対策をして再発売することはなかった。そんな TW225E のモデル一覧を。

code name year country remarks
5VC1 TW225E 2002 日本
5VC2 TW225E 2003 日本
5VC3 TW225E 2004 日本
5VC4 TW225E 2005 日本
5VC5 TW225E 2006 日本
5VC6 TW225E 2007 日本
5VC7 TW225E 2007 日本 20th annniv.

大きなモデルチェンジはなく、車体自体も TW200E から引き継いでいることもあって、全体的に目新しさは感じなかった。

TW200E 2001 5LB2
TW200E 5LB2
TW225E 2002 5VC1
TW225E 5VC1

一時期は道路を見れば TW が走っていた時代もあったが、そんなブームは過去のものとなり、最近では見る機会がめっきり減ってしまった。個人的には値段も安くて面白いコンセプトだったため、ブームが去ったら乗っても良いかなと思っていたが、気が付いたら発売終了していた感じである。

明日は TW225E のカラー一覧の予定。その後、気が向いたら TW200 の年式を書くかもしれない。TW225E の10倍ぐらい大変だけど。

STAR VENTURE発表

昨日、ヤマハ発動機は STAR VENTURE の発表を行った。噂は聞いていたが、思ったよりも気合が入っているモデルで驚いた。

XV1900FD 2018 [STAR VENTURE]
XV1900FD STAR VENTURE

ホンダのゴールドウィングが水平対向6気筒なのに対して、STAR VENTURE は V ツインエンジンを搭載しており、モデルのアプローチが異なっている。


2018年モデルということで情報が不明な部分もあるが、モデル名は XV1900FD に、モデルコードは 2DF になるようである。このモデルコードを見て3回ほど確認をしてしまった。私の記憶だと、2016年後半からの新しいモデルコードは全て B で始まっているので、数字で始まるモデルコードはもう残っていないか、もう使わないものと思っていた。

いつものように、モデルコードの一覧をと言いたいところなのだけど、確認が取れていないので省略して、日本語のプレスリリースに何故か詳細が書かれていなかった TC モデルについて書こうかと。まず、写真で比較してみる。

STAR VENTURE
STAR VENTURE
STAR VENTURE TC
STAR VENTURE TC

わかりやすい点は、TC がアンテナ2本というところ。上の大きさの写真ではわかり辛いが、パッセンジャー用スピーカー有無も違っている。

STAR VENTURE
STAR VENTURE
STAR VENTURE TC
STAR VENTURE TC

その前に、TC は何の略かと言うと、ヤマハ US のページには Transcontinental Option Package とあり、Transcontinental の略のようである。大陸横断オプションパッケージというスケールが大きな名前。その TC モデルに装備されているのは。

・GPS ナビゲーション
・CB 無線
・パッセンジャー用スピーカー
・LED フォグランプ
・パッセンジャー用 USB ポート付き収納
・アラームセキュリティシステム

TC モデルにアンテナが2本あるのは、CB 無線のもののようである。GPS ナビゲーションのデータは北米向けのみかもしれないし、CB 無線は日本で使う周波数や出力と異なっているので、TC モデルが日本に輸入される可能性はないでしょう。

STAR VENTURE が日本で発売されるか気になるところだが、車体を見る限りそれもなさそうである。まず、エンジン横には113と描かれている。これは排気量で、113立法インチを意味している。メトリックを使用している国と言うか UK と US 以外の国では使われていない単位である。

STAR VENTURE エンジン横
エンジン横

ブレーキリザーバータンクの蓋を見ると、注意文が英語のみの記述になっている。例えば、MT-10 だと2016年にヨーロッパで発売されたが、その時点でブレーキリザーバタンクの蓋には日本語での注意文も書かれていた。

STAR VENTURE ブレーキリザーバータンク蓋
ブレーキリザーバータンク蓋

そんなことを考えると、北米以外での発売は考えてないことがわかる。ただし、市場の要求が高まればどうなるかわからない。

それにしても、気合の入ったモデルである。ひょっとしたら、ヤマハは VMAX というフラッグシップを失った後継と考えているのかもしれない。発売が楽しみである。