今日は YZF-R シリーズで YZF-R46 と同じぐらい売れていない(と言うかどちらも限定数発売)の YZF-R7 について。
YZF-R7 5FL1 |
レースでのホモロゲーションに対応させるための所謂ホモロゲーションモデルで、OW-02 という名前も付けられていた。
販売台数は500台で、値段は400万円以上するとんでもない高さ。しかし、その値段が納得できる装備や性能であった。
モデルコードは 5FL で、5FL1 のみ。1モデルのみなので、プロダクションコードを入れてみた。
code | Production code |
NAME | YEAR | COUNTRY |
---|---|---|---|---|
5FL1 | 010 | YZF-R7 | 1999 | Italy |
5FL1 | 020 | YZF-R7 | 1999 | Germany |
5FL1 | 030 | YZF-R7 | 1999 | France |
5FL1 | 040 | YZF-R7 | 1999 | UK |
見ての通り、同じモデルコードにも関わらずフランスが含まれている。どういうことかと言うと、フランスの馬力規制にかかってしまうため、106馬力になってしまうということ。
各国での部品の違いは、UK 向けが左側通行のためにヘッドライトのレンズが異なっているが、他は同じ。つまり、フランス以外の国向けも106馬力になってしまっている。
と言っても、レースに使われる前提のモデルであるので、レースキットなどを装着することで160馬力以上になるのだとか。同じカラーの1999年の YZF-R6 と、2000年の YZF-R1 と比較してみる。
YZF-R6 1999 5EB1 |
YZF-R7 1999 5FL1 |
YZF-R1 2000 5JJ1 |
シートとかハンドル位置とか、レースのためのものだなと感じる。そんな YZF-R7 も15年前のモデルなので、そろそろ部品が出なくて大変になってくる時期なんじゃないかと。プラグ1本とっても、RO256R-10 という聞いたことないようなプラグで、日本のヤマハで部品として入手しようにも販売終了になっている。