今日は普通自動二輪車の教習車・試験車について。昔で言うところの中型自動二輪車。
教習車・試験車になるには例えばセンタースタンドがないと駄目など、必要な装備がある。それに加えて尖った性能を持っていたりするとふさわしくないし、意外と難しいようである。SR400 にセルモーターが付いていれば教習車・試験車にピッタリなのだけど、そこはヤマハのこだわりなので難しいところ。
調べてみたのだけど、1980年代以前についてはよくわからなかった。なので、1980年以降についてを。面白いのが FZ400L と XJ400L の関係で、どちらも2モデルが出ているが全く違うと言って良いモデルである。
name | code / year | photo |
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XS400L | 3X8 1980 |
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XJ400L | 39N 1983 |
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XS400L | 30V 1984 |
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FZ400L | 1KF 1985 |
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XJ400L | 4BP2 1993 |
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FZ400L | 4YR2 1997 |
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XJR400L | 4HME 2001 |
こうやって見ていると、1960年代のモッズカスタムのようにも見えてくるのが不思議なところ。
モデル名で色がついているのは、モデルコードが確認できないもの。多分だけどモデルコードは振らずに、ヤマハモーターエンジニアリングかヤマハ発動機販売が製作しているのではと予想している。
2005年から自動二輪車にも AT 限定が設定されたため、AT 限定用の車両が必要となった。そこで、マジェスティ 400 の教習仕様を発売することになる。
name | code / year | photo |
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YP400 | 5RUD 2005 |
前後にランプが3つ追加されているが、左右のブレーキの様子と、急制動のために 40km/h を越えたときに光るもののようである。
ヤマハの現在のラインナップを見ると、普通自動二輪の教習車・試験車になり得るモデルが存在しないのも悲しいところ。とは言ってもホンダは力を入れていて、NC700X をわざわざ教習車・試験車のために排気量を増やして発売したのには驚いたものである。ヤマハも負けじと発売して欲しいものである。
2018年9月13日追記 XS400L 30V が抜けていたので、追加した。「通りすがりです」さん、ありがとうございます。 |