今日は北米向けでのみ発売されていた XVS650AT [V-STAR Silverado] の年式についてを。XVS650AT は北米向けのみのため、全て V-STAR の扱いである。これでようやく XVS650 の年式の最後となった。

XVS65AT 2013 1BG6 [V-STAR Silverado]

XVS650AT [V-STAR Silverado] の発売期間は、2003年から2013年と短く、さらに USA では2010年モデルが最終となっている。カナダ向けも2004年や2012年モデルが抜けていて、発売期間の全ての年式があるわけではない。

XVS650A [V-STAR Classic] の年式のときにも少し書いたが、XVS650AT [V-STAR Silverado] のモデルコードは 5SC から 4C5 となり、1BG になった。このうち 5SC と 4C5 は他のモデルや仕向け地と共用である。
その北米向け XVS650AT の年式一覧を。

XVS650AT [V-STAR Silverado] の価格がどのぐらいだったのか、2010年の各モデルの写真とともに値段を入れてみる。2010年1月初めの1ドル92円として、日本円も入れてみた。

XVS65 5S19 [V-STAR Custom] $6790 (624680円)

XVS65A 1BF1 [V-STAR Classic] $6590 (606280円)

XVS65AT 1BG1 [V-STAR Silverado] $7890 (725880円)

これだけの装備の Silverado が Classic より12万円高い値段だった。これは、かなりお買い得な価格である。
驚いたのが、Custom の方が Classic より高いこと。日本での XVS400 [Dragstar] では逆であったので、なぜ値段が逆転しているのか不思議である。
さらに驚きなのは、価格が日本の Dragstar よりも安いことである。
F.I.採用でドライバビリティと環境性能を両立　ヤマハ「XVS400 ドラッグスター」「XVS400C ドラッグスタークラシック」　2010年モデル発売
販売数や FI の違いはあるが、輸送の費用を考えると赤字だったのではと疑われる。2010年から2012年にかけて急激な円高が進み、2011年1月には1ドル81円、2012年1月では77円まで高くなったことを計算すると、2010年モデルで発売をやめてしまう大きな理由だったのでしょう。

次回は、ヨーロッパ向けの XVS650 [Dragstar] のカラー一覧の予定。まだ確認をしていないため、ヨーロッパ向けは無しにして、北米向けのみになる可能性もある。