今日は、XT660Z のカラーを。

XT660Z 2015 2BD7

販売期間は2008年から2016年で意外と短く、10年もなかった。もっと長く売っていた印象もあるけど、それだけ存在感があったとも言える。大きなモデルチェンジもなく発売を終了してしまい、残念な限り。ひょっとしたら、この排気量帯で単気筒での Tenere は最後となるかもしれない。

2012年前後のモデルがいくつもあり、カラーを確認するのが大変だった。ABS モデルについても入れようかと思ったが、基本的に同じ年式の ABS 無しモデルと一緒なので、省略した。そんな XT660Z のカラー一覧を。

code	year	photo
11D1	2008	BLACK METALLIC X BLUISH WHITE COCKTAIL 1 YELLOWISH GRAY SOLID 5
11D2	2009	BLUE METALLIC C BLACK METALLIC X DULL RED METALLIC U
11D3	2009
11D4	2010	BLUE METALLIC C BLACK METALLIC X
11D6	2010
11D7	2010	BLUE METALLIC C BLACK METALLIC X DULL RED METALLIC U
11D8	2011	BLUE METALLIC C BLACK METALLIC X
11D5	2011
11D9	2012	BLUISH WHITE COCKTAIL 1 MAT GRAY METALLIC 3
2BD1	2012
11DA	2012	BLUISH WHITE COCKTAIL 1 BLUE METALLIC C
2BD2	2012
2BD3	2013	DEEP PURPLISH BLUE METALLIC C MAT GRAY METALLIC 3
2BD4	2013	BLUISH WHITE COCKTAIL 1 BLUE METALLIC C
2BD5	2014	MAT GRAY METALLIC 3
2BD6	2015	MAT WHITE METALLIC 4(2BD7, 2BD8) MAT GRAY METALLIC 3(2BD6, 2BD8)
2BD7	2015
2BD8	2015
2BD9	2016	MAT WHITE METALLIC 4 MAT GRAY METALLIC 3

珍しくヨーロッパ向けとオーストラリア向けでカラーが違うことが多く、思ったよりも長くなってしまった。ブラジル向けについては専用のカラーリングは無く、上記のカラーのどれかを使用している。上記の表に入れることも考えたが、かなり長くなるのでやめておいた。

長かった XT660 については今日で一区切りとする。

今日は XT660Z の年式についてを。

XT660ZA 2015 2BE3

XT660Z の登場で Tenere が10年振りの復活となった。2010年には Super Tenere も復活して、現在のアドベンチャーモデル流行のきっかけの１つとなった。

23リットルタンクに豊富なオプションと非常に魅力的なモデルであったが、日本での正規発売はされなかった。XT660R/XT660X と同様に北米でも発売されることなく、ヨーロッパや南アフリカ、オーストラリア以外ではブラジルで発売されていた。これは XT660R と同様にノックダウン生産だったようである。いつものように、一覧を。

2012年にモデルコードが 11D から 2BD へと変わっている。モデルチェンジをしたのかと比較してみる。

XT660Z 2011 11D8

XT660Z 2013 2BD3

写真で見る限り変更はない。部品単位で見ても大して変わっていないことがわかった。このモデルコードの変更は何故だろうかと調べてみると、XT660Z はヤマハのスペイン工場で生産していた。しかし、2012年にスペイン工場が閉鎖することとなり、MBK 工場に移管したことによりモデルコードが 2BD となった。そんな背景があったようである。

明日は XT660Z のカラー一覧の予定。