今日はトリッカー TRICKER XG250 の話。現在は、日本向けのみ作られていて、他に日本向けのみの機種は 250cc クラスだと MAXAM がある。
現在は日本向けのみなのだけど、2005年にトライアルが盛んなヨーロッパで発売していた。よほど売れなかったのか敢えなく1年で発売終了してしまう。
モデルコードは 5XT で、ヨーロッパ向けは 4D6 となっている。販売国が少ないので、今日は写真付きの一覧を。モデル名は全て XG250 になる。
code year |
photo |
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5XT1 2004 |
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4D61 2005 |
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4D62 2005 |
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5XT2 2005 |
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5XT3 2005 |
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5XT4 2006 |
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5XT5 2006 |
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5XT6 2007 |
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5XT7 2007 |
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5XT8 2008 |
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5XT9 2008 |
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5XTA 2010 |
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5XTB 2014 |
ヨーロッパ向けとの装備の違いを見てみると、まず目に付くのがリアフェンダー周り。日本向けのナンバーの角度ではヨーロッパの法規に引っかかるのか、角度が垂直に近いものに変わっている。それと、ヘッドライトも大きくなっている。
日本向け 5XT3 |
ヨーロッパ向け 4D62 |
パーツカタログを眺めてみると、他にもヨーロッパ向けのミラーは DT125RE のものとなっていたり、クラッチの構成も北米向け XT250 と同じ構成になっている。
ヨーロッパ向けのヘッドライトは一回り大きいので、良さそうな感じはする。ヘッドライトアッシーが 4D6-H4300-00 で、交換するにはステー 4D6-F3174-00 も必要となる。しかし、交換するにはいくつか問題がある。まず、ヨーロッパ向けは英国では発売されていない。つまり、ヘッドライトのレンズは右側通行向けにカットされているだろうということ。他にもバルブのワット数は同じだけど、ヨーロッパ向けのバルブが何なのか調べてもわからない。日本向けは H4u だから H4 も使えて便利なのに、わざわざヘッドライトを変えて不便になるのも納得いかない。高いお金をかけてヨーロッパから詳細不明の純正部品を輸入するぐらいだったら、汎用品を使うのが得策でしょう。