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RZ125のカラー

今日は RZ125 のカラーについてを。1980年代なので確認が色々と大変なのだが、1970年代のことを思うと、まだ楽と言うか。

RZ125 1982 13W
RZ125 13W

RZ125 は日本国内では RZ シリーズの最後として発売された。日本国内ではと限定したのは、RZ125 発売後に国外向け RZ500 が1984年に発売されている。RZ500 は RZV500R の海外版である。


RZ125 は1982年に発売され、1985年モデルまで毎年2色づつ発売されたので、合計8カラーが販売されていた。1985年モデルでは YPVS を装備し、フロントホイールサイズも小さくなったり、セパレートハンドルを採用したりと、かなりの変更があった。その RZ125 のカラー一覧を。

code year photo
13W 1982 CANDY BLUE
RZ125 13W A


CLEAN WHITE
RZ125 13W B
33X 1983 CHAPPY RED / WHITE
RZ125 33X 1983 A


NEW YAMAHA BLACK / WHITE
RZ125 33X 1983 B
33X 1984 CHAPPY RED / WHITE
RZ125 33X 1984 A


COOL BLUE / WHITE
RZ125 33X 1984 B
1GV 1985 WHITE / CHAPPY RED
RZ125 1GV A


WHITE / COOL BLUE
RZ125 1GV B

問題は RD125 LC である。パーツカタログが揃っていないので、どこ向けなのか判断できないのである。例えば、1985年と1986年のカラーで見てみると。

A.
RD125LC 2HK
B.
RD125LC 1985
C.
RD125LC 1985
D.
RD125LC 1986 width=

まず、A. は UK 向けと思われる。これは YPVS が装着されていないことから判断できる。ただし、リアフェンダーの形状についてパーツカタログでは異なっている。販売カタログではこの形状なので、間違いないとは思うが、他の国向けの可能性もなくはない。
UK で YPVS が外されていたのは、UK での Learner 免許の馬力上限が 12BHP だったため。Learner より上の免許をターゲットとすると、販売数が伸びないという判断だったのでしょう。制限があって YPVS を付けたところで馬力を上げられないのでただの重りになり、コストもあがるために装備されなかった。

B. と C. の違いはスイングアームが黒色塗装されているかどうかである。手元のいくつかのパーツカタログでは、黒色塗装されていないモデルがどこ向けなのか確認できなかった。web 上で見かける販売カタログでも確認できないので、C. は完全に不明である。

D. はホイールの色がゴールドになっているので、1985年のモデルではなく、1986年モデルとわかる。リアフェンダーが長いものなので、スイス向けかフィンランド向けではないかと。スウェーデン向けはさらにマッドフラップが付くようである。

という具合で、はっきりとしなかったりする。しかし、年によってカラーリングに共通性があるので、なんとなくの RD125LC のカラー一覧を。

name year photo
RD125LC 1982 CANDY BLUE
RD125LC 1982 A


CLEAN WHITE
RD125LC 1982 B
RD125LC 1984 CHAPPY RED
RD125LC 1984 A


CLEAN WHITE
RD125LC 1984 B


YAMAHA BLACK
RD125LC 1984 C
RD125LC 1985 CLEAN WHITE
RD125LC 1985 A


NEW YAMAHA BLACK
RD125LC 1985 B
RD125LC 1986 WHITE / CHAPPY RED
RD125LC 1986 A


NEW YAMAHA BLACK
RD125LC 1986 B


WHITE / FRENCH BLUE
RD125LC 1986 C

最初に書いたように、1980年代初めでこの感じなので、1970年代になるともうお手上げである。なので、RD125 のことは書けず仕舞いかもしれない。

RZ125の年式

今日は RZ125 の年式についてを。あっさり終わってしまうので、ほぼ同じ車体構成の RD125LC についても触れようかと。

RZ125 1982 13W
RZ125 13W

RZ125 は日本向けのみのモデルで、1982年に発売された。同様に海外版である RD125LC もヨーロッパで1982年に発売された。


日本向けで考えるとすると、RD125 から RZ125 になったのは水冷エンジンになったという理由からで、RZ の冠は水冷を意味するところになる。まずは、その RZ125 の年式一覧を。

code name year country remarks
13W RZ125 1982 日本
33X RZ125S 1983 日本
33X RZ125S 1984 日本
1GV RZ125 1985 日本

日本向けは RZ125 であったが、海外では RD125LC として発売されたので、続けて RD125LC の年式一覧を。空冷の RD125 を入れてしてしまうと、1970年代前半まで入ってきて、ちょっと追えない感じなので、空冷の RD125 は見なかったことに。

code name year country remarks
10W RD125LC 1982 欧州
11Y RD125LC 1982 西ドイツ
12A RD125LC 1982 UK
10W RD125LC 1984 欧州
12A RD125LC 1984 UK
46W RD125LC 1984 スイス
1GL RD125LC 1985 ベルギー、フランス、
デンマーク、ギリシャ
1GM RD125LC 1985 UK
1GU RD125LC 1985 スイス
1GW RD125LC 1985 フランス
1GX RD125LC 1985 フィンランド、
スゥエーデン
1GU RD125LC 1986 スイス
2HK RD125LC 1986 UK

色が付いている部分については、2つ以上の資料と車両の確認ができたもの。色がない部分については、2つ以上の資料でのみ確認したもの。古いのと欧州向けなのとで、だいぶ曖昧さが残ってしまった。

欧州向けと日本向けを写真で比較してみる。日本向けでは1984年と1985年の RZ125 で見てみる。

RD125LC 1986 1GU (スイス)
RD125LC 1GU
RZ125 1984 33X (日本)
RZ125 33X
RZ125 1985 1GV (日本)
RZ125 1GV

RD125LC はアンダーカウルが付いているので、見てすぐに判別できる。さらに、シートにベルトが無かったり、リアフェンダーの長さが違っていたりするが、基本構成は同じである。

次回は RZ125 のカラーについてを。RD125LC を入れると大変そうなので、RD125LC は除外するかも。