TDR に現を抜かしていた頃、ヤマハでは9モデルの生産終了を発表した。意外と衝撃的に受け止められているようだけど、ほとんどは予想されていたモデルだった感じ。
SR400 2017 B0H1 |
今回生産終了となったモデルは、現在国内でのみ発売されているモデルがほとんど。特に 50cc と 400cc は世界的にメインストリームに乗ってこない排気量なので、どうしても生産が厳しくなってしまう。
マグザムとトリッカーは一時期海外でも発売されていたものの、売れ行きが芳しくなかったためか、海外では発売中止になってしまったモデル。XVS400 のドラッグスター400・ドラッグスタークラシック400は、元から日本専売モデル。
XVS400 2017 35CD [Dragstar Classic 400] |
VOX も海外向けモデルを発売していたが、発売中止になったモデル。つまり、現在は日本のみでの発売ということ。マグザム、トリッカー、ドラッグスター400、ドラッグスタークラシック400、VOX デラックスは予想通りといったところ。
XF50 2016 BB11 [VOX Deluxe] |
アクシストリートは後継のアクシス Z が出たところ。BW’S は単純に売り上げが少なかったのでしょう。
XC125E 2017 41D6 [AXIS Treet] |
問題はセローと SR400 の2モデル。SR400 は微妙なところだけど、セローの生産中止は一時的なもので、後継のモデルを出してくるでしょう。セローと名は付いていないものの、XT250 として海外で売られているので、XT250 として生産量はそこそこあるし。
XT250 2017 B1H1 [SEROW] |
SR400 は良くも悪くもレジェンダリーモデルとなっているので、個人的には再発売して欲しいところもあるが、海外での売り上げ次第のような気がする。
来年、ヤマハは 50cc のモデルをホンダから供給してもらう予定である。そうなってしまうと、カワサキのように小排気量をあまり扱わない会社になってしまうことになる。なんだか寂しい話となってしまうが、時代は動き世界は回る、といったところなのでしょう。今のうちに Vino でも買ってしまおうかな、と少し考えてしまった。