TZR125の比較3

今日は TZR125 のヨーロッパ向けについて比較してみようかと。ヨーロッパ向けは日本向けと違い、独自の進化をしていた。

TZR125 1989 3PA1
TZR125 3PA1

イタリアのベルガルダ製モデルについては手元の情報が多くはないので、未だ詳細がわからない部分もあるが、その他のヨーロッパ向けについてはある程度情報があるので、そこを中心に。


まずは、情報が少ないイタリアのベルガルダ製 4DL のモデルコードについて、各販売名との対比を。

code year name
4DL1 1992 TZR125R
4DL2 1992 TZR125R SPORT PRODUCTION
4DL3 1994 TZR125RR

これ以外に RED ROCKET と名付けられた Marlboro カラーが存在していたようなのだけど、詳細は不明である。

日本からヨーロッパに輸出されていた TZR125 は、1993年に大きなモデルチェンジをしており、フレームから外装から一新され、装備面でもセパレートシートに倒立フォークへと変更された。カウリングやフレームは TZR250 から流用だったため、ぱっと見て TZR250 と区別するのが難しいぐらい。モデルチェンジ前の1992年 3PB4 と、モデルチェンジ後の1993年 4JB1 と、1993年の TZR250R とを比較してみる。

TZR125 1992 3PB4
TZR125 3PB4
TZR125 1993 4JB1
TZR125 4JB1
TZR250R 1993 3XV6
TZR250 3XV6

モデルチェンジ後の TZR125 と TZR250R を区別するには、マフラーとスイングアームを見て判断するのがわかりやすいようである。上記の3モデルについて、スペックも比較してみる。

code 3PB4 4JB1 3XV6
モデル名 TZR125 TZR125 TZR250R
1992 1993 1993
全長 2025 mm 2015 mm 1960 mm
全幅 695 mm 730 mm 680 mm
全高 1005 mm 1105 mm 1075 mm
軸間距離 1340 mm 1370 mm 1340 mm
最小回転半径 2600 mm 3100 mm 3100 mm
装備重量 121 kg 136 kg 146 kg
ボア×ストローク 56.4 × 50.0 56.0 × 50.7 56.0 × 50.7
燃料容量 12.0 L 15.0 L 15.0 L
圧縮比 5.9 : 1 6.2 : 1 7.5 : 1
キャブレタ VM26SS TM28SS TM28SS
前タイヤ 90/80-17 TL 110/70-17 TL 151/70-17 TL
後タイヤ 100/90-18 TL 140/70-17 TL 150/60-17 TL
前ブレーキ 267mm ディスク 282mm ディスク 282mm ディスク
後ブレーキ 210 mm ディスク 210 mm ディスク 210 mm ディスク

こうやってみると、モデルチェンジ後の TZR125 も凄いけど、TZR250R はさらに上を行く存在だということがわかる。この流れで、各年のカラーも比較しようかと思ったが、少し長くなってしまったので、次回にすることに。

TZR125の比較2

今日は TZR125 の日本向けの比較をしようかと。そのついでに、カラー一覧も入れて。

TZR125 1988 2UT
TZR125 2UT

日本向け TZR125 は基本的にフルカウルモデルではなく、フルカウルなのは1988年に500台限定で発売された 2UT のみ。その代わりと言っては少しおかしいが、ヨーロッパ向けのフルカウルのモデルが輸入されていたりして、入手しようと思えばできる状態ではあった。


年式の比較をするため、各年式の写真を。いつものカラー一覧のようになってしまっているが。

code year photo
2RM 1987 WHITE
TZR125 2RM A


FARAWAY BLUE
TZR125 2RM B
2UT 1988 WHITE
TZR125 2UT A
3TY1 1990 SILKY WHITE
TZR125 3TY1 A


NEW BLACK BLUE
TZR125 3TY1 B
3TY2 1992 SILKY WHITE
TZR125 3TY2 A
3TY4 1994 BLUISH WHITE COCKTAIL 1
TZR125 3TY4 A

基本的にフレームやエンジン周りは共通である。写真を見るとわかるが、1990年の 3TY になったタイミングで、
・ホイールの変更
・フロントタイヤサイズの変更
・フロントのブレーキディスクを 267mm に変更
・前後チューブレスタイヤに変更
・リアブレーキをディスクに変更
・ウィンカーの変更
とそこそこの変更が入っている。

1992年の 3TY2 になったときには、常時点灯の義務化に伴い電気系の変更が入っている。さらにメーター周りとスイッチ周りの変更も行われている。

エンジン周りは共通なので、車体情報などを中心にスペックを比較してみる。

code 2RM 2UT 3TY1 3TY2 3TY4
1987 1988 1990 1992 1994
全長 2020 mm 2025 mm
全幅 695 mm
全高 1005 mm 1100 mm 1005 mm
軸間距離 1350 mm 1345 mm
最小回転半径 2600 mm 3000 mm 2600 mm
装備重量 120 kg 124 kg 121 kg
前タイヤ 90/90-16 WT 90/80-17 TL
後タイヤ 100/90-18 WT 100/90-18 TL
前ブレーキ 245mm ディスク 267mm ディスク
後ブレーキ 130 mm ドラム 210 mm ディスク

2UT では、フルカウルにしたために最小回転半径がだいぶ大きくなっている。そして重量が 4kg 増えているので、その重量はカウルの分ということになる。

次回はヨーロッパ向けの比較をしようか、どうしようか。