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ちょっと時間が空いてしまったが、今日は YL50 [BJ] のカラーについて。調べてみると、こんなにカラーバリエーションがあったのかと驚かされた。
YL50 2004 5XN1 [BJ] |
この YL50 [BJ] 発売の陰に HONDA TODAY の成功があり、価格帯が最安となる位置付けのモデルとしての発売であった。1990年代始めの SH50 MINT 対 HONDA PAL の再現のようにも見えた。
カラーバリエーションが多い=売り上げ台数が多い、という単純式があって、この式から考えるとかなりの売り上げがあったことになる。2004年の 5XN1 と 5XN2 ではリコールが出ているために販売台数がわかっており、合わせて5万6000台とやはり単純式の通りになっている。その YL50 [BJ] のカラー一覧を。
code | year | photo |
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5XN1 | 2004 | BLACK 2 FAIRY SILVER WHITE METALLIC 1 DARK VIOLET METALLIC A LIGHT GRAY METALLIC K PALE MAGENTA METALLIC LIGHT GRAYISH BLUE METALLIC 8 PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1 |
5XN2 | 2004 | BLACK METALLIC X FAIRY SILVER WHITE METALLIC 1 DARK VIOLET METALLIC A LIGHT GRAY METALLIC K PALE MAGENTA METALLIC LIGHT GRAYISH BLUE METALLIC 8 PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1 |
5XN3 | 2005 | FAIRY SILVER BLACK METALLIC X NEW PEARL WHITE LIGHT GRAY METALLIC K VIVID ORANGE SOLID 2 PALE MAGENTA METALLIC PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1 DARK PURPLISH BLUE METALLIC B |
5XN4 | 2006 | |
5XN5 | 2006 | FAIRY SILVER BLACK METALLIC X NEW PEARL WHITE DARK PURPLISH BLUE METALLIC B DULL RED METALLIC D LIGHT GRAY METALLIC K VIVID ORANGE SOLID 2 PLAE PURPLISH BLUE METALLIC 1 |
5XN6 | 2007 |
2004年に 5XN1 と 5XN2 のモデルが2つ発売されている。地味に BL2 から SMX へと色の変更があったが、それ以外に AI システムの搭載の変更が入っている。AI システム搭載の影響で、インテークマニホールド、キャブレター、ウェイトローラー、クラッチにも変更があり、CDI も更新が入った。
排出ガス規制ではないタイミングで AI システムが入ったのは珍しく、結果的に AI システムが無かったことで走行とのバランスがうまく取れなかったのかと想像してしまう。エンジン周りで変更されたところを中心に抜き出してみる。
code | 5XN1 | 5XN2 |
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年式 | 2004 | 2004 |
一次減速比 | 48/13 (3.692) | 48/13 (3.692) |
変速比 | 2.058-0.849 : 1 | 2.183-0.896 : 1 |
二次減速比 | 42/13 (3.231) | 42/13 (3.231) |
アイドリング回転数 | 1300~1800 rpm | 1700~1900 rpm |
クラッチイン回転数 | 3000~3400 rpm | 3300~3700 rpm |
メインジェット | #68 | #70 |
メインエアジェット | 1.2 | 2.0 |
パイロットジェット | #44 | #43 |
スタータージェット | #50 | #43 |
スペックだけを見ると高回転型になり、燃費が悪くなったと予想できる。排出ガス規制により、他のモデルも含めて2サイクルエンジンを搭載したモデルは2007年が最終年となる。BJ は4サイクルモデルでの後継機種は発売されず、非常に短い期間のモデルとなった。