少し空いてしまったけど、今日は XVS250 の日本向けカラーについてを。と思ったけど、ヨーロッパ向けのカラー数が少ないので、ヨーロッパ向けのカラーも一緒に。

XVS250 2006 5KRG [Dragstar]

XVS250 では XVS400 のようにリジット風スイングアームや、シャフトドライブを採用しておらず特徴が少し乏しい印象もあるものの、ベーシックという位置から初心者に優しいモデルであった。特に背の高くない人には、候補の前の方にあがっていた。

そんな XVS250 のカラーのうち、まずは日本向けカラーの一覧を。

code	year	photo
5KR1	2000	BLACK 2 LIGHT YELLOWISH GRAY METALLIC 9
5KR4	2001	BLACK 2 SILKY WHITE
5KR7	2002	BLACK 2 NEW PEARL WHITE
5KRB	2004	BLACK 2 NEW PEARL WHITE
5KRD	2005	BLACK 2 NEW PEARL WHITE
5KRF	2006	BLACK METALLIC X BLUISH WHITE COCKTAIL 1
5KRG	2006	YAMAHA BLACK
5KRJ	2007	BLACK METALLIC X BLUISH WHITE COCKTAIL 1 DARK VIOLET METALLIC A
19D1	2008	BLACK METALLIC X NEW PEARL WHITE
19D2	2008	VERY DARK ORANGE METALLIC 1
19D3	2011	NEW PEARL WHITE
19D4	2011	BLACK METALLIC X
19D5	2012	NEW WHITE
19D6	2013	DEEP RED METALLIC K
19D7	2015	MAT GRAY METALLIC 3
19D8	2016	BLUISH WHITE PEARL 1
19D9	2017	BLUISH WHITE PEARL 1
19DA	2017	MAT GRAY METALLIC 3
19DB	2017	DEEP RED METALLIC K

日本での XVS250 ドラッグスターは、日本のモデル年式が厳格ではないため、例えば2013年 19D6 の DEEP RED METALLIC K は2016年まで継続発売されていた。「平成28年排出ガス規制」で継続生産車は2017年の9月以降に規制の対象となったが、2017年のモデルはその前に改めて登録したもので、その前の年式と変更はない。そのため、先の例の 19D6 は、モデルコードの変更があったものの2017年まで発売されていたことになる。

続けてヨーロッパ向けのカラー一覧を。

code	year	photo
5KR2	2001	BLACK 2 DARK PURPLISH RED COCKTAIL 3
5KR5	2002	BLACK 2 VIVID RED COCKTAIL 7
5KR9	2004	BLACK METALLIC X VIVID RED COCKTAIL 7

XVS250 の写真とスペックを眺めたが、他のモデルではウィンカーなりキャブレターのセッティングなりが変更されることが常であるのだけれど、XVS250 では珍しく日本向けとヨーロッパ向けでほとんど同じであり、違いはないと言っても良いぐらいであった。比較にはならないけど、日本向けとヨーロッパ向けとオーストラリア向けの写真を並べてみる。

XVS250 2000 5KR1 (日本)

XVS250 2001 5KR2 (ヨーロッパ)

XVS250 2001 5KR3 (オーストラリア)

オーストラリア向けはタンクに V-STAR のロゴがあるため、見分けることが簡単である。

台風が近づいて、今年の8耐は荒れそうな予感がする。荒れても、荒れなくても TECH21 カラーが本選を走る姿を楽しみにしながら。

今日は2017年モデルが最後になってしまった XVS250 の年式についてを。その前に、今年はヤマハが8耐で TECH21 カラーを走らせる。

30年ぶりの TECH21 カラーで、見ただけで感動が蘇ってくる。それにしても、資生堂もよく許可してくれたなという感じ。

話を XVS250 に戻して。XVS250 は日本、ヨーロッパ、オーストラリアで発売され、日本とヨーロッパでは Dragstar という販売名で、オーストラリアでは V-STAR という販売名で発売されていた。

XVS250 2012 19D5 [Dragstar]

XVS250 は XVS400 から遅れること4年、2000年に発売された。日本やヨーロッパでは XV250 Virago と入れ替わる形となったが、日本では既にアメリカンスタイルのブームが落ちていた状態で、TW やビッグスクーターが街で溢れる様相だった。そういう意味では、タイミングが悪かったモデルである。

排出ガス規制や売り上げ台数減により2017年に発売終了となり、復活の兆しも見えない。北米やオーストラリアでは、前のモデルの XV250 が継続発売されている現状を見ると、復活するとしたら XV250 の方なのかもしれない。
その XVS250 の年式一覧を。

オーストラリアでは XV250 と併売されていたが、2009年以降は XV250 のみ発売となっている。ヨーロッパではフレームが共通な XVS125 が同時期に発売されており、どちらも2004年モデルが最終となっている。

XVS125 2000 5JX1

XVS250 2000 5KR1

XVS250 のパーツカタログを見るとわかるように、主要な部分などに XVS125 (5JX) のパーツが散見できる。このことから、XVS125 と XVS250 は同時開発であったものの、XVS125 が先行開発されていたことがわかる。言い方を変えると、ヨーロッパの免許制度が違っていたら XVS250 が発売されずに XV250 が継続発売されていたかもしれないということ。意外と発売が危ういモデルだった。

次回は日本向け XVS250 のカラー一覧の予定。