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前回の続きで、今日は SRV250 のカラーについて。
SRV250 1997 4DN6 |
スタイリングをよく見てみると、特にルネッサでは今でも充分通用しそうなデザインのように思える。時代と言うかタイミングが悪かったのかもしれない。
1996年のマイナーチェンジでスタイリングもカラーリングも全く異なるものとなった。この変更をモデルチェンジと呼びたいところなのだけど、モデルコードが引き続き使われていることから、あえてマイナーチェンジと呼ぶことにする。その SRV250 のカラー一覧を。
code | year | photo |
---|---|---|
4DN1 | 1992 | EMPRESS MAROON DARK PURPLISH BLUE METALLIC 2 DARK CYAN METALLIC 2 |
4DN2 | 1993 | EMPRESS MAROON DARK PURPLISH BLUE METALLIC 2 VERY DARK BLUE METALLIC 3 |
4DN3 | 1993 | BLUISH BLACK EMPRESS MAROON |
4DN4 | 1993 | VERY DARK BLUE METALLIC 3 |
4RK1 | 1995 | DARK CYAN METALLIC 2 EMPRESS MAROON |
4DN5 | 1996 | ORANGE COCKTAIL 1 SALT LAKE SILVER |
4DN6 | 1997 | ORANGE COCKTAIL 1 SALT LAKE SILVER |
4RK3 | 1997 | ORANGE COCKTAIL 1 SALT LAKE SILVER |
マイナーチェンジをしてルネッサの発売になった際、カラーオーダーシステムで注文できるようになった。新車時に注文し3週間で仕上がるというシステムで、実際には株式会社ワイ・イー・シー(現、ヤマハモーターエンジニアリング株式会社)の扱いで行われた。
ルネッサ カラーオーダーシステム |
オーダーできた色は、
A ビビッドオレンジメタリック2
B ブラック2
C ベリーダークマゼンタカクテル1
D ダークシアンカクテル2
E ニューパールホワイト
F パープリッシュブルーメタリック7
G ヒートレッド
H カメリアグリーン
I グレイッシュシアンカクテル1
J ボーダーブラウン
の全10色であった。
せっかくなので、日本向けとオセアニア向けを比較してみる。1996年の日本向け SRV250 4DN5 ルネッサと、1997年のオセアニア向け SRV250 4RK3 を比較してみると、オセアニア向けの装備として、センタースタンドが標準で付いている。さらに、ウィンカーの違いがあり、テールランプはマイナーチェンジ以前の SRV250 のものを採用している。
SRV250 1996 4DN5 日本 |
SRV250 1997 4RK3 オセアニア |
ちょっと写真ではわかり辛いところで、日本では1998年から常時点灯が義務付けられたが、日本向け SRV250 ではそれ以前の発売のためライトスイッチが付いている。オーストラリアでは当時既に常時点灯が義務化されていたたため、オセアニア向けでは常時点灯となっている。
ルネッサが出た頃は自分がスペックモンキーというか諸元表ありきのバイク評価をしていたのでルネッサを歯牙にもかけていませんでした、もったいない。
この路線で生き残ったのはエストレヤだけですかね、SWー1とかも今見ると良く見えます、売れなかったっぽいけど。
そうなんですよね。十数年後からあのモデルは良かったと思ってしまったりして、良くも悪くもタイミングが悪かったと感じます。逆に言うと、自分の感性が流されていたのかと疑ってしまって複雑な気分になったりします。ルネッサは是非とも復活して欲しいモデルの1つです。