7時前にキャンプ場を出て、草千里ヶ浜に行ってみた。 人はほとんどいないくて、涼しい空気が流れていた。 馬ってちゃんと放牧されているんだね。 よく見ると、胴に名前がペイントされていて間抜けだったけど。
人が少ないので、歩道を少し押して、写真を撮る。 写真を撮るときは、タオル取れば良かったと反省。 生活感が出ちゃってるな。
一度キャンプ場に戻り、二百十日の舞台に行ってみることに。 二百十日は夏目漱石の短編小説。 と偉そうに書いたけど、昨日知った。 帰ったら読んでみようかな。 そう言えば、旅行中に買った草枕はまだ読んでない。
石碑があるらしいので行ってみるが、道がどこだかわからないぐらいの状態。 いまどき夏目漱石は流行らないのかね。 朝露に濡れながら、草の中を進む。
しばらく歩くと、石碑を発見。 雑草の中に埋もれていて、あと1ヶ月もすれば見えなくなりそうなぐらい。 夏休み前には、草刈りするのかな。
後から調べると、この奥にもう1箇所石碑があるみたい。 せっかくだから行けば良かった。
阿蘇の街を抜けて、大観峰に来た。 雲が出ていて、眺望はそれほどでもないけど、阿蘇の街が一望できる。 歩く分には雲が出ていたほうがありがたい。
9時前だというのに、駐輪場には単車がいっぱい。 どんな車種が多いのだろうとか、結構な率でヘルメットを置きっぱなしにしているな、 なんて思いながらぐるっと見て回る。
手野の名水で水を補充して、少し一休み。 水はおいしかったけど、人が少ない。 日曜なので、水汲みの人の行列かもなと心配していたけど、そんなことはなく。 隠れた名水なのかもしれない。
林道山田線の標識を見つけた。 距離が短いし、舗装されているし、面白そうなので、行ってみることにする。
しかし、少し行くと、とてもオンロードの単車で走るような状態じゃなくなった。 道路には土に帰ろうとしているし、小川越えとかあるし。 1キロも行かずに引き返すことにした。
やまなみハイウェイに入って、城山展望所に。 この先に進んだら、結構な雨が降ってきたので、急いで引き返した。
3連休の真ん中とあって、色々な集団に出会う。 モンキーの集団や、HD の集団、MR2 の集団など。 写真は日産サニー集団かな。 と言っても、ポルシェとかメルセデスが混ざってるけど。
15分ぐらい待って、やまなみハイウェイ北上を再開。 結局雨は5分ぐらいの小雨で済んだ。 この旅でまだレインウェアを着ていないので、なんとしても家に帰るまでに着ないでいようかと。
大分県に入る頃には少し晴れてきた。 やまなみハイウェイは、九州に住んでいた人が走ると気持ちが良いよ、と勧めてくれた道。 確かに晴れていれば、気持ちが良い。
その昔は、やまなみハイウェイも有料だったらしい。 夜中は料金所に人がいなかったり、うまいこと料金所をすり抜ける道があったという噂だけど。
牧ノ戸峠の駐車場は、既に車でいっぱい。 どうやらここからくじゅう連山の登れるみたい。 何で「くじゅう」は九重と書かず、平仮名かと聞いてみたら、久住とも書けるので、 どちらとも取れるように「くじゅう」なんだと。
手っ取り早く登れる黒岩山(1502m)があったので、登ってみることにした。
登山道は途中まで余裕。 後半は結構険しい上り坂が続いた。 二上山の反省から、ヘルメットは単車のところに置いてきたのは正解だった。
黒岩山の山頂に到着。 途中、山頂の場所を間違えて、まだ先があることに気が付いたりしたのだけど、 それでも30分ぐらいで登れた。
山の下には地熱発電所が見えた。 日本で最も発電量がある地熱発電所らしい。 そう言えば、山川の砂むし温泉の近くにも、地熱発電所があったな。
農家レストラン「べべんこ」に行ってみた。 農家レストランなので、野菜たっぷりのメニューを期待していたが、 牛肉のメニューがほとんど。
エネルギー効率から考えて、あまり牛肉を食べたくないので、鳥天定食を食べてみた。 ポン酢であっさりと、と思ったけど鳥天に結構味が付いているので、ご飯片手に食べる。
外は小雨が降ったりしてきた。
九重"夢"大吊橋に行ってみた。 通行料が500円。 微妙に高い気がしたし、観光用の吊り橋というのにちょっと違和感もあったし、 何よりも観光客でいっぱいだったので、遠くから眺めるだけにした。
やまなみハイウェイは、天気が雨が降ったり、晴れたりという天気だったが、 湯布院に近くなるにつれて霧が出てきたり小雨が降ってきたりした。 7月半ばも過ぎているのに、少し肌寒いぐらい。
湯布院近くに入って、岩下コレクションに行く。 1階は古いレトロな雰囲気のものが展示。 2階は単車の展示で、こっちを見たくてやってきた。
1階は適当にまわって、2階に向かう。
UK やニュージーランドで結構古い単車を見てきているので、あまり期待をしていなかった。 古いと言えば、BSA, Triumph, Norton, AJS なんかが代表格で、戦前のものはそんなラインナップかな、なんて思っていた。 しかし、そこはやはり日本。 上記の会社のものもあったりするが、みづほとか、陸王とか、メグロ、宮田の単車がある。 さすがに海外じゃ見られない車種というか会社だな、と良い意味で期待を裏切ってくれた。 あえて言うとすると、倉庫に眠っている機種もあるらしいので、全部見せて欲しい。
アルバムに貼る用の写真を撮ってくれるので、入り口で撮ってもらい、由布院の市街に向かう。
由布岳がずっと見えているが、頂上は雲が掛かっていて見えない。 午前中は時々見えていたらしいのだけど、何とか雲が晴れてくれないかな。
湯布院温泉観光協会に行ってみた。 あれ?こんな感じだったっけ? 風のハルカで見たときは、もっと大きいと思ってたけど。
ここで観光地図なんかをもらって、どこに行こうか考える。
風のハルカで出てきた夢想園の露天温泉に行こうかと思ったけど、入浴は15時までみたいだから、 観光協会の横にある温泉に入る。 タイミングよく人が居なかったので、写真を撮ってみた。
聞いた話によると。 風のハルカの作家の方が、湯布院で今日結婚式だったらしく、 村川絵梨が湯布院に来ているのだとか。 さらに木村佳乃さんと旦那さんの東山紀之さんも来ているとか、なんとか。
湯布院の町中で、馬車が走っていた。 結構な交通量があるのに、のんびり走っている姿がなんとものどか。 そう言えば、「風のハルカ」で映ってたのを見たような気がしてきた。 違うところで見たのかもしれないけど。
ぐるっと由布岳を回って、湧き水ある霧嶋神社(男能濃松神社)に行く。 ここの立て札には、 「水を汲む方にお願い ごさい銭は百円以上お願いします。」とあった。 水を大量に汲む人がいるので仕方がないのかもしれないけど、なんだかなって思って。 別に悪い訳じゃないけど、神社に来るまでに「名水無料」みたいな看板があったので、 ちょっと騙されたような気分になるんだよね。
せっかくおいしい水だったのに、という思いが少しあった。
宿は湯布院カントリーロードYHにした。 YH に着いて荷物を降ろすと、ざっと雨が降ってくる。 良いタイミングだったみたい。 雨は夜にはやんでいたけど、台風が来ているので油断できない。
今日の一言
いつも500mlのペットボトルを2本か3本持っている。 この中には湧き水を入れていて、この水が無くなる前には必ずどこかに湧き水がある。 日本には、どこにでも田んぼがあるし、湧き水も豊富だし、これが日本なんだなと、旅をしていてしみじみ思う。