2011 九州〜屋久島
2011年7月18日 逃嵐


天気:曇り
距離:160km
移動:湯布院〜船中(新門司)

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昨夜はそこそこ雨が降ったみたいで、路面は濡れていたが、雨はあがっていた。 YH の出発の洗礼を受けて出発。 追ってくる台風から少しでも早く逃げて、予定より1日早く帰ろうかと画策する。

湯布院カントリーロードYH

別府市街は通らず、国東半島にも入らず、北上して、宇佐市内に入る。
この WELCOME TO USA の看板に笑ってしまった。 全部大文字だし、意図的にやってるっぽい。

宇佐へ

宇佐は宇佐八幡が有名みたいなので、行ってみた。 全国の八幡宮の総本社らしく、敷地もかなり広く立派だった。 本殿は駐車場から10分ぐらい歩いた場所にある。

宇佐八幡

3つの本殿でお参りした。 晴れていたら、青い空、木の緑、鳥居や建物の朱と、色鮮やか色彩になるんだろうな、と想像して。 少し歩くので、曇っていた方が助かるのは助かるのだけど。

本殿前

参集殿前の池では、立派な蓮が花を開いていた。 青井阿蘇神社の蓮は白っぽかったけど、ここのはピンク色をしていた。 この花は古代蓮というものらしく、昔の種から育てられたものらしい。

蓮の花

10時を過ぎたので、フェリー会社に色々と電話をする。 明日の北九州→東京のフェリーだと、台風直撃のコースで、さらに台風と共に移動する感じにもなる。 欠航することが目に見えているので、今日中になんとかフェリーに乗ってしまおうかと。
どうやら、今日の北九州→東京の東九フェリーも欠航しそうなので、 瀬戸内海を航行して比較的波に強い関西行きフェリーに電話をして、今日の出欠と航路の時間を確認。

阪九フェリー 新門司→神戸 18:40発
阪九フェリー 新門司→泉大津 17:30発
名門大洋フェリー 新門司→大阪南港 16:50発
名門大洋フェリー 新門司→大阪南港 19:50発

値段は全て同じで、今のところ欠航しないそうである。 台風が追ってきている状況なので5分でも早く家に着きたいため、一番早い16:50発の大阪南港行きのフェリーを予約した。 あとは、急に欠航にならないことと、船が揺れないことを祈るばかり。

国道10号線を北九州方面に進み、中津市に入った。 中津市の看板には、微妙な福沢諭吉が描かれている。 聞いてみたら、福沢諭吉はこの地で生まれたらしい。

中津市の看板

福岡県に入る。 別府に寄れなかったので、その代わりにどこかの温泉に入ろうかな、と思い豊前温泉に行く。 豊前温泉天狗の湯に入ることに。

豊前温泉天狗の湯

駐車場に車はあったけど、お昼の時間だったためか、人が居なかった。 そんなに広くなかったけど、気持ちよいお湯で、のんびりできた。

湯船

道の駅豊前おこしかけでお昼ご飯を食べて、北に向かう。
海に浮かぶ北九州空港への道が気持ち良さそうだったので、行ってみることにした。 天気がいまいちだったので、気持ち良さはそんなになかったけど、良い感じの道だった。 空港で引き返す。

北九州空港

夜ご飯なんかを買って、出航1時間半前にフェリーターミナルへ。 小さいフェリーだったら揺れるので嫌だなと思っていたけど、そこそこの大きさのフェリーだった。 受付をして、乗船準備完了。

フェリー

3連休を九州でツーリングした人がそこそこいたみたいで、単車が10台以上搭載された。 出航1時間前に、単車の固定が完了。 台風の揺れに備えて、かなりがっちり固定していた。

固定

出航して揺れる前にフェリーのお風呂に入って、ゆっくりする。 ふと窓の外を見ると、夕焼けが出ていたので、急いで甲板に出てみた。 外はもの凄い風が吹いていて、甲板に出る扉に挟まれそうになった。

夕焼け

明日は5:30に大阪南港である。 近畿〜東海〜関東の地図を持ってきていないし、台風との戦いになりそうである。 ゆっくりできるなら、来島海峡大橋、瀬戸大橋、明石海峡大橋をくぐって航行するのを眺めていたいが、 戦いに備えて、とっとと寝ることにする。


今日の一言

四国を旅していたときは、八十八箇所を巡っていたせいもあるけど、お寺の多い島だなと思った。 九州では、神社と教会が多い島だな、と感じた。
長崎や熊本の海側では、ぽつぽつと歴史ある教会が存在しているし、 日本書紀や古事記での神話に出てくる高千穂周辺や、今日行った宇佐八幡では、神社が多くあったし。
宗教上での建物の違いが、九州と四国でこんなに大きいとは思っていなかったので、驚いた。


Tatsuyoshi 21st Project
by Tatsuyoshi