2011 九州〜屋久島
2011年7月16日 入口


天気:晴れ時々曇り
距離:195km
移動:高千穂〜阿蘇

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久しぶりに、人に作ってもらう朝食。 YH の朝食は、素敵な籠に載せられて出された。 何気ない食事かもしれないけど、こんな1つの工夫で素敵に見える。

朝食

今日はまず高千穂神社にお参り。 手水舎の柄杓が気持ちよいぐらい綺麗に並んでいた。 まさに、洗心という気持ちになる。

手水

本殿でお参りして。 今日から3連休なので、昼過ぎからこの辺りが混みそうな予感。 昨日行ったすぐそばのボートは、ゴールデンウィーク中5時間待ちとかあったらしい。 心配だったので、昨日のうちに高千穂峡を見たけど、 この時間だったらまだ大丈夫そう。

高千穂神社

移動して、天岩戸神社西本宮に。 既に近くの駐車場はいっぱいになっていた。 恐るべし、3連休である。

天岩戸神社西本宮

社務所で案内をお願いした。 5分ぐらい待って、神社の方の案内が。 この扉の前で、お払いを受けて遙拝する場所に向かう。
案内は無料なのだけど、この案内無しでは天岩戸が見られる場所に行けない。 そして、この先は撮影禁止の神聖な場所。

遙拝所前

出たところに神楽殿があった。 ここの彫り物が、ダイナミックな感じで見応えがあった。

天安河原へ

天安河原まで歩いていく。 陽射しが強いので、歩いていると汗が出てくる。 木陰がありがたく、川の水が涼しい。

岩戸川

川の水は澄んでいて、魚が泳いでいるのが見える。 足をちょっと付けたい気分だけど、神聖な場所なので。

太鼓岩から

天安河原に。 積まれている石の1つ1つに願いがあると思うと、それだけで気持ちが引き締まる。 話し合いをするにはぴったりの、自然の屋根付き広場だった。

天安河原

天岩戸神社東本宮に歩いていく。 思ったよりも距離があって、単車で移動すれば良かったと少し後悔。
天岩戸神社東本宮の方が落ち着いた雰囲気で、人も少ない。

天岩戸神社東本宮

木の根から湧き出る御神水という水を飲んでみた。 なんだか、神聖な味がする、ような気がした。

御神水

高千穂の街に戻り、国道325号線で阿蘇に向かう。
「トンネルの駅」と名付けられた高千穂観光物産館があった。 高千穂鉄道のために掘られたトンネルを利用し、焼酎の貯蔵庫にしているみたい。

トンネルの駅

中には焼酎の樽がずらっと並んでいて、焼酎の香りが充満していた。 涼しいし、ここで寝たら良い夢が見られそう。

トンネルの中

途中、速度取り締まりをやっていて、ひやっとしながら高森峠を抜けて南阿蘇に入る。
白川水源に行ってみたら、かなりの人。 中に入るのに協力金として100円取られるし(お金を払わないと入れてくれない)、綺麗な水なだけにがっかりした。 色々大変なのはわかるけどさ。

白川水源

お昼だし、お腹が減ったので高森に戻ったところにあった「だいこんや」で食べる。 有機野菜を使った料理で、「だいこんや定食」1380円を食べる。 品数があって、量もそこそこあり、おいしかったけど、少し高いかな。 1000円以内に収めたいのが希望だけど、有機野菜を育てる大変さを知っているので、なんとも言えないところ。

だいこんや定食

根子岳を時計回りに回ってみる。 日ノ尾峠越えになるのだが、この道は牧場の中を通る道。 道路に牛が寝ていたり、牛糞が落ちていたり。 日本で牧場内を道が通っているのは珍しいのじゃないかな。

牛と

峠に近づくと、少し道が荒れている。 舗装が悪いのではなく、小枝や落ち葉が堆積しているのである。 大雨が降ると道が川になるのでしょう。

日ノ尾峠への道

期待した日ノ尾峠からの眺めは、良いものではなかった。
宮地側に出て折り返し、国道265号線を走る。 青い空と、緑の草原と、気持ち良い風と。

国道265号線

交通量が多いけど、道幅は十分にあるコーナーが続く。 走っているライダーも多い。

コーナー

ぐるっと回って、県道111号線に入り、さらに阿蘇山公園道路を登る。 登っていくと植物は減り、活火山ということを思い出させる。 平行してロープウェイもあるけど、下の駐車場に車を置いて、歩いて登っている人も結構いた。

阿蘇山公園道路

着いたときは、黄色のシグナルが点いていて火口に近づくことができなかったのだけど、 10分ぐらいしたら通行止めのロープの前に人が集まってきた。 ガス濃度が下がったために、黄色から緑色に変わって、ロープが外された。 タイミングが良かった。

シグナル

先月20日までは火山活動が活発になったため、ロープウェイも阿蘇山公園道路も閉鎖になっていたぐらい、活動中の火山。 能天気な顔してみていたけど、水蒸気が吹き上がっていて、いつ噴火してもおかしくない山なんだよね。

火口

昔の火口がいくつかって、ダイナミックな景色が作られている。 自然の力、地球の力って凄いんだな、と感じさせる。

火口跡

阿蘇山公園道路を下りて、草千里ヶ浜に。 写真では何度も見て、一度来たかった場所。 もっと自由に馬が走り回っていると思ったけど、観光用の乗り馬になってるのね。

草千里ヶ浜

阿蘇側に下りていく。 牧場というか、草原がずっと広がっている。 この草原の中を、ファーム用のバイクで駆け回りたいな、なんて思ってしまう。
この県道111号線は、2000年まで阿蘇登山道路という有料道路だったみたいで、値段も高かったとか。 無料で走れるようになって、ありがたい。

草原

明日もなんとか晴れそうなので、今日もテント泊にした。 とりあえず設営して、阿蘇の町に買い出しに行く。 町中は HD の単車が多かったけど、イベントでもあるのかな。

テント

夕食を食べて、温泉に向かうついでに夕日を見に行く。 海の方に日が沈むという話を聞いたのだけど、水平線近くには雲が出てきていて見られなかった。

夕日を見に行く

温泉に向かう途中、交通誘導をされる。 どうやら何かのイベントの参加者に間違えられたようである。 これ何ですか?と聞くと easyrideon というイベントみたいで、少し寄ってみた。

聞くところによると、このイベントは福岡の加藤じゅんさんという人が主催したもので、 年に1回この牧場で行われているらしい。 結構な数の出店もしていて、夕方町中で多く見かけた HD の単車はこれに参加しているみたい。

easyrideon

このイベントに出展していた店で革製品を見ていたら、結構な時間になった。 急いで温泉に向かう。


今日の一言

九州には、桜島、霧島の新燃岳、阿蘇の中岳と、噴煙をあげて活動している火山が3つもある。 さらに20年近く前まで活動していた雲仙岳や、山川・くじゅうには地熱発電所があり、火山の島という感じである。
あの火山灰が降る中で生活するのも大変そうで、思いつくことだけでも、 洗濯物や洗車、車のエアクリーナ、窓ガラスの汚れといったものの対策が必要になる。 関東の人なんかは少し黄砂がやってきただけで大騒ぎするぐらいだから、 慣れとはいえ大変そうだな、と思う。 鹿児島で過ごすと、風向きとかが敏感になるかもしれないな。


Tatsuyoshi 21st Project
by Tatsuyoshi